18禁です。

18歳未満の方、ご遠慮下さい。

18歳未満の方、今すぐ退去願います。



裏庭へ戻る

24号室へ戻る

玄関へ戻る





















ニンジン
by りりーさま



 最近、うさぎを飼い始めた。
 ジョー兄の地方出向にねえちゃんがついていって始まった、半年だけの一人暮らし。前から憧れてたけど、一週間もしたら飽きてきた。特に、帰ってから誰もいないってのが意外と堪えた。それまでは、いつも必ず誰かがいる家だったから。
 犬も猫も飼ったことないから、初めてのペットだ。うるさく鳴かなくて、朝晩散歩に連れていく必要もないって理由で、うさぎを選んだ。からっぽの家に帰るよりは、やっぱり誰かがいた方がいい。例えそれがうさぎでもね。
 今日も学校から帰って家のドアを開けると、気配がする。
 「せんせェ、ただいま」
 「せんせェ」っていうのはうさぎの名前。呼んでも来るわけじゃないんだけど。ジェロニモんとこの猫は、帰ってくると玄関まですっとんで来るんだって言ってたな。ちょっとうらやましい。
 うさぎは、リビングのソファの上にちょこんと座っていた。いつもの、お気に入りの場所だ。ほんとうは俺が帰って来たこと、とっくにわかってるくせに、長い耳を大げさに動かす。まるで、一人を楽しんでいたのに邪魔されて不愉快だって言ってるみたい。わざと乱暴に隣に腰を下ろすと、ソファの揺れに合わせて、耳がふよふよとなびいた。
 「せんせェ、何してたの?俺がガッコ行ってるあいだ、一人で何してた?」
 俺は、せんせェをぎゅううと抱きしめて、ゆさゆさしながら、子供に話しかけるみたいな声で囁いた。どうして動物に話しかける時って、こういう声になっちゃうんだろうな。
 「俺がいなくて寂しかった?」
 ほっぺたにすりすりして、薄いみずいろの目をじっと見ると、せんせェは俺に興味なんかない、ってカンジで顔をそむける。
 思うんだけど、うさぎってアタマ悪いのかなあ?前に俺に何されたか、全然覚えてませんって顔するもんなあ。でも、その方が毎回新鮮でいいのかなあ。
 俺は、いつもするみたいに、せんせェの首の後ろをきゅっと掴んで上を向かせて、少しだけ開いた唇にキスをした。せんせェもいつもみたいに、一瞬唇を閉じようとして、すぐに開く。いつもいつも、そうなんだよな。慣れてないふりなのか、本当に忘れちゃってるのかは、わからないけど。
 舌を入れると、せんせェの背中がびくんと伸びる。せんせェ、お昼にニンジン食べた?ちょっとニオイがする。ニンジンは苦手だけど、でも俺は気にしないで、キスしたまませんせェをソファの背に押さえつけた。肩を叩かれたけど、そんなの抵抗のうちに入らないよせんせェ。どうせすぐにおとなしくなっちゃうのに、うさぎの考えることはよくわからない。
 せんせェの、青みがかった銀色の毛皮、すべすべでふわふわで、すごく気持ちいい。せんせェも気持ちいいみたいで、胸のあたりをなで回してると、力が抜けていくのがわかる。体がぐんにゃり柔らかくなって、でも反対に、毛皮の上からでもはっきりわかるくらい、胸のてっぺんは固くなってく。指で押したりつまんだりすると、せんせェの耳がそのたびにぴくぴく動くのが可愛くて、俺はだんだん自分が夢中になってくのを感じる。
 たっぷり唾をのせた舌を、とがったところにあてたとたん、せんせェの体が跳ね上がった。これだって、今までさんざんしてきたのに、いちいち反応が新しい。毛皮越しにそこをなめて、吸い上げる。なんだか、生まれたてのうさぎの仔になった気分。せんせェの息が、だんだん早くなってきて、体もあったかくなってきた。少しだけど、鳴き声っぽい声もする。前足で俺のシャツをぎゅっと掴んで、ン、とかア、とか。うさぎって、鳴かないと思ってたけど、けっこう可愛い声で鳴くんだ。こういう時でないと、鳴かないんだけど。
 ずっとなめてたからしっとりしてきた毛皮をめくり上げると、そこはもうキリキリにとがって、真っ赤になってた。小さいイチゴみたいなそれに、今度は直に、指でさわってみる。せんせェがもどかしそうに体をよじって、また俺のシャツを握りしめる。ちょっと強めにねじってやると、頭をぶるぶる振って、でも俺の手を払いのけるようなことはしない。
 せんせェの前足を無理矢理ひきはがして、四つん這いにさせると、せんせぇは、きょとんとした顔で俺を見上げてる。ほっぺたはうっすら赤くなってて、息もあがってるのに、どうして?自分がどういう状態なのか、わかってないの?これから何されるか、わかってないの、せんせェ?
 俺はなんだかちょっぴりむかむかして、せんせェの耳をつかんで引っ張り上げた。痛い、って鳴いた気がしたけど知らんふりして、片手で制服のファスナーをおろして、出して、せんせェの目の前に突きつけてやる。
 「ほら、せんせェ、これ、好きでしょ?」
 せんせェの耳が俺の手の中でびくっと震えた。ほらほら、もう目がうるうるしてるよ?思い出した?先っぽでせんせェのほっぺたや唇をつつくと、せんせェはおずおずと口を開いた。これってうさぎの習性?
 うすい唇のあいだに先っぽを押し込むと、それに合わせて口が開いてく。ざらざらした上顎になすりつけると、すごく気持ちよくて、俺は耳をつかんで頭を固定したまま腰を動かした。苦しそうに息をつめて、それでも歯は立てない。えらいね、せんせェ。ちゃんと覚えてたね。
 何回か動かしてるうちにせんせェの目がとろんとしてきて、俺が動くのをやめると、自分から追いかけて舌をからませてきた。口全体で、食べるみたいに吸い上げて、一度外に出して、根元から先まで舐め上げて、つるつるした唇で先っぽをはさみこんで、割れ目にキスをして…何?せんせェ、すげェ上手くなってない?俺は、まるでニンジンを食べてるみたいに俺のにしゃぶりついてるせんせェを見下ろしながら、俺のいないあいだ、一人でニンジンを使って練習してるせんせェを想像した。俺のこと考えて、どうしたら俺が歓ぶか、俺にどうしてほしいか考えて、夢中でニンジンをしゃぶってるせんせェ。今聞こえてるみたいなやらしい音にせんせェは興奮して、きっと自分でしちゃうんだ。もしかしたら、ニンジン入れちゃってるかもしれない。自分で大きく脚開いて、俺のこと考えながら、濡れたニンジンをあそこに…
 そんな想像をした途端、背中がぞくっとして、俺のもせんせェの口の中でぐぐっと大きくなった。せんせェははあはあしながら、うっとりと俺のをしゃぶってる。口の周りはもうべとべとで、ぬるぬるになった俺のに添えてる前足の毛皮もべっとり濡れてる。
 「せんせェ、美味しい?俺のニンジン」
 オヤジくさいなあ、と思いながら、俺は言ってみた。せんせェ、俺の言葉はわかるんだ。俺のを咥えたまま、鼻を鳴らして応える。
 「せんせェ、ニンジンジュースも好きだよね」
 こういうの、けっこう楽しい。俺もだいぶ頭に血が昇ってきてるし。せんせェは、早く俺からジュースを絞りたくてたまらないみたいに、もう口から放さない。鼻から抜ける鳴き声がすげえ可愛い。
 「出すから、全部飲んでよ。服とかソファ汚さないように、こぼしちゃダメだからね。ほら、いい?」
 俺はせんせェの頭をつかんで、乱暴に腰を動かした。関節がいかれちゃったみたいに止まらない。開いた喉に何度も何度も突き入れるたび、せんせェは苦しそうに鳴いて、でも舌は俺のにしっかりからみついてる。何度目かに突いた時、俺のジュースはせんせェの口からあふれて、鼻とあごを汚した。うずくまって咳き込むせんせェの髪に、最後の一滴が飛び散った。ニンジンジュースとか言ったけど、白いんだよなあ。これじゃミルクだ。そんな馬鹿馬鹿しいことを考える。
 「せんせェ、おいしかった?」
 けほけほしながら、せんせェはこくりとうなずいた。こんなものがおいしいわけないんだけど、うさぎはそうなのかな?それともまさか、俺のがおいしいとか?まさかね。
 せんせェの目が、涙でいっぱいになってるのを見て、俺はふいに胸がきゅんとなった。苦しいんじゃなくて、もっとそういう顔見たいって思うんだ。俺、せんせェのこと、すごく可愛くて大好きだけど、なんでだかいじめたくてたまらない。いじめて、泣かせて、汚したい。誰にも触らせたくないくらい、大事にしたいのに、どうして?
 何かが間違ってるのかもしれないけど、それでも俺のものはまた勃ち上がってる。俺はせんせェをあおむけに押さえつけて、馬乗りになって口をこじあけ、強引に突っ込んだ。ソファのスプリングを利用してそのまま、はずみをつけてせんせェの口を犯す。喉が苦しげに締まるのがまた気持ちよくて、俺は脚をはずそうともがく前足を無視して、めちゃくちゃに腰を上下させた。
 「せんせェ、せんせ、ェ、あ、」
 情けないくらい、すぐに終わりが来た。快感が早く突っ走りすぎて、アタマは逆に冷静になったのか、俺はまるでケーキにデコレーションするみたいに、飛び散らないよう気をつけながら、せんせェの顔にたっぷりと出した。とろりとした、ジュースというよりはやっぱりミルクに近い液体が、せんせェのほっぺたを、鼻を、半開きの唇を濡らしてく。ああ、せんせェの体全部、俺ので汚したい。これって動物的かなあ。自分のニオイをつけて、自分のものにしたいっていう本能?
 せんせェは大きく息をはずませて、顔を拭きもしないで、ぐったりしてる。毛皮は胸の上までまくられて、ふたつのイチゴが汗で濡れて光ってて、そしてそのずっと下の毛皮が、確かに盛り上がってる。すぐにしてあげようかと思ったけど、2回続けて出したから俺はちょっと疲れて、リビングと続きのキッチンに向かった。
 ペットボトルの烏龍茶を取り出そうと冷蔵庫を開けた瞬間、ふとさっきの妄想を思い出して、野菜室を開ける。あったあった。せんせェを飼い始めてから、きらしたことのない野菜。烏龍茶を喉に流し込みながら、形のいいやつを選び出して、リビングに戻った。
 せんせェはまだソファの上でだらりと伸びていて、すげえ無防備。俺はティッシュでせんせェの顔を拭いてやって、床に降ろして座らせた。ソファを汚すわけにいかないからね。
 せんせェの目の前にニンジンをかざすと、ぼんやりした目の焦点が、オレンジ色に反応した。
 「せんせェ、これ、欲しいよね?」
 何のことかわからないのか、耳がぱたりと動く。ニンジンで、盛り上がってる部分をつっつくと、せんせェははじかれたみたいに、背中をびくって伸ばした。それから、赤い乳首に先を押しあててぐりぐりと動かすと、ガマンするみたいに息をつめた。
 「食べたいんだよ、ね?」
 「ね?」のところで乳首をはじくと、せんせェはびくりと肩をすくめて、小さくうなずいた。
 「じゃあ、どっちの口で食べたい?こっち?それとも…」
 半開きになってる唇に、口紅を塗るみたいにニンジンをすべらせる。そのままゆっくり、毛皮をたどりながらおろしていって、ふるふるしてるしっぽの、その更に下まで持っていった。
 「…こっち?」
 耳元で囁くと、せんせェは長い耳の内側を真っ赤にして、うつむいてしまった。恥ずかしいの?恥ずかしがるなんて変だよ。だって、うさぎなのにさ。
 「ねえ、どっちに欲しいの?食べさせて欲しいとこ、俺にみせてよ」
 ニンジンで床を叩いて急かすと、せんせェはぶるぶる震えながら、腰の毛皮に前足をかけた。すっかり勃ち上がってるそれに気をつけながら、ゆっくりゆっくり下ろしていく。足から抜き取って、そっと脇に置いて、ちょっとためらってから……膝を立てた脚を、大きく開いた。まるでAV女優みたいなイヤラシイ格好。
 「こっちに欲しいの?じゃあ、あっためないとね。冷蔵庫に入ってたから、ちょっと冷たいし」
 ニンジンを口元に持っていくと、素直に咥える。自分のを咥えさせてる時とは違うアングルの表情に、熱が上がっていく。ああ、舌、そうやって動かしてるんだ?口の中をこうやって擦られるのも、気持ちいいんだ?うさぎはニンジンを食べるものなのに、それをただ舐めてるだけって、なんかエッチだ。せんせェの方も、すごく興奮してるみたい。ニンジンを抜き取ると、残念そうに舌なめずりした。
 「じゃあ、せんせェ、食べてもいいよ。俺持っててあげるから、食べられるよね?」
 俺は、細い方を上に向けて、床にニンジンを固定した。まるで地対空ミサイルみたいだ。せんせェはあまり力の入らない前足を後ろについて、腰を浮かせて、ゆっくりとそこをニンジンに近づけていった。自分で先をそこに当てて、大きく息を吐いて、すって、そして…せんせェは、唇をかみしめた。
 静かな午後のリビングに、湿ったものが擦れ合う音が小さく響いて、俺はすごくどきどきした。せんせェは、すぐにニンジンを半分くらいまで入れてしまった。細いからそんなに辛くはないみたいだけど、この後、もっと辛くなるのを俺は知ってる。ほら、俺がニンジンを押さえ持ったままじっとしてると、だんだんせんせェの腰が動き始めた。
 ニンジンが細くて物足りないのか、形が合わないのか、自分の気持ちいいところにうまく当たるように苦労してるみたい。後ろについた前足だけで体重を支えて、前に後ろに、右に左に、上下しながら回したり…そんな風にしてるくせに、時々首を振って、こんなになってるのは自分のせいじゃないって言ってるみたいで、ずるい。喘ぎ声がどんどん大きくなっていってるのに、すごくずるい。ほら、今だってせんせェのそれは、しまりの悪い蛇口みたいにたらたらと水をこぼして、それが下の方まで流れて、ニンジンだけじゃなく、しっぽまで濡らしてるっていうのに。
 俺はちょっとむかついて、ニンジンをぐいっとおしこんだ。
 せんせェはかすれた悲鳴を上げて、体をこわばらせた。わざといい加減にニンジンを動かして、せんせェのいいところには当たらないようにすると、せんせェは抗議するみたいに激しく頭を振った。
 「せんせェ、気持ちよくないの?」
 動きをかわしながら意地悪を言うと、せんせェは俺を、涙でいっぱいの目でじっと見つめてくる。もう少しで、泣きだしそうだ。泣き顔もいいけど、その寸前の顔もいいな。散りそうな花を見ているみたいで。
 俺は、せんせェがイッちゃわないように注意してニンジンを抜いた。
 「じゃあ、俺に気持ちよくして欲しい?俺の方が、ニンジンよりいい?」
 もうたまらないってカンジで、こくこくとうなずく。
 「じゃあ、おねだり、してみて。はい」
 犬に「おすわり」を躾けるみたいに言うと、せんせェは何とか体を動かして、俺に背中を向けて四つん這いになった。脚を開いてしっぽを高く上げて、もうぐちょぐちょになってひくひくしてるそこを俺に見せる。指でほぐさなくても全然いける感じだ。俺がそっと太ももを撫でると、早く早く、って、足がぱたぱた床を叩く。
 「せっかちだね、せんせェ」
 そう言う俺も、実はもうかなりテンパッてきてる。擦りつけてきた腰を押さえつけて、一気に先を入れた途端、かすれた高い声が上がった。何度かゆさぶると、そのたびにせんせェは、ア、アッ、って声を上げて、すぐに床を汚してしまった。
 くたりと力の抜けたところに、更に押し入る。根元まで全部入れて、熱さとしめつけを十分に楽しんでから、せんせェの体を揺さぶった。今度は意地悪しないで、せんせェの好きなところを攻めてあげる。ほんとのところ、俺ももう余裕ないんだよね。だって、俺が突くたびせんせェが、たまんない声あげるから。
 せんせェの、可愛いまるいしっぽを撫でると、そこはしっとりしていた。
 「やらしいなせんせェ、こんなにしっぽ濡らしちゃって。これ、せんせェが自分で濡らしたんだよね?」
 自分じゃ気づいてないと思うけど、せんせェ、しっぽ掴まれると、きゅうって締まるんだよね。だから俺は、引く時にしっぽをぎゅっと掴む。こうすると、搾り取られるみたいですごくイイ。最高だよ、せんせェ。
 せんせェは俺が腰を動かすたびに、床をかりかりとひっかいて、動きに合わせて荒い息を吐き出している。もうかなりかすれてしまった声は、いい、すごくいい、もっとって言ってるみたい。
 顔がよく見たくて、俺はせんせェのカラダをひっくり返して、腰を太ももの上に抱え上げた。すごい格好だよせんせェ……全部見えちゃってる。首もとまで捲り上げられた毛皮の裾にひっかかってる赤い乳首も、俺のを奥までくわえ込んでるお腹も。せんせェのみずいろの目からこぼれてる涙も、ふるふるしてるせんせェの先から流れてる涙も。
 俺はせんせェの脚を抱え込んで、せんせェの頭が床の上でゴリッて音を立てるくらい、思い切り突いた。はずみで、せんせェの目から新しい涙がぽろりとこぼれ落ちる。俺が気持ちいいところはせんせェも感じる部分みたいで、容赦なく擦り上げてると、せんせェの声がどんどん鼻声っぽく、甘くなっていく。
 せんせェのをそっと握って、あふれてるものをすくって、胸に塗りつける。乳首のまわりをぬるぬると刺激されて、しきりに切ない声を上げる。人間の言葉がしゃべれたら、きっと俺の名前を呼んでくれるんだろうな。こんな時にせんせェに名前呼ばれたら、俺、保たないかもしれないけど、でも名前だけじゃなく、もっとイヤラシイこと言わせたい。入れて、とか、イク、とか。言わなくても丸わかりだけど、ね。
 せんせェの足が俺の背中にぶつかってきて、呼吸も速くなってくる。がくがくと跳ね上がる腰をつかんで、俺もラストスパートをかける。残り時間5秒のロングシュートだ。
 「せんせェ、俺、いっちゃう、出しちゃうよ、いい?」
 波が後ろから一気に押し寄せてきて、俺は変な呻き声を上げてせんせェの中にぶちまけた。せんせェはいきなり銃で撃たれたみたいに大きくのけぞって、切れ切れにかぼそく鳴きながら、ケイレンしてるお腹を自分で汚した。
 俺はせんせェの上に重なって、せんせェと一緒に思い切り呼吸した。ああ、すごくよかった。うさぎがこんな可愛い生き物だなんて、せんせェとこうするまで知らなかった。うさぎを飼ってほんとうによかったと思う。だいすきだよ、せんせェ。
 後でせんせェをお風呂に入れてあげなくちゃ。痺れたアタマでぼんやり考える。そうしたら、べたべたになった毛皮も、すぐにまたすべすべのふわふわになる。夕飯を食べたら、俺の部屋のベッドでしよう。今度はせんせェに、上に乗ってもらおうかな。
 さんざんやったのに、まだいけそうな自分の体に、ちょっと呆れる。でも、しょうがないか。俺くらいの年の男だったら、誰だってそうだと思う。発情期なんだから。そういえば、うさぎって、発情期ないんだって聞いたな。ほっとけばいつまでも交尾してるんだって。
 そんなことを考えてたもんだから、まったく呆れたことに、俺はせんせェの中で復活し始めた。気づいたせんせェが、ぴくりと耳を動かす。でもその目はまたうるうるして、重なった体もどくどくと脈打ち始める。顔を無理に近づけてキスをすると、すこし苦しそうな甘い吐息が、ふわりと唇を包む。
 発情期で上等だ。俺はせんせェが伸ばしてくる熱い舌に応えながら、濡れたしっぽを、きゅっと握りしめた。


戻る