泣き出しそうな空を睨んだ。泣きたいのはこっちの方だ。
傍にいて、何処にも行かないで。ねぇ、どうしてそれだけが我が侭なの?
貴方の体温で溶かしてください。欠片も残らないように。
伸ばした手を掴んでもらえるなんて幻想は、とっくに捨ててしまったの。
大好きだよと囁いた。君の名前すら知らないままに。
空から降る白い星。花びらのように、揺らめく雪。
僕が君に成り変わってあげるよ。だから安心して逝きたまえ。
砕けてしまえ、こんな想いは。初めから抱くだけ無駄なんだから。
私が好きになった人は、みんないなくなってしまうのです。だから、貴方も。
初めて会った時から好きでした。今までは。
愛してくれずとも結構です。だから貴方を愛させて。
僕のことが好きなら他の何もかもかなぐり捨ててから出直して来い。
誰よりもお前が疎ましいよ。だって愛しているのだもの。
黒い染みのように、私の存在が貴方の中に留まりますように。
どちらかを選べなんていきなり云うな! どっちも好きじゃないんだから!
お前の為なら何だって出来るよ。自己満足になるからね。
赦しが欲しくば泣いて乞え。跪いて態度で示せ。
手に入れたかったのは、初めから得られぬと知っていた、童心の我が侭。
置いてかないで、貴方のことは嫌いになりたくないの。
始まってもいなかった恋に縋った、身勝手な少女時代。
黙れ僕は人間だ、何処もおかしくなんかない!
神様、貴方が作り出した必要のないものを選ぶしかない俺は、貴方に愛されてはいないのですね。
いつか忘れてしまうなら、最初から何も知らずにいたいのに。
可能があるから不可能があるのではなく、不可能であるから可能なこともあるのです。
君のことを好きになった、僕は何処から間違えていた?
愛おしいから触れたくない。きっと壊してしまうんだもの。
何を今更。貴方は一度でも僕を必要とはしてくれなかったでしょうに。
見上げた空は夢のそれよりちっぽけだった。なのに、涙がぽたりと落ちた。
ずっと傍にいてあげるよ。だから何も考えないでいい。
いつか君を探し出すまで、僕は君以外の誰かを愛していよう。
僕の云う通りにすればいいよ。君が望んだそのままにね。
本当は誰よりも嫌いだけど。お前が好きだと云ってくれるから、俺は俺のことも好きでいる。
手招かれた闇の中、彼は笑った。愚かだねと、そっと優しく。
額をこつりとくっつけた。仄かな熱が、伝染してしまいそうで。
みんなが僕のこと好きになってくれればいいんだ。そしたら僕も君を愛せるんだから。
貴女はまるで儚い花。手折ってしまいたくなるくらいに、美しい。
終わりたいのと望んだ君の真白い首に、躊躇わずに指をかけた。
どうして私がこんな目に。悪いのは私じゃないでしょう?
憎らしいから愛してあげない。最上級に冷たい優しさだけを投げてあげる。
何でも云ってくださいよ。アンタの為ならやりますから。
君に僕が殺せるかい? 嗚呼、何て痴れ言だ。
ねぇあなた、愛してるから24時間拘束されてくれません?
好きよ、大好き。頭の中まで食べちゃいたいくらいにね。
私はまるで寄生虫のように、貴方に寄り添うしか生きる術がないのだから。
貴方のことが好き。・・・あぁ、云ってはいけなかったのに。
君が変わってしまっても、ずっと愛していると約束するよ。
お願い、あの子を幸せにしてあげて。私なんて消えてしまって構わないから。
何も要らない筈だったのに、気づけば君を求めていた。
他に誰も好きになれない。俺には君しかあり得ないから。
君に出逢えたこと、神様に感謝するべき? 文句を云うべき? どっちかな。