遠すぎて。近すぎて。見えるわけもなくありもしないはずの、モノ。
誰はどうだから、とか、そういう区別じゃなくってね。思うこと。
網膜に焼きついた君の顔、せめて笑っていてくれるように。せめて。
贖罪すら嘘に塗れていたとしても。君に対する僕は真実のはずで。
偽りでも欺瞞でも、この全てが俺の全てで真実で。君だけが。
言葉は人に与えられ、人を分かつ為押し付けられたモノであるとして。
名前を呼んで。私を見て。その瞬間が何よりも刹那くて果敢無くて。
残された僅かな時間さえ、辛うじて渇いた笑顔で君は呟くんだ。
この背中に羽なんてないけれど。願えば叶うと思っていた幼さに。
雨と文字がぱらぱらと躍る日中。しろの満ちる庭で。
あがる飛沫は紅色地獄。天上の白を染め落として弾け飛ぶ。
誰よりも大好きなあなたの幸せを祈るには、こうするしか、ないのです。
きらきらと眩しい太陽の花。映し込んだ光を、乱反射して。
もしよろしかったらそのポジション、私に譲っていただけますか?
ストップストップ。とりあえず落ち着いている場合じゃありませんよ?
届いたなら受け入れて貰えるなんて確証は、ないけど。伝えたい。
子供みたい? 大好きな人の驚く顔って喜ぶ顔って、嬉しいんです。
血が滲む唇に、ピリピリと――忘れかけてた痛みが甦る。
輝く星に願いましょう。私たちがずっと一緒であれますように。
もうこんなところにはいたくない。いっそ、逃げてしまおうか。
がむしゃらすぎる一直線。そんな姿勢に、たまらなく憧れて恋焦がれ。
君に会うためだけに家を出て、一番に出会えた。素朴に嬉しくて。
云い聞かせないと不安になるの。君と僕との関係性の、真実。
思考は簡単、実行は難解。それでも諦めることなど出来なくて。
白くて広くて高い部屋。少しの機械と無数の本。それだけの世界。
だったら話しかけるなよ。裏腹な言葉なんて、要らない。
いっそ清々しいまでに哀しい、邪気のない笑顔を浮かべてね。
それはまるで雨のように――ノスタルジック・レイニィディ。
少しでも、なんてみみっちぃことは云いません。ずっと、傍にいたいから。
そんなに悲しい顔をしないで。俺には君を愛せないから。
望むもの願うもの/願うのも望むのも。叶えてやろう、気分次第で。
懐かしい夢を見たの。どんな内容かは、秘密だけど。
遥かな空の方角に、想いを馳せる。どうかこの時間が長くありますように。
愛しさは生存に繋がる。慈しみは未来へと続いてゆく。当然の、こと。
そっと連ねた言葉の意味を、わたしもあなたも知らないままで。
狂おしいまでに愛した君は、その狂気に値するほどに愛おしい。
ゆがんだうたひずんだしきいびつなゆめまがったはな。すべてをYに。
何もかもが無駄だと云うのなら。どうして全てはあるのだろう。
留守電ランプの点滅につられて溜息。いつものこと、いくつものこと。
覗き込んだ万華鏡。きら、きら・・・儚く、果敢なくゆらゆらと。
叶わないかもしれないけれど、希望を持つのは大切です。と、君は云った。
触れ合う手のひら硬質の感触。描いた軌跡は惑いながら。
誰だっけ? 問いかけは残酷に、真実を突きつけて抉るから。
聴こえるはずのない音と、聞こえるわけのない言葉を感じて。
もっといいこでいたいのに。ずっとそばにいたいのに。ごめんなさい。
君のために僕がしてきたことの全てなんて晒せる訳がないけれど。
際限ない増殖・再生ない腐敗。続きは終わりの道標。
やわらかく包んで抱きしめて。本気で云って。本当に云って。
力強い言葉は無敵のチカラ。貴女が、教えてくれました。
眠ることが怖いんです。知らない間に過ぎてゆく時間が。