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「完璧に熟睡してやがるな・・・」
皆守はアロマパイプを咥えたまま、壁に寄りかかり熟睡する八千穂の頬をはたきながら呟いた
「しょうがねーだろ・・3時だし」
まったく悪びれる事無くあたりまえの様に言い放つ葉佩
「あのなぁ・・・『宝捜し屋』のお前は大丈夫だろうが、俺とこいつは一般生徒だったんだ、っーかさっさと帰って寝させろ」
「普段、『あーだりぃ』やら『あーねみぃ』言いまくってるわりにまだ元気そうだな」
「今此処で寝てやろうかコラ」
「オーケー、わかった。アロマで根性焼きは勘弁してくれ」

「く〜〜。」

八千穂の寝息で野郎二人の動きが止まる。

「葉佩、お前が女子寮の部屋まで背負ってけ」
「ぇー」
「ぇー、じゃねぇ俺は一刻も早く俺の聖域に戻ってまどろみの時間を過ごしたいんだよ、さっさとやれ」
「へぃへぃ・・」

慎重に八千穂の腕を肩にかけ、背負う。ふたつのゴム鞠のような感触が背中に広がる
「っ!!」


「・・・・・・・」
「おい、葉佩?どうしたんだ、さっさと登るぞ」

出口へ続くロープの中ごろでピクリとも動かなくなった葉佩

「おい・・?」

二人分の重みで上がれないのかと思ったが、違う・・・ヤツは背中に全神経を集中させている

「テメェ・・こんな時に職人根性見せてんじゃねぇ!」

寝たいパワーを込めて下から石を投げつける、何処からか『ああ!、石が!』とか聞こえたがシカトする
器用に身体を振って石を避ける、だがこの時!葉佩は秘宝を見つけ出した
身体を振った事により、密着していた八千穂が一瞬離れ、くっつく、ふにゅっとした感触が再び

「・・・・・・・」

ギッシ、ギッシ、ギッシ、ギッシ

「多少大袈裟な動きで遅いがまぁいいだろう」


何時もの3倍は時間をかけてロープを登りきった

「俺は明日、学校サボるからな。雛川には適当に言っておいてくれ」
「ぜんぜんOKさ!」

異様に爽やかにサムズアップする葉佩
先程まで背負うのをしぶっていた男の顔だろうか、皆守は困惑したが眠気が勝ちそこで別れた

存分に感触を味わい、気付かれずに女子寮の八千穂の部屋の前に来て問題が発生した。

「鍵かかってーる・・・」

そりゃそうだ、誰だって部屋に鍵くらいかける。

「八千穂、鍵どこだ? おい、八千穂」
「む〜・・・・・」

何度か身を揺すってみたもののまともな答えは返ってこない。
どうする?寮主に頼んで開けてもらうか、 却下 俺は別に構わないが
こんな深夜に男女二人、どう考えても八千穂に迷惑がかかる
置き去り・・・はもっとダメだ、9月とはいえ少し肌寒いしな・・
となると・・・

よろめく様にベッドへと腰を降ろし、八千穂の身をゆっくりとシーツの上に横たえる
葉佩の部屋でである・・責めないであげて欲しい、少ない頭で考えた結果なのだ

「ん〜〜・・・」
「目が覚めたか?」
「ん〜ん・・・」
「どっちやねん・・」

ツッコミを無視する様にゴロゴロ寝返りを打つ八千穂は枕に顔を埋めている
先程まで至高の喜びを与えてくれた乳房が制服を押し上げ形を崩さずそびえている
・・・ああ!!悪魔が囁く!『揉んどけ』と!天使はどうした!?
『服の上からならかまへん』お前もか!!

ゴクリッと生唾を飲む、そうだよな・・【宝捜し屋】として【秘宝】を調査せなならんよな・・
右手をおそるおそる八千穂の乳房に伸ばし、硬直した

この娘が途中で目覚めたら・・俺は死ぬ・・確実に死ぬ
ここは俺の部屋なのだ、テニスラケットもある、スタンHGなんてスマッシュされてみろ
寝袋もあるし、それで寝ようと伸ばした手を引くが、動かない 何故だ!?
俺の右腕をがっちり掴んでいる八千穂、俺はそれに死神を見た

だが、何も起こらない。
ただ掌の温もりが伝わってくるだけ・・寝惚けているのか・・?

「やっちー・・手ー離せー」
「やだ・・・」
「いや・・・やだじゃないだろ・・・」

「行っちゃやだよ・・・くーちゃん・・」
「っ!?」

この娘は・・判ってるんだな・・俺が遺跡の調査終わったらどこかに行ってしまう事に・・

「やっちー・・、年頃の娘がピンクの下着なんぞ履くな」
「はいてないよ!!!!・・・・あっ・・」

がばっと起き上がりしまったという顔をする知性-5

「バレてた・・・?」
「漫画じゃあるまいに、んな寝言言う奴はおらん」
「なんだよー、人の胸触ろうとしたくせにーー」
「気のせいだ、気のせいと思え、気のせいにしろ!」
「だいたいあーゆう時は『八千穂・・・俺はここに居るよ』くらい言おうよ主人公!」
「8種類しか感情を表現できん男にギャルゲーの主人公の言い回しを期待すな!」

完全に非は葉佩にあるにも関わらず言いくるめられる、ああこれが知性-の力か・・


「なんで男の子ってみんな、( ゚∀゚)彡 おっぱいおっぱい!て言うかなぁ・・
邪魔なだけなんだよ・・、試合もこれのせいで負けた事もあるし・・・
2年の時だって・・・担任の先生からジーっとみられて嫌だったんだよ・・・」

俯いて言葉を止める八千穂、普段の元気のよさに隠れているが、この魅惑的な肢体だ
野郎どもの好奇な目で見られて嫌な思いもさんざんしたのだろう・・

「・・・・開放してやるよ・・・取手やリカちゃんみたいにさ・・」

不意に葉佩の眼が遺跡で化人達を惨殺するときの光を宿す

「えっ?!」

気付いた時には遅く、葉佩は背後に回り制服の上から豊かな乳房を掴んでいた

―――セックスについての科学書では、乳房は大体、無駄扱いされる
ムネはいくら揉みしだいても感じない、乳房そのものは性感帯ではない・『巨乳は感じない』というのは俗説である
何故なら大きさに関係なく感じないからであるから・・・等々。

「くーちゃ・・・・ぁ・・・やめ・んぅ」

だが、そうのたまう科学者は皆、男だ。彼らはもちろん、バストを揉まれた時にどうなるか、
その実体験について知っているわけではなかった神経群の数や粘膜の有無といった要素からそう述べているにすぎない

「冗談・・だれがやめるか・・」

根元から搾り出す様に制服の上から乳房の形を変えながら、八千穂の肩に顔を埋める

「やだぁ・・・あぅ!」

揉みしだくたびにピクンと体が震え、吐息が熱を帯びていく

彼らには思いもよらないだろう―――八千穂が今、どれほどの官能を味わっているか

シュル、と布の擦れる音をたてリボンを解き制服の下に侵入させる

「ちょ!ほんとにやめてよぉ・・・」

もがいても手首を縛るワイヤーが食い込み、痛むだけ・・ブチ、とブラのホックが壊れる音が耳に届いた

熱を帯びた葉佩の両手が生命線をなぞり三角に尖った乳首を押し転がす


「ひあっ!」

官能は電流となり、体中に行き渡る。尖りきった乳首をつまみ、しごきあげ、首筋に唇を這わせる。
制服の下を這う蜘蛛は、離れたと思うと小指から順番にすくい上げ
それからゆっくりと、最後の鍵盤を弾くピアニストの様に親指を下ろす。
むにゅんっ、女肉の音はたえまない

「あぁ・・・あ・・・こ、こんな・・の・・・こんな、っのぉ・・・」

八千穂は力いっぱい瞼を閉じていた、震えが止まらない肩、弄ばれ歪めらる自分が女である証
なによりも下腹部のうずき・・・

「我慢すんな・・力抜けよ・・」
「あっ」

真っ赤になっている耳に吐息と共に囁く。ピクッと一瞬筋肉が強張り、反射的に緩む
それと同時に中指で乳首を弾いた

「――――――ッ!!?」

プシッと弾ける音がし、全身が小刻みに痙攣する。
今まで以上に頬を朱に染め、股を閉じる


「案外早かったな・・・」
「ひど・・・い・・・よぉ・・・・・くーちゃん・・・」

どうでもいい様に述べ、未だに愛撫し続ける葉佩を瞳に涙を溜め睨む
だが、それもすぐに溶けた
左手を制服から抜き、八千穂の後頭部を掴む

「優しくしてるつもりなんやけど・・?」
「・・・ふざけ・・な・・んぅ!?」

口を開き言葉を発した時を狙い、口を唇で塞がれ、口内に葉佩の舌が踊る

「んっ・・・んぅ!・・・ふぅ・・・」

甘い唾液が口内に広がり、舌を痛いほど吸われる、逃げ場などなかった
乳房への刺激は、一度絶頂を迎えさらに激しくなり、さらに舌を弄ばれ、神経は麻痺しかけていた

舌が糸を引き、唇が離れる。八千穂にとってはとんだファーストキスだ

「・・・なんで・・・やめちゃうの・・?」

潤んだ瞳で疑問を口にする。葉佩とのキスは過程がどうあれ、甘美なものであり期待もあった

「求めたな・・・」

当たり前の様に口にした疑問は異常たるものだった、ハッとする八千穂だったが、唇を押し当てられ、思考は露と消えた。

優しくシーツに横たえらせ、制服をたくし上げ、手首のワイヤーまで上げる
壊れたブラを取り、乳房を開放してやる。
これから起こる事への期待、羞恥、恐れ、様々な感情を隠さず表情にだす八千穂に微笑む

「明日・・・いや・・今日は学校サボりだな・・」
「そうだね・・・」

初めて八千穂の顔に笑みが浮かぶ

「やっちーは・・やっぱ笑顔似合うわ・・・」

「・・・・できるじゃん・・」
「はっ?」

照れたように目線を外し、呟くように言う

「ギャルゲー主人公の言い回し・・・」

「あぁ・・・できたな・・」