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ここは江戸増上寺にほど近い屋敷町
立派な門構えの武家屋敷が連なる一角にその屋敷は在った、門に掲げられた表札には
「秋月」と記されている、しかしその名前の持つ重みはこの国の上層に位置する極一部の
人間のみが知るところである。
 長らく跡目を継ぐべき嫡男が家を飛び出していた事もあり、ひっそりと静まり返っていた
邸宅も一連の江戸をさわがせた怪事件の後は無事にその嫡男が帰還した事もあり、ようやく
人の住む賑わいを取り戻しつつある、といっても騒がしい理由はそれだけではないのだが・・

その秋月邸の奥まった一室、入り口の襖には「立入禁止」と墨書された紙が貼られている、
そこからは何やら妖気めいた物が立ちこめているのであった
「えーー・・とそしたら・・はじめよか」
玩具の散らかった部屋で文机の前に立ちそう切り出したのは上等の着物をどこか窮屈そうに
着ている少女ー真那であった、ここ最近は秋月邸をその元気さで騒がせながら家族や使用人達を
困らせながらも慕われている。
その元気な真那と(真由の)部屋に何故このような陰の気がたちこめているかと言うと・・・
「ああ・・龍斗さん・・どうしてあんな田舎ムスメに・・私のほうが胸だって大きいのに・・
ブツブツ・・・・そうよ、きっとあの人は騙されてるのよ・・・ブツブツ・・」
その発生源は藍であった、先ほどから、というか三日ほど前からこの状態で陰の気を撒き散らしている
「あの・・藍姉ちゃん・・ええか?」
どうしたものか困っている真那を見て、見かねたもう一人ー小鈴ーが助け舟を出す
「藍っ、ねえ大丈夫?、折角真那チャンが話があるって言うんだから・・・・」
「そうね・・・」
「そうそう、とりあえず聞かなきゃ」
「そうよ、あの女さえいなくなればっ!」
突然立ちあがって拳を振り上げる藍とそれを押さえようとする小鈴
「えーそれで今日はそれに関して極秘情報を入手したんやけどな・・・」
真那の言葉に二人の動きがぴたりと止まる
なにやら二人の前にもったいぶって紙を広げて見せた。
513 名前: 誰も書かないので@491 投稿日: 02/03/11 01:26 ID:GT54+F6r
「どうもひーちゃん達はしばらくここへ湯治に行くらしいで」
その言葉に更に部屋に立ちこめる怒気が膨れ上がる
「まあウチらが大騒ぎしたのが原因と・・このままじゃひーちゃんはとられてまう、そこでや」
「ど・・・どうするの真那チャン」
おずおずと聞く小鈴に
「決まってるやろ」
「で・・でもそんな、もうやっぱり二人に割りこむのは・・」
「なんや、小鈴ねえちゃん、ひーちゃんをとられてもええんか」
「う・・うんその・・」
「そうときまったら支度や支度!ひーちゃんは渡さへんで〜」
こうして3人の思惑を抱えたまま物語が始まる。

ところ変ってここは箱根の湯治宿,春の心地よい陽気の中、部屋の縁側に二つの影があった
縁側に正座している花音とそれに膝枕してもらっている龍斗である
花音は先端にボンボンのついた耳掻きで龍斗の耳掃除をしている
龍斗はといえばあまりの陽気にどうやら居眠りしてしまった様で、小さな寝息を立てていた
そんな龍斗の頭を撫でている花音は幸せそのものといった表情だった。



「ああっ・・龍斗さん・・きーっ!(ぎりぎりぎり)」
ここは龍斗たちの泊まっている宿から少し離れた別の宿の2階、遠眼鏡で龍斗たちを監視(?)
していた藍が唸る。
「ちょ・・ちょっと藍、ボクにも見せてよ!」
「藍ねーちゃんウチにも!」
しかしもはや藍はそれが耳に入っているのかいないのか遠眼鏡を離そうとしない
「それにしてもよくこんないい宿とれたね・・真那チャン・・」
「ふっふっふー、梅月のにーちゃんに頼んでなー」
いつのまにかちゃっかりと秋月家から手を回して宿を押さえていたのである、この3人の目的は
龍斗を我が物にする事ーのはずだったのだが藍はひとりで暴走し小鈴はそれに引きづられ、真那は
真那でなにごとか企んでいる・・というのが現状だった。
 藍が遠眼鏡を離そうとしないので小鈴は物干し場から伸び上がる様にして龍斗たちを覗きこむ
起きあがった龍斗が花音を抱え上げて立ちあがるのが見えた
「お風呂にでも入りに行くのかな・・・」
その言葉をきいた藍が発した怒気に小鈴は気を失いそうになった



花音は龍斗に抱えられたまま湯殿にやって来ていた、恥ずかしいからと断ろうとしたものの
あっという間に脱衣場で裸に剥かれてしまい湯殿に押し込まれる
「だれもいないか・・な」
そうおもって龍斗が安心した時
「ひーちゃああ〜〜ん!!」
歓声と共に湯気の向こうから誰かが飛びかかってきた、裸で
「ま、真那!??」
それは真那だった・・『というかここに来る事は皆には内緒にしてきたはずなのに
それよりいや梅月さんとこで暮らしてるからかなずいぶんきれいになったような
いやそれでも裸はさすがにまずいだろいろいろ』
とかいろいろな事を一瞬で考えて龍斗は鼻血を吹きそうになった
「にはは〜驚いた?藍ねーちゃんと小鈴ねーちゃんもいてるで〜」
真那は龍斗の首にぶら下がったまま無邪気に衝撃発言をする
その言葉にぎょっとして湯に浸かっている人影を見ると
「龍斗さん・・」
「ひーちゃん・・」
小鈴と藍は流石に恥ずかしそうに湯に顎まで浸かって恥ずかしそうにこちらに視線を向けている

とりあえずここで喧嘩をするわけにも行かず四人は並んで湯に浸かった、藍と真那が龍斗に近づこう
として牽制しあうのを横目で見ながら龍斗は花音が元気が無いのが気にかかっていた、
「やっぱり困るよな・・」
そう思いながら体を洗おうと湯から上がると花音がそれについてくる
「あ・・だんな様・・背中・・おらが・・」
紅くなっている花音をみて龍斗がそれを頼もうとした時、巨大な気が!!
「順番よ、じゅ・ん・ば・ん」
藍がすでに手拭にシャボンをつけて待ち構えている
龍斗はこれから起こる諍いを想像して頭が痛くなって来るのだった。



結局じゃんけんの結果最初は小鈴となった
「えへへ・・ボクが一番だね」
意気込む小鈴だが龍斗に裸身を見られる羞恥に顔は真っ赤になっている
「じゃあ・・」
シャボンを泡立てて背中をこする「・・・・・・」
「あ・・あのね、ひーちゃん、こういうの・・好き?」
むにゅ、という感触と共に石鹸の泡と柔らかい感触が背中に当たる
むにゅむにゅ・・
一同驚愕の中、小鈴は自分の胸にシャボンをつけ、龍斗の背中を洗っていく、
「ああっ・・んんっ・・なんか・・勃ってきちゃったよぉ・・」
背中にこすれる小鈴の桃色の乳首がコリコリとしこり、それが龍斗の背中を滑って行く
龍斗も時分の息子が反応するのに困り果てていたが小鈴はその比ではなかった
『あああんっ・・どうしておっぱいだけでこんなヘンになっちゃうなんてボク・・ひあっ・・!」
次の瞬間小鈴の体がビクビクと痙攣する
そんな小鈴を見て真那が飛び出した
「次はウチのばんやで〜へへ〜ひーちゃんっ」


                  以下次号!!