とある日曜日、俺は雛乃と雪乃を連れて旧校舎へと来ていた。
「あ、あの、龍麻様」
「ん?」
「その……本当に、ここでなさるのですか?」
おずおずと尋ねる雛乃。
「当たり前じゃないか。だから雛乃も来たんだろ?」
「は、はい……。ですが……」
「雪乃はもう着替え終わってるぞ」
俺の指差す先には巫女服に着替えた雪乃が。
そう、巫女服。
今日は巫女さんプレイをするためにこうしてわざわざ旧校舎へとやって来たわけで。
最初2人に頼んだときは渋い顔をされたものだが、いつもの3割増しでサービスするとか、
駄目なら舞子ちゃんとナースプレイするとか、2人の巫女さん姿が大好きなんだとか、
いろいろと交渉した結果なんとか承知してくれた。
ところが、ここに来て雛乃がぐずりだしちゃったわけで。
まあ最近では野外プレイも板についてきた雛乃とはいえ、基本的には真面目だしなぁ。
逆に雪乃の方は『竹箒は持たなくていいのか?』と結構ノリノリだったりするけど。
「でも……」
心が決まらない様子の雛乃。こうなったら最後の手段。
「雪乃、いくぞ」
「了解」
「?」
「それでは、第1回・雛乃を無理矢理剥いて着替えさせよう大会〜!」
「え?」
「雛乃。雛乃は真面目な妹だったけど、そのラヴリーなところがいけないんだぜ」
「え? え?」
説明しよう。これは嫌がる雛乃を無理矢理裸にして巫女服に着替えさせるという1粒で2度美味しい
それはそれは素晴らしい大会なのだ!
「は〜い、それじゃあまずはスカートから脱ぎ脱ぎしましょうね〜」
「きゃっ! ちょ、その……!」
「くっ、黒の下着だなんて、いつのまに…!?」
「こ、これは、その、龍麻様に頂いたもので……(ポッ)」
「俺にはなにもくれないのに…」
「ふっ、それはだな雪乃。お前に似合うのはノーパンだからさ」
「なっ! の、のーぱんだなんて……その…龍麻君がそう言うなら……」
途端にモジモジしだす雪乃。
プッツン
「雪乃萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「姉様萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
乱れ咲くはタナトスの花か。
結果として、巫女服姿の雪乃を暴走した俺&雛乃でネットリと苛めることになってしまった。
巫女服が1人減ったのが残念ではあるが、いぢめてモードの雪乃が可愛いのでよしとする。
「ふぇ、だ、駄目ぇ…汚いよぉ、そこ……」
「ふふふ、姉様の身体で汚いところなんてありません…」
ちょっと雛乃サンが怖い気もするけど。