みんなが待ってるよ、待っててくれるよ。だからまだ、後戻りできるんだよ?
行こうよって、手を引いてくれた。そのあたたかさに、涙があふれた。
誰かが僕を見つけてくれるのを、ずっとずっと待っていたんだ。
寂しい奴だな、お前って。慰めてほしいとか思わないわけ?
現実なんて見えないよ。だって全部が夢だもん!
いい加減に黙ってください。声を聞くのも不愉快です。
君がどれだけ裏切ろうともあの子は君についていくんだよ。可哀想だね。
本当は、おともだちなんかじゃ我慢できなかった、けど。
何にも要らなかったの。抱きしめてもらえるだけで、嬉しかったの。
君は僕を生かす為に生き続けるんだ。ねぇ、それで十分だろう?
嘘偽りでも構いません。どうかあたたかな言葉を投げかけてください。
僕は君の為に罪人になろう。僕は君の所為で咎人になろう。
謝りたかった愛されたかった、ただ笑って欲しかった。何もかもが、叶わなかった。
お城の中で眠っていれば誰かが見つけてくれるだなんて甘いこと考えてるんじゃないわよ。
破片を踏みつけてわざと足を傷つける。振り向けば、歩いてきた道筋が見えるから。
騙してたんでしょうわたしのこと。いいのよ、本当は知っていたもの。
もう聞こえない筈のあなたの声が、こんなに近くで聞こえるなんて。
それなのに僕は、誰よりも敏感に君を感じ取ってしまうんだ。
貴方にさえ出逢わなければ幸せだったのきっとそうなのそうだったと思いたいの。
吐き気がするほど好きだった。反吐が出るほど、今は嫌いよ。
誂えられたオペラみたいに、悲劇だったり喜劇だったりするような恋をしましょう。
次が巡ってくるかわからないから、今の内に云っておくね。好きと好きと、それから好き。
限りなく狭い君の視野にはいつだって僕は映っちゃいないね。
それは恋だとか愛だとか、そんなに甘ったるいものではなくて。
幸せそうなのがいけないのよ私の前でそんな顔するから、だから!
僕たちの関係は実はすっごく諸刃なんだよ、ねぇねぇ、わかってる?
マーブル模様が目の端で滲んだ。少しだけ痛かった。
ああほらちゃんと泣けるじゃない。泣き顔だって可愛いよ?
あなたが僕の最後に対して抱く気持ちが、悲しみよりも愛情であればいいのに。
パンクしちゃうくらいに愛してください。なんて、云ってるみたい、で。
手を繋いで見上げた空の遠かったこと。ねぇ、貴方は覚えていて?
ひとり、ワルツを踊りましょう。貴方の手を取れないから。
満面に笑みを咲かせて僕だけに笑いかける君は、本当に綺麗。
罪を犯し罰を負った僕はけれど、赦されようなどとは思わないのです。
眩しいん、だ。君に手を伸ばすことに、躊躇するくらい。
あなたはいつだって、僕に本音を打ち明けてはくれなかったね。
鈍感な彼が悪いのですか? 伝えない私が悪いのですか?
嗚呼、俺の、俺の罪なんて、罰にもなりやしないんだ!
愛して欲しいとは思いません。だからどうか関わらないでください。
無邪気な君に心が洗われていくんだ。君はきっと気づかないけどね。
俺たちの旅はこれからだ! ・・・とか、ご都合主義に叫んでみる。
何の気兼ねもなく奪ってください。残りは僕がイタダキマス。
夜に沈む意識の中、最後に思い出せるのが貴方ならいいのに。
僕がいつか消えてしまうとしても君の中で生き続けることを誓おう。
やんわりとした拒絶の中に付け入る隙があるのなら、もう迷うな。
君は可哀想な人ではありますが、だからと云ってどうしようとも思いません。
俺の可憐な姫君! さあその綺麗な足で俺を蹴り飛ばしておくれ!
嗚呼酷い! 置き去りにされる方が辛いだなんて今更知りましたよ!
大切にしてくれなくてもいい。ただ、一番にしてくれれば、それでいい。
まるで別の彼女が落とした涙は何故だかあの日のあの人に酷似していた。