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音楽雑記 - 2004/11/29(Mon)
 音楽を聴く機材切れ・・・。
 おい、ウソだろう。
 MP3プレイヤーは同居人のお嬢さまのところへ養子に、CDチェンジャー付化石ラジカセはとうとう寿命、ウォークマンもダメダメ・・・残るはPCばかりなり。と、これも、スピーカーのそれなりなのがついてるメインマシンは現在使用不能中。ほんとうに残るは、ベースの効かない東芝のラップトップだけ・・・。
 そもそも、今聞きたい音源が手元にないってのが間違いだよな。だって、毎年帰国する予定だったから、1年分しか持って来なかったんだもん(逆ギレ)。
 VowWowもDoomも、全部CDは日本、Megadeath、Overkill、Dokken、Accept、Whitesnake、Europe、その他もろもろテープは全部日本。しかもLayne病のせいで、92年以来のコレクションは封印中・・・。
 禁断症状。
 ここ2、3日、頭の中で音楽ばっかりが鳴ってる。
 考えてみると、音楽を聴き始めた最初から、自分と同じ趣味の人間が身近にいなくて、自分の好きな音楽=自分しか好きじゃない=聴く時はひとり、ということで、ひとり暮らしで大音量か、ヘッドフォンでトリップかどっちかだったせいか、ひっきりなしに雑音の入る今の生活で、ヘッドフォンで音楽聴けないというのは、ある意味地獄というのか。
 こんなに切に音楽禁断症状になったのは、実はかなり久しぶりなのだけれど、今猛烈に、ヘッドフォンでひとりきりで、音楽を聴いてたい。

 CDラジカセをさすがにこっちで買う気にはなれないけど、このままだとうっかり買ってしまいそうな・・・。MP3プレイヤーは買う気満々。今すぐじゃないけど。MDプレイヤーは日本で買う! 絶対買う! 今度こそ買う!
 CD買って、テープに落として聞く、というのはかなり邪道なのかもしれないけど、常にそういう聞き方をして来た身としては、CDそのものを持ち歩く気にはなれず(CDに傷が入るのがいや、ケースが傷つくのがいや、失くすのが怖い等々)、テープのレーベルに、ちょこちょこ曲名とか書き込む楽しみとかあったりもして、やっぱりアナログ人間だな、自分(自己完結)。
 MP3プレイヤーでびっくりしたのは、入れた曲が、アルファベットで並んでしまうこと。データとして扱ってるんだから当然だと思いつつも、やっぱりアルバムの曲順で聞きたいこいつは、それがちと不満。
 テキトーに放り込んだ曲を聞く分にはまったく問題がないにせよ、1枚のアルバムを、曲順変えて聞くのは恐れ多いと思ってしまう身としては、やっぱりCD放り込んだら、そのままの順にして欲しいと痛烈に思う。
 何ていうか、アルバムを買って来て、わくわくしながらライナーノーツを読んで、テープに落としながら、歌詞を読みながら曲を聞いて、そういう過程が最近すっぽり抜け落ちてて、ちと悲しいと感じる。
 Ego-Wrappin'買ったら、全部MP3プレイヤーに放り込んでやると思ってる段階で、恥を知れ自分って感じですが・・・MDプレイヤー買えたら、テープのコレクションも全部MDに落とす予定で!
 MP3は、Sandiskの、メモリ部分とプレイヤー部分が完全に分離できるのにしようかなと検討中。しかしカナダでは物がなくて、高い・・・畜生、20分でアメリカなのに・・・。
 とりあえず、プレイヤー買ったら、1日中、ヘッドフォンでEW聞いてそうで怖いけど(苦笑)。

 イラクにいるアメリカ軍が、イラク兵への攻撃として、AC/DCやらMetallicaを大音量で無理矢理聞かせてるとか何とかいう記事が・・・。
 普通に聞く音楽のタイプが違うので、あの手の音楽聞かせられるのは、非常な苦痛なんだとか何とか。いや、聞き慣れてても、好みでない音楽は苦痛だろう。バンド側は「そういう風に使われるのは・・・」と困惑の表情を隠せない、という締めくくりだったけど。
 昔、いわゆる問題行動を起こす子にHM/HRを聞かせると、暴力的衝動が治まるらしい、っていう記事を読んだ記憶があって、自分と照らし合わせて、深く納得した覚えがある。
 実際、バンドをやってるから犯罪者にならずにすんだ、と思ってる連中は、意外と多いと思う。
 自分の中の暴力的な衝動を静めるためにHR/HMを聞くのはともかく、趣味でないという人に聞かせるのは、それはまたりっぱな暴力だよな、と米軍のアレに、ちょっとアレな気分になったりして・・・。

 そんな時に、元VowWow、現BowWowの恭司さんが、「若い頃(10代?)は荒れてて、ギターを弾くと気分が静まった」というようなことを言ってる記事を読んだりして、あんな穏やかそうな人にも、そんな頃があった、あるいはいまだに、そういう凶暴な衝動があったりするのかあと、ちょっとびっくりしたり。
 こいつも中学の頃は、ギターでストレス解消してた、というか、すべての鬱憤をそこで晴らしてたんだろうなあ。体全体で、声を張り上げて歌うとか、そういうことができたあの頃は、だったからこそ、自分を傷つけながら、とりあえずは死ぬには至らなかったに違いなく。音楽が、どれほど自分の救いになってたのかを、ほんとうに、今さら思い知る。
 音楽の足りない生活で、少しだけあっぷあっぷ中。


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