花のかんばせ、仄かに色づき、ひらひらと舞う。ひらひらと舞う。
ぐちゃぐちゃでしょう? こんなモノですよ僕の中身なんてモノは。
愛の呪詛を君に刻もう。綺麗な白い肌の上に、ざくりざくりと。
飛び立つ羽なんて、引き毟って暖炉にくべてやるわ。
見てくれだけのやさしさでも、私にはこんなにもしあわせだったのですから。
君は酷いね。僕を縛りつける天才だ。
口約束を素直に信じて、ずっと貴方を待っていたのに。
許してもらえるだろうか。君の思い出と生き続けることを。
大嫌いにさせて。もう無理なの、貴方のことを一方的に思うのは、無理なの。
僕の吐き出す愛してるが届かなかった理由なんて明白だ。だって、愛はするものじゃないんだから。
もう恋なんてしないよ。一度だって、したことはないけどね。
憎んでいたのは、あの頃の、無知だった自分自身。
殺してください。私の中の貴方を、一人残らず。一人も残さず。
考えるのも馬鹿らしいよ。どうせ俺は君から離れられないのに。
逆様に映り続ける世界中で、異物で遺物な君を見つける為にただ。
貴方の隣に当然のように経ってます。どけと云われるまで離れません。
アンタを道連れにしてあたしはこの世界から惨めったらしく消えてやるわよ。
ねぇ知ってた? あたし、アンタのこと、大切に思ってたのよ。
裏切られたのだと知ったのは、多分生まれてきた次くらいの絶望だった。
無邪気に笑うお嬢さん。君はまるで小悪魔のような天使だね。
そんな可愛い顔したって、ご褒美なんてあげないよ!(キスなんて!)
お姉ちゃん、頼むから、僕をドギマギさせないで。
どうしてどうして、貴方ってそんなに年上なんですか、マイダーリン!
運命感じちゃったんだ。叶わない、運命。
ロミジュリ気取って愛し合うなら、君はあたしの為に自殺未遂してくれるんだね。
長く艶やかな髪に触れて、キスしたいなんて邪な想いを、
貴方の暴言に癒されるなんて俺も相当マゾですよね、知ってましたけど。
貴方と同じ存在でありたかったのに、僕らの気まぐれな創造主は本当に残酷なんです。
優しすぎますよ。こんな風にぶん殴ってくれる、なんてさ。
俺は生きてるってそれだけで、アンタを裏切り続けてるんですよね。
ありがとうございました。貴方に出会えて、その手で、終われて。
泣いてるんですね、らしくない。君はもっとふてぶてしい顔の方がお似合いですよ。
怒れ憎め嘆け嫌え! 頼むから、突き放してくれ。
焼けた空を泳ぎ切る鳥が、疎ましくて羨ましくて、まるで幼子みたいに泣き叫んだら。
君の隣を歩ける時間はそんなにはないから。せめて手を繋いでいませんか?
突き刺した痛みなんてわからなくなるくらいただただ手酷い言葉をかけて。
あと何回、と繰り返すように嘯き嘆いた。僕らの目覚められる時間、は
笑顔の眩しい人でしたから、顔なんてまともに見れもしないで。
あたたかいと泣く君は、凍えた声で僕を溶かした。
泣きじゃくって、君は何が欲しかったって云うんだい?
あんたのこと、実は嫌いでもなかったの。好きだなんて云わないけど。
可哀想に、可哀想に、忘れ去られた僕ら。憐れまれない僕ら。
愛しさと憎らしさを折半しよう。どちらにも傾かないように。
怖がらないで、泣かないで、私はずっと此処にいるから。
黄昏に飲み込まれた彼は、もう帰っては来ませんでしたとさ。
本当はこんなに好きになる予定じゃなかったんですよ。あんたって人は本当俺を振りまわしますね。
アンタがいなくなったら、あたしひとりぼっちじゃない。いっぱいいるけど、ひとりじゃない!
あの人は、それはそれは綺麗に、美しく壊れているから。だから、どうしようもなく。
追い縋って情けないくらいに泣いてしまったら、あの人みたいに慰めてもらえるんだろうか。
どうして私と君の時間軸はずれていってしまうんだろう。君だけいなくなっちゃうんだろう。