ワードパッドから、フリーソフトのテキストエディタに移って久しい。今では、ワードは原稿用に体裁を整える時にしか開かない。
　あれこれと試して、結局落ち着いたのがLight Writeだったりして、いまだ他のエディタを試しつつ、これよりも感触の良いソフトに出会えずにいる。
　エディタの好みは人それぞれ(何だってそう)だから、これが絶対に誰にでも良いエディタだというわけでもないんだけど、世のエディタというのは、わりとプログラムを書くとか、HTMLファイルを作るとか、そういう目的が主なものが意外と多くて、ただ文章(日本語)をざかざか打って行くのに感触がいい、というのが案外とない。
　そうなると、テキストエディタという名よりも、メモソフトで探した方が、割としっくり来るソフトが多かったりする。
　とは言え、メモソフトはやっぱりメモする、というのが主目的なわけで、それなりの長文を扱うには少々非力なことが多い。
　メモソフトとして、こいつはEvMemoを使ってるんだけど、これは字の表示がとても長文向けとは言えず、小さなソフトなので、フォントを替えるなんて機能はなく(それがこの手のソフトの利点でもある)、それで仕方なく、テキストエディタ探しの旅に出て、たどり着いたのがLight Writeだった。
　EvMemoの起動の早さ、タブ管理の便利さ、自動保存の気楽さ、に慣れると、もうノートパッドやワードパッドには戻れない。
　ワードの重さに比べれば、ワードパッドは超速だと思ってたけど、他のソフトを使ってしまうと、書ける段階になるまでの数秒にいらいらする。
　それに、１ファイル１窓という仕様では、書きかけのファイルを自分で覚えておかないと、フォルダの中に埋もれて、永遠に忘れ去ってしまう恐れがある。
　御託はともかく、お気に入りなんだけど、ほんの数パーセントだけ気に入らないLight Writeについて、だらだら書いてみようと思う。

☆ 気に入っている点
　− 見た目がシンプル。
　− 使い勝手もシンプル、直感で大体使いこなせる。
　− 初起動で、いきなり立ち上がってすぐに打ち始められる。他のソフトは、意外とまずフォルダを作れとか、新規ファイルを先に作れとか、いろいろとやることがあったりして面倒。
　− いくつものファイルを同時に開いて、タブ切り替えで閲覧でき、しかも新規タブはボタン１クリックで開ける。新規タブを開くのに、わざわざ右クリックとか、メニューからとかは、案外と面倒。
　− 右クリックメニューに、｢すべて選択｣がある。ワードにはない。メニューにマウスを運ぶのは意外と面倒。
　− 閉じる時に勝手に保存。気楽。
　− 閉じた時の状態のまま立ち上がる。書きかけは、常にタブで開きっぱなしなので、見失って忘れることがない。
　− 起動が速い。
　− １ファイル／１タブ、30万字くらいは平気で受け入れてくれる。

☆ ちょっと、な点
　− 字数カウントが欲しい(全部と選択部分)。全角２byteとかじゃもちろんなくて、全角１文字で。
　− 打ってる最中にも自動保存できる機能が欲しい。２分おきとか、タブの切り替え時とかだとありがたい。
　− 行間表示を変えられたらありがたいな。
　− EvMemo的に、カテゴリでファイル／タブを分けるっていうのはどうかなあ、と思ったりもする。
　− 別ソフトで、EvMemo的なメモソフト作ってくれないかな、というつぶやき。

　あれこれ言いつつも、あれこれ他に試して、字数カウントのあるエディタや、自動保存の設定が細かくできるエディタや、そんなものはいくらでも転がってるけど、Light Writeから離れられない。
　結局のところ、ざかざか指の動くままに文章を打って行くという、テキストエディタの基本である部分で、Light Writeを越えるソフトに、こいつはまだ出会ってない。
　EvMemoを越えるメモソフトも見当たらないよ。誰か、EvMemoの後続作ってくれないかな。

　エディタ絡みで、ポメラがまた欲しい熱が・・・。すぐ打てるとか、キーボードが案外いいとか、何もないから集中できるとか、ワープロ世代のこいつには案外とありがたい機械かもしれない。持ち運びも簡単だしね。ケースをあれこれ選ぶのも楽しそうだしね。
　とは言え、それに２万近く出すなら、いっそちっこいノートPCにしたら？という声も聞こえる。いやほら、工人舎のを持ってるけどねすでにね、あれはキーボードがひどくてね・・・。あれはネット用、ポメラはエディタ単独機として、割り切ってもいいかも！とも思ったりもする。
　テレビだらだら見ながら、膝の上でネットと言うのは、けっこういいものなのです。
　が、ミニノートと言うヤツは、どうもパワー的に決心が、と思ったら、地元のPC会社、神代があった！　BTOでは昔から有名なのだ(なぜかそれを教えてくれたのは、いまだアナログな親父だったりするんだが)。そこで10インチモニタのノートとかなら、キーボードはけっこうイケるはず！
　がしかし、１kg切ってる工人舎でも、意外とかさばるのに、10インチで1.3kgじゃあなあ。
　ポメラは無線LANとか着いてない、ようするに文房具扱いなので、飛行機の中でも使えるそう。おおおおおお、それはいいかもだ！
　旅行とかでノートPC持ち歩いて、外でじろじろ見られる(盗難の恐れ有)なら、外ではポメラと割り切って、宿泊先でだけネットをやればいい話。
　次世代ポメラは、もしかするともうちょっと機能が上がるかも！という話なんだけど、今のままでも案外大丈夫そうな気がする。
　ポメラを買って、SDカードリーダーを買うか。とにかく、もっと書くモードにならないとな！　エディタの性能がとかって逃げちゃダメだ自分。
　原稿からの現実逃避に、というか、書くモードへ入るために、あれこれだらだら書いてみた。エディタは重要だよエディタは！　キーボードもね！