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UFCの萌えどころ - 2009/05/05(Tue)
 個人的に熱々なUFC、元々プロレスは子どもの頃から好きだったし、拳法だの格闘技だので日本統一がどうのの少年漫画も大好きだったし、こっちに来てから初めて見たWWF(当時)はさすがに「えーウソー?」って感じで、娯楽性よりも生真面目な暑苦しさを求めてたこいつは、その辺りで一度プロレスだの格闘技だのからはすっぱり離れてしまった。
 WWFをきちんと見始めたのは、1997年くらいだったか、Stone Coldが超人気者になってた頃で、RockさまだのHHHだのDGeneretion-XだのKaneだのMan Kindだのが超熱かった。
 格闘技として見るから失望するんであって、男ばっかりの出るソープオペラと割り切れば、毎週ぬおおおおおおおとエキサイトできる、面白い番組だった。
 EdgeとかHardy Boysがまだ新人で、Testがデビューしたばっかりだったか。
 VinceとSCのやり合いが始まって、Shaneが一時、「父さん、あなたは間違ってる!」とSCに味方した、振り、そして当然裏切り、というあの辺りの流れは、毎週見え見えだったのに、おまえは戦後生まれのお子ちゃまかってくらいに、必死にテレビにかじりついてた。
 UndertakerがAmerican Bad Assになった辺りから、ちょっと忙しくなってテレビどころじゃなくなり、Chinaはいなくなるは、SCはリアルで奥さん殴ったとかで逮捕されるは、目を離したスキに何が何だか展開について行けなくなったのもあって、WWFを懐かしみつつ、結局WWEに完全に馴染むことはないまま今に至る。
 いわゆる異種格闘技と言われる、今のUFCに代表されるようなあの類いは、2001年くらいから、ちらほらテレビで見てたけど、毎回のイベントを夢中で追い駆けるほどではなくて、まあたまたまヒマなら見ましょうか、という程度。
 別の萌えで忙しくて、格闘技どころじゃなかった、というのもあった。
 そんな中、WWEで大好きだったKen ShamrockがUFCでどーのこーの、弟のFrankが試合でどーのこーのと話を聞いて、KenをWWEで見掛けなくなって実は残念だったので、ちょっとむずむず。さらに、ブラジル人のGracieの話も聞いて、ふーんへーほーということで、ちょっと興味が大きくなって、かのBrock LesnarがUFCデビューするという話を聞いて、「うおおおおお、見る見る見る!」と、何だかやけにハイテンションでテレビの前へ。
 それまでに、たまたま番組があれば見ますよという程度で、UFC(や他の団体イベント)を特に気をつけて見てたわけじゃなかったけど、Lesnarはちょうど盛り上がった辺りでこいつがWWEを見なくなってしまったので、怪我の噂も聞いてて、どうしたかなあと思ってた、というのもあった。
 (こいつが)大好きなSableと結婚したしな! この野郎!
 結局、Frank Mirとのその一戦は、初っ端から飛ばしまくるLesnar超有利に見えて、あのままガシガシ殴り続けてたら間違いなく勝てたと思うけど、やっぱりそこは格闘技素人というか、あっさりFrankたんの誘いに乗って足を取られて、SubmissionでTap Out。あの失望の瞬間ったら。
 Lesnar戦のいちばんの見所は、観客席にいるWWEのレスラーたちだな(ひどい)。Undertaker来てたよ!
 このFrankとの一戦から、きちんとイベントをこまめに見るようになって、目当てはLesnarだったんだけど、他の選手にも初めてきちんと目を向け始めた。
 すでにベテランで伝説の域に達してたRandy Couture、絶対生身で会いたいと思えないTim Sylvia、両方どう見ても殺人鬼のChuck LiddleとKeith Jardine、温厚そうな外見なのにやたら強いNogueiraたん、色々色々。
 たまたま、きちんと見始めた辺りで、フレンチカナディアンのGSPたんをよく見掛けるようになり、BJ PennとかAnderson SylvaとかRashadたんとか、とにかくやたらキャラの立ったFighterがずらずらずらと。
 Fighter個人に萌え始めたら、加速を増してハマる。
 GSPたんは、ダサさが微笑ましいは、とんでもなく強いくせにやけに好青年だは、体格のスペックが花京院とほぼ同じだは(蛇足)、フランス系のくせにやたらと腰が低いは、とにかくなんと言うか、あらゆるすべてが萌えな人で、画面に出て来るだけでお花畑を周囲にまき広げてくれる。
 Lesnarのおかげでイベントを定期的に見始めて、なんと素晴らしいタイミングか、ふぃったんことJohn Fitchとの一戦がちゃんと見れた!
 以前にも、それぞれの試合は見てたかもだけど、きちんと名前と本人を一致させて見た試合はこれが初めてで、GSPたんのすごさゆえに、あんま大したことなくね?という選手にしか見えなかったふぃったん。が、後で考えたら、GSPたん相手に5ラウンド最後まで行ったのはすげえよ、と思い知る。
 この試合は、とにかくやたらと礼儀正しいスポーツマンなふたりの対戦で、好青年同士が、がっしがし殴り合い、試合が終わった後は、すべてを無視してお互いを褒め称え合うという、滅多と見られない光景が繰り広げられて、試合の後でデザートも大変美味でございました、という。
 この後で、ふぃったんの以前の試合を再放送で見たりして、「ひーふぃったんつえー!」となる、と。
 このふたりと好対照なのが、Light Heavy WeightのRashadたん。Niagara Fallsのアメリカ側出身だってさ。近所なので、Google Earthで実家が見つけられるかもしれない。
 この人は、試合展開が早すぎて、印象に残る前に試合が終わってるっていうのしかなく、「とにかく強い、やたらと強い、むやみに強い、そしてそれと同じくらい態度もデカい人」という印象。が、強さのために、態度のデカさとか傲慢なところとかがむしろかっこよくね?というのが個人的見解。相手を殴り倒すのに、情けも容赦もない。そのきっぱりさ加減に、敬意すら感じる。
 Rampage Jacksonが、タイトル奪いにRashadたんとやるらしいけど、どうだろうなあ、無理じゃね?と個人的に思ってる。Jacksonも強いんだろうけど、Rashadたんみたいな華麗さがないというか、キレが今ひとつな印象。
 Rashadたんを見直したのが、GSPたんがBJ Pennとの対戦前に、練習相手にRashadたんを選んでた、というのを知った時。まあ単に、住んでるところが比較的近い(車で7時間くらい)というのが理由なんだろうけど。
 それでも、怪我をするかもしれないし、そんな距離をわざわざ相手になりに行くという面倒さを考えると、Rashadたんもやっぱりきちんと真面目な人なんだなあと、ちょっと見直した。
 って言うかね、マジで、練習でもいいから、GSPたんとRashadたん見たいね! ビデオでもどっかに落ちてないかな! 
 それから忘れちゃいけないAnderson Sylvaたん。Spiderというアダ名でリングに入るんだけど、細くて長い手足がまさしく蜘蛛。この人も、初めてまともに見た試合が、始まって40秒くらいで終わっちゃって、呆然とした記憶が。
 たまたま同じ日にやってた別イベントでも、メインイベントが同じような展開で、確か勝ったのはロシア人の選手だったと思うんだけど、何かもーすげーすげーすげーばっかり言ってた週末だった。
 AndersonたんとGSPたんは、冗談ではなくて、対戦するという話が出てるらしくて、マジで実現して欲しい。どっちが強いとかじゃなくて、どっちも強いふたりが、どういう戦い方をするのがか見たい!
 観客席にいたAndersonたん、ピンクのシャツを着てて、とっても可愛かったなあ。

 UFCでもうひとつ見所は、個人的に、選手よりもキャラの立ったレフリー陣。
 Big Johnはもう、タイトル張ってる選手並みに人気も知名度もあるし、この人の、試合を止める時の、倒れてる選手に対する気遣いっぷりがすごい好きだ。すごい心配そうに、いつも大丈夫かって様子を見てるのが、仕事に対する、そして死ぬ気でやってるだろう選手たちに対する真摯な態度に見えて、個人的にとてもいいなあと思ってる。
 Herb Deanは、見た目が全然格闘技らしくない、レゲエかラッパーかという外見のギャップが好きだ。仕事っぷりもきちんとしてるし、この人の試合の扱いはいつも安心して見れられる。
 Yves Lavigneは明らかにフランス系なんだけど、スキンヘッドのおっさんで、何か好き。妙に耽美なところもあって、リングに置かれた、ちょっとしおれかけた白バラって感じ。
 んで、名前からすると日系か混血なんだけど、Mario Yamazaki氏。こいつは、実はこの人の審判があんまり好きじゃない。Lesnarが勝った試合(Noguieraたん相手だったか)の無理矢理っぷりが、何かこうキナ臭くて、メインイベントはまず必ずHerb Dean辺りがやるのに、この試合は彼が審判だったというので、まあそれ以前からも、試合止める頃合いの判断甘くね?とか、何かそれはちょっとどうなんだろうなあとか、思うことがちょこちょこっとあって、何と言うか、100%の信頼は置けない感じ。
 とは言え、天下のUFCで仕事してるんだから、これはまあ、こいつの個人的偏見なんだろうな。きっと。

 いやまあ、UFCは楽しくて萌えるね、という話。まさかなあ、選手個人にハマるとは思わなかった。GSPたん恐るべし。UFCを、また面白くしてくれたLesnar、ありがとう。
 次はRashadたんとMachida氏の、まだ負けたことない同士だよ! それから、GSPたんが唯一負けたことのある(そしてリベンジした)Matt HughesとMatt Serraたんだよ! すげええええ楽しみだ!
 
GENOウィルス騒動。まさしくGENOサイド。だれうま。2ちゃんねる臭注意。 - 2009/05/18(Mon)
同人サイト向け・通称「GENOウイルス」対策まとめ
ここでいくら需要があるのかわからないけど、表に貼るのが間に合わなかったので貼っておく。

以下、2ちゃんねる臭丸出しにつき注意。

こんなことでちゃねらカムアウトする羽目になるとは思わず、専ブラなんざ7年くらい前から使ってるよpgrと、もう恥も何もなく言ってやる。
何が幸いするわからんが、今回のウイルス騒動、Java Scriptの心配のない専ブラで情報を得られるのはほんとうにありがたい。
ネサフ控えるとかそんな気はちょっとだけありつつ、ほとんど同人板のウイルス対策スレに張り付き状態。貼られてるリンクなんざ、いくら大丈夫そうに見えても恐ろしくて踏めない。
(日本時間)土曜の早朝からで、すでに7スレ進む勢い、初期よりは勢いが少々衰え気味に見えるけど、加速具合は相変わらず。1スレ、2スレ目辺りまではさすがに対策スレに相応しい中身だったけど、さすが今になると、情報があちこちに行き渡ったせいか、恐怖にかられてやって来た初心者レスに埋もれて、報告も煽りもネタも全部ごたまぜ状態。まさしくウソをウソと見抜けない人には(ry
自分の始まりは脳(ノウハウ)板だったけど、同人板にスレ立って以来のスレ住民のヒステリーっぷりに少々引きつつ、逆に恐怖を叩き込まれたのも事実。大げさじゃね?と思わなくもないが、自分がウイルス拡散の加害者になるくらいなら、過剰防衛でm9(^Д^)プギャーされるくらいヘでもねえ。
当然ながら、スレ開始当初には、「今警告注意文なんかサイトに上げたらねらバレヤバス」というレスもあって、いくら今時は万人知るところの2ちゃんとは言え、確かにねらバレはいまだ不名誉にしかならない。が、結局は、ジャンルがゾンビ焦土と化すくらいなら不名誉を取る勇者が多かったのは、さすが同人板と言うべきなのか。
中には、注意文上げた途端に「ネラ乙」という、それは揶揄か同類かどっちだというようなメッセージを拍手で受け取ったという住民もいた。マジで乙。

でまあ、この騒動の中、リアル世界では豚インフルエンザが大変、そして赤豚イベントが今感染大変地域で開催、同人板的には非常にややこしいことになってて、「豚の方が大事って、ウイルス対策せずにサイト放置かよ!」とか「いやその豚はイベントじゃなくてインフルエンザの方じゃね?」とか、板スレ方言、一時やめた方がよくね?とレスを追いつつ一瞬思う。
どっちの豚も、ひとまず心配のない身としては、自サイトとPC守るのが精一杯、被害者から加害者になるのだけは絶対避けたい。Adobeも全部消したいくらいだけど、ようつべ鑑賞をどうしてもあきらめられない ○| ̄|_ ニコ動じゃないから許してくれ。
日本語バージョンがないせいか、使ってるウイルスソフトの情報はちらとも入らず、ソフトの公式に行っても、GENOについての話題は一切ない。5/15にアップデートがあり、こっち時間5/17の昼頃にまたアップデートがあった。一応対応はしてるらしい。完全な安全は残念ながらないにせよ、ひとまずは安心しても大丈夫か。

この騒動で、Adobe関連をごそっとうpだてし、FTPソフトを削除し、XPも泣きながらSP3にし、FFにNo Scriptを入れて、JSはひとまず全部切った状態。
JoJoは昨日から、009は今日辺りから、サイトに警告文を上げるところが増えた。
あるサーチは、「ウイルス感染してたら即サイト全削除しかない、しかもすぐには事情説明を上げたりできない、だから連絡くれたらウチのトップでその旨告知できるようにします」と、告知スペースを貸し出すという、ある意味究極親切な異例とも言える申し出。
JSたくさんのレイアウトなんだけど、その告知はJSなしでも読めるようになってた。さすがだ。

同人板でのヒステリーぶりは、スレでも散々説明されてたように、閲覧者と管理人が重なってることが異様に多い、という点にあると思う。閲覧で感染してそのままFTPでサイト更新、サイト汚染、汚染サイト閲覧で被害拡散というサイクル、被害の拡大が、他よりも多いし速いというのは容易に想像できる。
だからこそ、ある意味同人板で、騒ぎが素早く大きく広がったのは悪いことではないと思う。
自分含めてサイト持ちが、いかにPCに関して無知かも、痛いほど思い知ったしな!
exeファイル実行とか、某ファイルのサイズを調べろとか、それすら「え、それって何?」とかもうね ○| ̄|_
馬鹿どもにPCを与えるなっていう雄山のAAがほとんど貼られてない不思議。
何度も何度も出て来る、回線切って窓からPCを投げ捨てろ、とかね。まあそれがいちばん確実だな。
こういう自分も、kernel32.dllが、ウィルス感染したsqlsodbc.chmの更新日とまったく同じとかそういうレスがあって、怖くなって調べたら自分のもまんまそうで、その時点でパニクりまくった。
が、更新日時でPC検索したら、いくつかファイルが見つかって、そのどれも窓のうpだて関連、ここと日本で同じ時ということは、これはどうやら単なる自動更新のファイルじゃないかと思ったけど、どう調べればいいのかわからない。
そのレスに対してわずかながら反応があり、が、スレ住民は基本的に無視。ってことは大丈夫ということかとは思いつつ、gkbrを止められない。
とりあえず、ファイルサイズとMD5を調べろとか何とか。感染を調べる目安のsqlsodbc.chmの情報はいくらでも見つかるけど、kernelのはよくわからない。しかもこの時点で、ぐぐるのも感染の原因になりかねないというレスもあって、もうどうしろと、という状態。いかに検索に頼りまくってるかわかるな自分。
JS切ってるし、PCが感染してもサイト汚染だけはないから、とにかく情報が先!と開き直ってぐぐったけど、全然見つからないんだぜ。そもそもMD5ってナニ? 何かそれを調べられるソフトがあるはずだよなとVectorに行く。いくつかDLする。使い方がわからず挫折。4つ目くらいにやっと何とか数字が出て、じゃあこれを他の誰かと比べないとと思ってたら、先に反応してた連中が、自分たちで調べた結果を貼り付けてくれた。
幸い同じ英数字がずらずらっと並んでたので、まあきっとこれは大丈夫なんだろうとちょっと安心したところに、「Kernel感染とか、ほんとだったらこんな騒ぎじゃすまない」と、明らかにそんなのjkだろうという書き込み。kernelが非常に重要なファイルだくらいはわかってるから、そんな風に言うなよう。
と思ってたら、「そんな心配ならKernel削除汁」とか書き込むヤツはいるしな。実行するヤツがいたらどうするんだよ。
とまあ、PC与えられるべきじゃない馬鹿だって自分のことがわかったということはとても重要だよなうん。

こういう有事には人間性が出るよね、という、おまいらもちけつ、というような書き込みもちらほら。
その間に挟まる、なぜか多い、「これだから女は」「(きちんとウィルス対策しない)腐の腐りっぷりは中国並」「同人板には女とゆとりとバカしかいない」という手の書き込み。ああ2ちゃんだなあと思いつつ、不愉快になるのも事実。
同人板には女性住民の方が多い、というのがほんとかどうかはともかく、なんでここでだから女は、という物言いになるのか本気で不明。
PC無知に男女差はねえだろと、個人的経験で思い知ってるが、そらまあ、女性に「わからないから助けて欲しい」って言われる方がうれしいという事実はこの際忘れることにして、こういう実体/実態のよくわからない敵に囲まれた時に、人というのは、その敵をもっと具体的でわかりやすいものにすり替えて、自分の恐怖と戦おうとするものなのかと、そういう点が非常に興味深い。
まあ、ウィルス対策するのに、まずある程度のPCの知識がないというのが露呈してしまうという現実を前に、その無知と情弱っぷりをあげつらいたくなるのは仕方ないにしても、そこに女性嫌悪が入り込むというのは、女性住民が多いと言われる同人板だからということなのか。
これがVIP辺りだったらどうだったんだろう。同人板追っかけるのに必死で、他板にはほとんど行ってないんだが。
もちろん、この手の煽りはみんなヌルーだし、みんながみんな同じことを思ってるとは思わないけど、さらっと、だから女は、ってレスがあるという現実が、少々時代錯誤のように思えて、悲しくもあり、おかしくもある。

2ちゃんは、日本という国の縮図だと、外にいて思うこいつは、このウィルス騒動で、大混乱しながらも錯綜する情報を拾い集めて速やかにまとめサイトを作り速やかに更新し続けるまとめ人氏のいる同人板ウィルス対策スレはすごいなあと思う。まあ今はかなりgdgdだけど、それでもあそこのおかげで助かった人たちはたくさんいるんだろうなと思うし、今では「超初心者向け対策まとめ」という、画像いっぱいのサイトまでできてる。
ネサフも更新もできないとなると、他にやることないしね、ということなのかもしれんがww
英語で、拡散っぷりについての情報はないかとちょっとぐぐったけど、ブログとかの記事がちらほらあるくらい。英語でなければもっとたくさんあるのかもしれない。
日本以外での広がりっぷりや大騒ぎっぷりってのはどんなもんなんだろう。個人的に感染したって人たちは、すでにひっそり対策/解決済みなのか。

と、思ったところで、姪っ子がPCの調子が突然おかしくなったと言ってたんだが、まさかこれじゃないよな・・・?

とりあえずそんなわけで、ねらバレ、パニック、いまだビクビクと、自分だけじゃない!と思いたくてつらつら書き散らし。ウィルス騒動早くおさまーれ。みんな感染しないのろいだ(ノ ゚Д゚)ノ オーロン オーロン
 
文章展示のためのスクリプト - 2009/05/27(Wed)
文章を表示するためにいい感じのスクリプトというのは、意外なことにあんまりない。
気楽に文章をさらっと上げるためにと思って探し始めたのは、ブログやら日記やらがはやるずっと前で、掲示板の延長的なデザインやら仕様がまだ多かった頃。
この間まで使ってたCGIは、色やらがわりとごちゃごちゃしてて、当時はああいうのが良かったんだろうなと思いつつ、さすがに6年も使い続けると、「さてそろそろもうちょっと何か違うのを」となっても不思議じゃない。
そうしてる間に、掲示板をつけてるサイトが珍しくなり、日記はブログになり、サイトそのものをブログでやる人も珍しくない昨今。
ブログの簡便さに慣れると、いろいろと普通にあるスクリプトに不満も出て来る。
というわけで、重いブログを使う気はないけれど、何だかそれに似たような、もっとシンプルなCGIはないかとちょっと探し始める。
そしてここで、「読みやすく文章を表示する」という基本的なところが、意外と無視されてることが多いと気づく。
簡単に文章を表示はしてくれるけど、表示された文章が読みやすいかとか、次の文章へ行きやすいかとか、そういう部分がわりと軽視されてるなあという印象だった。
機能はいろいろあるのに、そこがどうしても気に入らなくて、使ってみたいと思うスクリプトに出会えない。
というわけで、気に入った端から書き出してみる。

まろやかCGI
連載の小説を展示するのにいいスクリプトはないかと探してて、見つけたところ。
その名の通り、「まろやかリレー小説」とか「まろやか連載小説」とか、文章展示に特化したCGIばかりで、どれもシンプルで使いやすいし、他の似たタイプのスクリプトに比べると、使い勝手がいい印象。
文章のリストも、シンプルに可愛い感じで好み。
正直、リレー小説と連載小説で、サイト全部まとめられるんじゃないかと思ってたりして。
リレー小説は挿絵も掲載できる優れもので、ブログとかで小説連載するなら、これで充分じゃないかと思ったりする。
「今日の一言」は更新にも使えるし、とにかく書くということが目的なら、それに特化したCGIばっかり。とても大好き。

Tor World
どうやってたどり着いたか記憶不明。日記を探してたんだか。
とにかくさらっと書きたかった。それだけのスクリプトを探してた。タイトルいらない、内容だけで大丈夫、あるいはタイトルだけで本文はなくてもいい、文章いきなり表示(ブログ的に)、カテゴリ分けもあればいいなと、そんなのはないかと探しててやっと見つけたのがここだった。
ここも、詩だの今日の一言だの、文章展示に特化したスクリプトが多くて、デザインが少しだけ好みではなかったけど、構成とかがほぼ希望通りだったので、ちょっと試してみるかで使い始めて早3年。
ついにいろいろ考えてて、結局「愚考」の文章も全部同じCGIに移すことにした。
カテゴリ分けできるのと、タイトルだけでもいいのと、1日に複数記事を投稿できるところがとても気に入ってる。さらっと萌えを吐き出すのが、とても気楽になった。

ぷろぐらむるーむ
Twitterが流行り出し、ミニブログが流行り出し、一言呟く場っていいなあと思い始めて、でもいちいちそこのページに行ってログインとか、字数制限があるとか、そこにリンク貼るとか、そういうことがすでに煩わしくて、一言言いたいだけなのになーと、じゃあどうするかと考えてる時がいちばん楽しい。
簡易BBS的な何か、というのであれこれ試してたどり着いたのがここだった。
実際は完成したスクリプト配布というよりは、自分で実験的に作ってみる練習用という感じで、そのシンプルさを求めてたので、逆に気に入ったという流れ。
本文エリアと送信ボタンだけ、iframeに入れた時に、スクリプトそのもののページに飛ばずに、フレームの中にとどまったまま(これが意外と見つからない仕様だった)、どんどん送信した分がたまるだけというシンプルな作り、と求めてたことが全部まとまってた。ありがたや。
おかげで実況メモ、元気に稼動中。

基本的に、見た目がシンプルなのがいい。色とかごちゃごちゃしてない方がいい。投稿も簡単、設定も簡単、深く考えなくていいのが気楽、というのが希望。
文章展示を割りときちんと考えてるというスクリプトか、これからもっと増えるといいなあ。
 
UFCとTUF - 2009/05/30(Sat)
またUFC。
古い試合を、チェックしてると見返すことができたりして、まあその辺りの感想とかいろいろ。

Lesnarで格闘技再燃して、するっとGSPたん萌えに移動したわけがだ。
最初にまともに見たのが対Fitchだったので、わりと最近までふぃったんは大した選手じゃないんだろうという印象だった。
同じことがAndersonとやった選手にも言える。
両方とも凄すぎて、相手が雑魚に見えてしまうという。Andersonにほとんど手足が出せなかったDan Hendersonも、相手が変われば充分強豪だし、ふぃったんはWelterでは、今ひとつ決めがないのがアレかもだけど、タフさではNoguiera辺りに引けを取らないと思う。
とは言え、相手を選ばないと、GSPたんとかAnderson相手ではただのイジメになってしまうという。

Randy CoutureとかChuck Liddell辺りは、最盛期を全然知らないのでぜひ全部見返すチャンスが欲しい。
Matt HughesとSerraもだなあ。
Hughesはとにかく伝説級の神扱いで、新しい世代のWelterの選手たちに、もう押し出されてる印象だけど、それでもその凄さは絶対に否定できないし、今の状態が、いわゆる劣化ということなのか、それとも新しい選手たちが以前の先週よりも技巧に長けてるということなのか、あるいはその両方なのか。
昔に比べれば、練習方法も相手の研究方法もリソースが多いだろうし、手の届く量も増えたろうし、そういう理由で、明らかに理論派のGSPたんみたいな選手が力を伸ばしてるというのはよくわかる。
昔みたいなケンカ殺法じゃもう瞬殺レベルだし、ブラジル系柔術だけできてもダメだし、パンチ強いだけじゃどうしようもないし、全体的に求められる量もレベルも上がってるよなあと、素人が見てて思う。
GSPたんの凄さが際立つにつれ、逆に、彼には体格的に劣る選手たちの凄さというのもよく見える。
Hughesは身長はともかくも手足は短いし、体が柔らかいというわけでもなさそうだし、Serraは何もかもが短くて、体だけはとにかく柔らかいけどね、と、何であれで他の選手倒せるんだろうなあと思う。すげえよSerraたん。
Sean Sherkは、ちょうどふたりの中間みたいな体格だけど、以前のWelterの選手は、そういうタイプの体つきが多かったのかなと思ったり。
その体格のハンデを補える選手が、Welterではきちんとやり合えたということなのか。
元々はLight WeightのPennも、いわゆる白人的体型ではないし、ある意味GSPたんが珍しいタイプなのかなWelterとしては。
速さとか凶暴さとか容赦のなさとか、そういう諸々でPennはすげーよと思う。立ってるだけじゃ、ただひょろんとしたにーちゃんなのに、どうして自分より大きな連中を叩きのめせるんだろう。しかも完膚なきまでに。
容赦のなさでは引けは取らないGSPたん。うわエグーという攻め方もお手のもの。そのくせすべてがクリーンなんだよなーあの人は。

Pennとの2戦目の後でのインタビューで、GSPたんが、いわゆる攻略方法というのを全部説明してたんだけど、Pennはこういう体つきだからこう、体がこう柔らかいからこう、こういう風にするからこう、という、ほんとに一から十まで全部説明してたのに驚いた。
「抱きついたりして、肩を使わせるようにしたんだ、そこがあんまり強くないから」とか「寝技に持ち込んだら、体の位置は必ずここにとか、そうすると腕を取られない」とかね、そしてそれをちゃんと試合中に実行してるGSPたんオソロシス。
理論はあくまで理論で、もちろん試合というヒートアップした状態でそれをどこまで冷静に実践できるかだけど、こんな全部考えて行動するもんなのかと、改めてびっくり。
みんなしてることだよくらいのことかもだけど、素人にはもう理解不能の世界。面白すぎる。

自分がチビのせいか、体の大きな選手に無条件に魅かれつつも、体格では劣るけど技術とタフさと根性でがんばる選手たちがすごく好きだ。
そういうわけでSerraたんがとても好き。Hughesとリマッチして欲しいなあ。ふぃったんにもがんばって欲しい。
Light Weightとしては小柄なRashadたんもがんばれ。Machida氏に負けたけど、Good loserだったし、また這い上がってベルト奪ってくれ。
逆に、デカすぎてかわいそうなイメージのTim Sylviaにもがんばって欲しいな。Sylvia可愛い。

UFCは、今いわゆるはっきり(アメリカ人の)白人と言えるスター選手がいないので、他から連れて来ようと必死なんだろうというような話を聞いて、へーそんなもんかと思ったけど、まあそうなんだろうなあ。今のタイトル保持選手の中では、HWのFrank Mirくらいだしなあ、いわゆるアメリカ人で白人なのは。
個人的には、日系だったり黒人系だったりするブラジル人の選手がタイトル持ってるのって、ちょっとだけ何だかうれしい。
HWは今全然ドラマがないしなあ(個人的印象)。以前はWelterとか全然面白い試合がないって印象だったのに。飛び抜けて強い選手が出ると違うよなあ。
がんばれみんな。

ここから違う話。
The Ultimate Fightersという、まだ無名の選手を集めて合宿をして、その間に勝ち抜きでどんどん振り落として、いちばん最後まで残った選手と契約するという、いわゆるリアリティショーがあって、この手のRSにはウンザリしてるので、宣伝は見掛けても全然興味が湧かなかった。
たまたま断片的なものをちらっと見て、あり?意外と面白そうじゃね?と思って、あれこれ探してみたのが運の尽き。見事にハマり中。
正直、若手がどーのにはあんまり興味がなくて、現役/引退の元チャンピオンとかがコーチするという方に魅かれた。だってKen ShamrockとTitoが一緒に並ぶとか、番組中に、やらせ臭プンプンだけど殴り合いになりかけるとか、でもKenのケンカっ早さはガチなので、いやーリアルで有り得るわーとか。
もっと早く知ってれば、かのHughesとSerraのガチの嫌い合いっぷりとか見れたのになああああああ。
DVDが出てるので、うっかり買ってしまいそうでこわい。
今のところ見たいのは、1期と2期と6期かなあ。Randy CoutureとかChuck LiddellとかSerraとかHughesとか色々色々。
ってか、Chuckとかコーチとかできんの?と思ったら、これが意外とまともで、上手い選手が必ず教え方も上手いとは限らないけど、見た目がいかにもな人がコーチ向きでないというのも、これも根拠のない先入観だった。
まあ、Hughesはこの番組のせいで性格の悪さがバレてしまったという話。いやあの、試合前後の口振りでも充分じゃね?
Randyの素敵なコーチっぷりに惚れる。Nogueiraの家族大切チーム大切ないいおにーちゃんっぷりに和む。
Nogueiraは見た目がフケてるのであれなんだけど、まだ30そこそこなんだよなー。自分が教える選手には年上の人とかもいて、こういう世界は実力主義だから年齢とかは関係ないんだろうけど、そういう人もちゃんと全部まるっと懐ろに抱え込むNogueiraたんスゴス。
でまあ、このTUFで、1期と8期に、明らかにおまえアル中だろうという選手がいた。
1期はChris Leben、初日からすごい酔っ払いっぷり、容赦のない暴れっぷりに、実力はともかく人気はあったらしい。チーム内では好かれてなかったんじゃないかなと思いつつ。実力の方も、口で言うほどではない印象だけど、負けても負けても懲りずに這い上がってくる根性だけは人一倍みたいで、TUFが終わった後も、それなりの戦歴を築きつつある、らしい。
コーチであるRandyは、このChrisを合宿開始早々チームから蹴り出すチャンスがあったにも関わらず、何か感じるところがあったのか、そのまま据え置きにして、見てたこちらとしては、えええええええええええええマジですかだったんだけど、まあある意味Randyの判断は正しかったということか。
もうひとりは8期にいたJunie Browning。名前からすると、Jr.の略か何かかなこの名前。
Light Weightなので、当然体は大きくないわけで、真っ白の金髪に目ばっかりギョロっとして、全身に棘立ててるくせに怯えまくってる小動物という印象だった。
これも初日から泥酔、みんなに絡む絡む、殴り合いのケンカを始めようとする、グラスは投げつける、Chrisに比べると、絡み酒&凶暴化というので、さらにタチが悪い印象だった。
ふたりとも、酒のことでコーチとかから注意されると、「まあ、ちょっと問題かな。ちょっと飲みすぎたかな。ちょっとやりすぎたかな」と、必ずちょっと、というのがつく。ちょっとじゃねえと、内心超ツッコミ。
そしてChris同様、酔っても酔わなくても、自分が一番、自分がチャンピオン、自分が自分が自分が。黙って練習しろおまえら。
Junieは凶暴化もあるので、暴れ方がエスカレートすると、HWの連中が止めに入る。チームは違うBaderと、チームメイトのKrzysztof。このふたりに抱きかかえられたり、真摯に説き伏せられたりしてるJunieは、まるで10歳くらいの子ども。
自分と仲良しのLight Weightのチームメイトが勝ち抜き戦で負けた時は、いきなりキレてリングに飛び込むということをやらかした。なぜか止めるのは、自コーチのMirではなくて敵チームコーチのNogueira。でかい男の中に入ると、いっそう小ささというか、貧相なのが際立つだけのJunie。
まあ、この辺りや子どもっぽい容貌に、すごいコンプレックスがあるんだろうなとは、誰でも見当はつく。そのせいの泥酔や凶暴化なんだろうなあ。個人的には、典型的な、ある種の暴力の被害者の反応だなあと思ってた。
Chrisはまだ、口ほどではなくてもそれなりに戦う人だったけど、Junieはそれすらない人で、「なんで君はこの合宿に参加できたの?」と素で訊きたかった。
ってかDana、番組のためにわざわざこの子選ばせたな。全国的に恥晒しかよ・・・・気の毒に。
Junieは酒だけじゃなくて、精神的にも異常なほど不安定で、酔う→暴れる→泣く→ごめんなさいもうしませんみんなのことが大好きですサイクルを短期に繰り返す、誰が見ても、これは薬が必要なレベルだろうと。
結局、ぎりぎりで勝ち残りはしたものの、最後まで残れる可能性は全然なく、本人はカメラの前で負ける恥を晒すよりは自分で先に辞めてやるといい、コーチのMirは、好きにすれば?オレシラネ(この人はずっと常にこういう態度)、また社長のDanaが出て来て、「勝手に逃げられると思うな」と釘を刺す。
そして最後の勝ち抜き戦、ベストは尽くさない、最後までがんばらない、で、投げた負け方で終わり。リング際のMirも呆れて、もう応援の声も出さなかった。
Danaは、「Justice served」(正しいことが為された)って笑ってたけど、何と言うか、ざまーみろと思うと同時に、後味悪いアレだった。
そしてJunieがさらに、「オレは最初からここにいるべきじゃなかったんだ。時間の無駄だった。これはオレのためのスポーツじゃない。3年間も無駄にした」と後足で砂をかけまくるかけまくる。
ここまで見事な人も珍しいなほんとに。Chrisはまだ、自分が負けた時は自分が悪いって認めてたけどなあ。
このJunieと好対照なのが、同じチームのKrzysztof。ポーランド出身の選手で、放映時には30過ぎてたのかな。子どもの頃にカナダに来たとかで、英語には問題なさそうだったけど、育ち方のせいなのか年齢のせいなのか、Junieをちゃんと構ったり、みんなが飲みまくった後の後片付けを黙々とひとりでやってたり、何このお母さんキャラ?とちょっと萌えた。
しかもスキンヘッドの刺青だらけという、どこの刑務所行ってたんですか?な容貌だけに、物静かで、何か言う時は必ず「これはオレが思うってだけのことだけど」と付け加えることを忘れず、いわゆるありがちな陰口を叩くこともなく、ただひたすらストイックに練習に励む姿は、あるべきUFC選手の姿だなあと思った。
こういうKrzysztofなので、番組内の決勝で、チームメイトのタカビーくんVinnyに負けた時は、人ごとながら超悔しかったよ!
Vinnyは、階級違うけど、AndersonとかGSPたん辺りにボコボコにされて、一度自信を失ってみるべきだと思うよ。
ところでこのストイックなお母さんキャラKrzysztof、お茶目なところもあって、腹は立つけど害はないいたずらを仕掛けるのが大好き。しかも手間の掛かる、誰得ないたずらが多いところが何か・・・萌える。

引き続きTUFを見たいかどうかはともかく、たまたま見た分は面白かった。ぜひぜひSerraとHughesがコーチした分が見たい。
合宿中にあるドラマそのものには興味ないけど、ああやって、プロになりたいと思う人に機会が与えられるのはいいことだと思う。

次の次の100は、またGSPたんが出るよ! 楽しみだよ! HughesをボッコボコにしたThiago Alves相手だ! 計量失敗してHughesとやり合ったということなので、その辺り含めて、GSPたんに指導してもらうといい。
関係ないけど、ShamrockのKenとFrankって、養子同士で血の繋がらない兄弟なんだと初めて知った。道理で仲悪いわけだ。いや実の兄弟でも仲悪い人はたくさんいるけど、あの、冷え冷えとした感じはなんだろうなあと、ずっと思ってたので勝手に納得。


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