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ところが龍斗はイッてなかった。
罠だったのだ。
「くっ、騙したのですね!?」
ほのかは口惜しそうに言った。
「ふはははは、まだまだ未熟よのぅ」
「ガッデム! このインポ野郎!」
「な、ななっ、何をいうかこの雌豚!!」
夕日をバックに2人は取っ組み合いの喧嘩を始めた。
憎しみはやがて愛情に、喧嘩はやがてちちくりあいに変わっていった。
「ふふっ、やるなおぬし」
「あなたこそなかなかでしたよ」
白濁液まみれの2人は固い握手をした。
こうして戦いは終わった。


そんな2人を影から睨む女がいた。
「ちくしょう、作戦失敗ね」
菩薩癌だった。
なんと2人を戦わせて相打ちさせようと企んでいたのだった。
「こうなったら私みずから赴くしかないわね」
菩薩癌は熱く燃える夕日に誓った。
「よぅ姉ちゃん、そんなところでなにしてんだ?」
突然ゴロツキが話しかけてきた。
「去れ躓け転べそのまま死ね」
瞬殺だった。
そのとき、妙案が浮かんだ。
「そうだわ、この男にほのかを襲わせましょう」
でもたった今、自分が瞬殺したばかりだ。
「外法ってやつを見せてあげるわ」
先日、飴と交換して手に入れた本を取り出した。
「なんなりとご命令を」
わりと簡単に生き返った。
「襲いなさい、無理矢理に、女を、ほのかっていう名前」
菩薩癌は何故か日本語が不自由だった。
「Sir Yes Sir MY MASTERRR」
何故か吸血鬼っぽかった。ていうか童貞だったっぽい。
なんだか凌辱が始まるっぽいですよ?


「ひっ…ああっ……んくっ……」
ほのかは必至に耐えていた。
突然の凌辱を。襲い来る快楽を。愛する男の視線を。
不意をつかれたほのかは成すすべもなく犯されていた。
相手は複数。正気でない事は目を見ればわかるが、そんな事はどうでもよい。
シスターの服を破り裂いた襲撃者の手はほのかの肢体を容赦無く弄んだ。
そのゴツゴツした手は小さくも整った形の乳房を荒々しく揉みしだき、
節くれだった指は龍斗の精液で濡れた秘部に遠慮無くいれられ、
ロクに洗ってもいないだろう肉棒は入れ替わり立ち代り口に突っ込まれた。
暴力的なまでの愛撫だったが、さきほどまで龍斗と交わっていたほのかの肢体を
再点火させるには十分だったようで、ほのかは知らず知らずのうちに腰を振り、
口内の肉棒に舌を這わせ、秘部からは淫らな汁を洩らし続けていた。
「さあ、どうしたの? どんどん出して良いのよ」
ほのかの痴態を満足気に見物していた菩薩癌が男達に射精をうながした。
男達は「あー」とか「うー」とか返事をすると、申し合わせたかのように揃って射精した。
「ああっ…そんな……そんな……」
ほのかの白い肌も、口の中も、艶やかな黒髪も白濁液で染められていく。
「駄目ぇ……かけないでぇ……」
そう呟きながらも華奢な手で男達の肉棒を自分からつかみ、さすっていく。
次から次へとかけられていく白濁液。
「どうして……どうして……とまらない…」
そう、男達の射精は止まらなかった。ほのかの周りに白い水溜りが出来ている。
これが外法って奴なのか、おそろしや。

「うふふ、たくさんかけられて良かったわね」
菩薩癌がなんとも嫌な微笑を浮かべて言った。
「嗚呼、臭い臭い。あなたとっても精液臭いわよ」
鼻をつまみながら言ったせいか、声が少し変だ。ほのかはちょっと笑えた。
菩薩癌はそれが気に食わなかったのか、
「こんな臭いモノ、外に出したら駄目よね。今度は中に出してもらいなさい」
その言葉を合図に、男達は再びほのかに襲いかかった。
「ひぃっ! …だ、駄目……ひゃん!」
仰向けに寝かされ、足を大きく広げられ、有無を言わさず挿れられた。
口では嫌だと言いつつも、精液まみれのその顔にはハッキリと欲情の色が見とめられ、
その証拠に男の腰の動きにあわせて小さな口から大きな喘ぎ声が飛び出てくる。
「ああっ! イイの! もっと! もっと! もっと!」
細い腕を男の首に回し、細い脚を男の腰に回し、目を回しながら悦楽に浸るほのか。
たちまち男は達せざるをえなかった。
ドクッドクッとほのかの膣内に精液が注ぎ込まれる。
キツく締められているせいか、少しずつしか射精されていないようで、それがまたほのかの
快楽を煽りたてた。
「出てるぅ……いっぱい出てるぅ……」
その時である。
ほのかを犯していた男がどんどんとやせ始めた。
「出してぇ、全部ほのかの膣内(なか)に出してぇ……」
見る見る間に骨が浮き出し始め、そして遂には塵となって消えた。
「なっ……!?」
驚愕の表情の菩薩癌。
「……チリはチリに。
 チリにすぎない貴方タチはチリに環りなさい」
ウットリとした表情で呟くほのかは、精液まみれにも関わらずどこか美しかった。

そこから先は地獄絵図だった。
どこかイッちゃった表情のほのかは逆に男達を犯し始めた。
男の上にまたがり、肉棒を咥え込み、腰を振り、精液を搾り取る。
搾り取られた男はたちまちチリとなり消えていく。
そして、ついにはガクガクを歯を振るわせ、小便を垂れ流して震える菩薩癌が残った。
「やめて…殺さないで……」
泣きながら、鼻水を垂らしながら命乞いをする菩薩癌。
ほのかはそれを哀れむような表情で見下ろしていた。
「そう、死にたくないのね?」
「は…はひ……はい……」
ガクガクと首を振る菩薩癌。
「なら…、犯されなさい」


それから1ヶ月後の話である。
菩薩癌は地下牢で犯されていた。
どこの地下牢なのか、何の為の地下牢かは知らない。
彼女にとって最も重要な事は犯されることだった。
ほのかは一言だけ残して去っていった。
曰く、「犯されなさい」と。
これが何を意味するのか菩薩癌にはわからなかった。
誰に犯されればいいのか、どのくらい犯されればいいのかまるでわからなかった。
だから、手当たり次第に犯されることにした。死ぬよりはマシだと思った。
まず最初は竜閃組の仲間に犯してもらった。
着物の裾をまくりあげ、おねだりすればいいのだ。とても簡単な事。
犯してもらってる間は安心できた。
1度に複数の男から犯してもらえると更に安心できた。
が、それが途切れると途端に不安が襲ってきた。
その結果、四六時中犯されることを願うようになった。
最初の三日間で服を着ることはなくなった。
飽きられてはいけないと、様々なテクニックを覚えた。
男を欲情させる仕草も覚えた。
どんな注文にも応じた。
が、毎日24時間犯されることを願われ続けると、さすがに男達も困った。
やがて手におえなくなった。
そこからどうなったかは覚えてはいない。
気が付くとどこかの地下牢に入れられていた。
汚い部屋だったが、男に不自由しないのが嬉しかった。入れ替わり立ち替わりやってくる。
たぶんこの先ずっと、だ。
菩薩癌はバックで貫かれながらふと思った。
「何も考えずに書くものじゃないわね」






・・・・・・

雪乃は雛乃のノートを閉じた。



数日後、またノートを開いてみた。
そしたら新しい奴が書いてあった。