あてがわれた選択肢を、さぁ、選んでください。無理やりに。
暗闇で見る夢は、哀しすぎてツマラナイ。だから涙が、
人を呪わば穴ふたつ。自分を呪うと、どうなりますかね。
薔薇の棘に誓いを立てて。血の巡り果てるまで、貴方の為に。
沈んでゆく、沈んでゆくよ深く。深い底で君は、どんな顔をするの?
意味のない心配なんてと云い捨てて。薄暗さを引きずりながら。
余りにも対照的な君と並ぶ。それでも人らしからぬ、己の姿。
君と出会ったことは奇跡的な偶然ですか、偶発的な必然ですか。
夢を見た。泣けない彼女が、雨に打たれて立ち尽くしてる。
選手交代。ちゃっちゃと終わらせたら、褒めてくださいね。
同じだけど違う、違うけど違う。違うから、違いすぎて。
貴方に向ける為に鏡に映した感情は、歪んだだけの同一視。
謝らなくちゃいけないかな。こんなにした、自分に。自分を。
逃走本能と生理的欲求。それよりもまず、生命の確保。
願いも祈りもしなければ、希望と絶望は混在するものなのでしょうか。
意識の何処かが望んでる、終焉と安寧と。眠ってしまえる、静けさを。
疑問になんて答えてくれない。愚直だとわかっているから。
促したなら。それでも君は、拒否するのか。置き去りの涙。
帰りたい還れない孵りたくない。そんな場所は知りません。
黒と赤の雫の世界で。偶然の、出会いだったはずなのに。
目を閉じれば鮮やかな色彩。開けると、モノトーンの雨模様。
当たり前だろ? なんて笑うから、切なくなる。苦しくなる。愛しく、
そうやってヒステリックに叫んでも、消えやしない色なのに。
苦痛も悲鳴も生じない、あからさまな無情。どうしようもなく無常。
出来るだけたくさん繰り返して、君にあげる。せいいっぱい。
ぴたりと温度を重ねていられる。だから、夢の中で会いましょう?
全てを知らずに生きてゆけたら。こんなにも重たい枷なんて、要らない。
均衡を保つための結論。好悪を、はっきりとさせる。させない。
やさしくしないでください、辛くなるから。でも、嫌いにならないで。
呼吸することを忘れた細胞が。君のこと、覚えているうちに。
知っていますか。あなたといる時だけは、安らいでいられるって。
気休めと云うのなら自分にだろう。果てもなく、逃避のように。
あなたが奪われたら。僕は誰に甘えればいいの、縋ればいいの。
素直になれたら苦労しない。苦労してでも素直にならない。
君の全てを所有する。その全てを独占する。僕だけのものに。
溢れ溢れてとめどない、これは、この感情はアナタの、です、か?
壊れてしまう気がして。これ以上は。毀れてしまう気がして。
瞬きをするひとときの、それすらも勿体ない。君がそばにいる間は。
紛い物の楽園。作り物の箱庭。僕らの過ごす、無限の一時。
差し込んできたのは目映い光。やさしいあなたの笑顔と声と。
失くなりました、探してください、見つかりません。だって元から、
瞳を覆って盲いているよ。あなたの本音が見えないように。
口で云うだけ。気がつけば、明日も変わらぬ日常が続く。
人工的生命。人為的殺戮。この手を使えば、出来ること。
手を伸ばし足を伸ばして、届く四方が私の世界。囲い囲われ。
思考する必要性のないこと。而して実用性のないこと。
恥ずかしげに、だけどやさしく幸せそうに云うことを、知っている。
通り抜けたはずの現実は、いつからかアンリアル。目に見えぬ未知。
あなたを憎み想う程に。感情は、止め処なく溢れだす。
忘れられない遠い記憶。もう、その幻影も消えてしまいそうなのに。