「ああ、いつ見ても素晴らしいですわ。」
雛乃は仰向けに寝ている紫暮の上に重なったまま、そうつぶやいた。
ふたりとも全裸である。
「こんなに胸鎖乳突筋が発達しているなんて…。」
首筋に舌を這わせる雛乃。
そのまま肩から腕の方へと舌が移動する。
「三角筋や上腕二頭筋のふくらみも素敵ですわ。」
前腕部にも指を這わせ、紫暮の筋肉を確かめる様に触れていく。
「兵庫様の大胸筋…。」
雛乃の舌は胸部へと移っている。
胸を撫でながら紫暮の乳首にキスをする。
雛乃はさらに下へと移動し、割れた腹筋に舌を這わせる。
「腹直筋も見事ですわ。それに鍛えにくい前鋸筋や腹斜筋までこんなに…。さすがは兵庫様ですわ。」
普通の女の子なら知らないような筋肉の名称をすらすら言える雛乃もさすがだ。
さらにその下に進むと、紫暮の男根がはちきれんばかりに勃起している。
「ああ、こんなに堅くてごつくて脈打っているのに、どうして筋肉ではないのでしょうか。」
少し残念そうに言うと、両手で紫暮の男根を握り先端にキスをする。
あまりに大きいため、先端しか咥えることが出来ない。
「んぐ、んん。」
唾液をたらし、男根全体を舐め上げていく。
「ひ、雛乃…。」
紫暮がいきそうになるのを察すると、再び先端を咥え、両手でしごき始める。
「う、もうだめだ、い、いく…。」
「どうぞ、兵庫様。私の口の中へ。」
その言葉が引き金になったのか、その直後に紫暮は射精した。
「んぐ、んぐ。」
紫暮の精を全て受け止め、雛乃はそのまま精液を嚥下した。
「おいしゅうございますわ。」
「よし、いくぞ!」
紫暮が気合を入れる。
「風よ、光よ…、うードッペル―――――!!」
掛け声と共に二人になる紫暮。
「さあ、兵庫様。」
筋肉フェチの雛乃は、先ほどの紫暮への愛撫ですでに自身も濡れ濡れである。
一方の紫暮が雛乃の中へと男根を挿入する。
「あうぅ。」
慣れたとはいえ、紫暮のは大きすぎる。
紫暮はそのまま雛乃を抱え上げ、俗に言う駅弁スタイルになる。
そしてその状態でもう一人の紫暮が雛乃のお尻の穴へと挿入する。
「うあぁ…。」
完全に入ったことを確認すると二人の紫暮は息を合わせて突き始めた。
「ああ、兵庫様ぁ。」
前後同時に責められているのに加え、紫暮の方も同時に突いたり交互に突いたりと
変化をつけているので、雛乃の快感はかなり高まっている。
「ああ、ああ、ああん。」
突かれながらも、目の前の大胸筋に指を這わせる雛乃。
前後を筋肉の壁に挟まれ恍惚の表情を浮かべている。
(兵庫様の能力、最高ですわ。)
紫暮の動きが速くなってきた。もうそろそろ限界が近いのだろう。
「ああっ、紫暮様ぁ、私も、もうっ。」
「「ううっ、雛乃っ、いくぞっ。」」
「紫暮様っ、いっしょに…。」
「「う、うおおおっ!!」」
「ああ――――っ!!」
紫暮が前後の穴に大量に射精すると同時に雛乃も果てた。