SIDE:P

むしろ作業過程です。
この前の主従絵の作業過程みたいなのを晒してみようと思います。地下室絵でごめんなさい。
画像がないところは文章で補完！

◆作業環境
・PC：2005年秋モデルのNEC製Lavie／モニタ14.1型1400*1050／メモリ1.5GB
・ペンタブ：intuos3のA6サイズ。ワイドじゃないやつ（今はもう売ってないよね確か）
・ソフト：Photoshop7.0 ＆ SAI ＆ CGillust4.06 plus

長いのでたたみますよー

続き
　
画像はクリックで拡大します。

◆下描き（SAI）
　
おもむろにSAIの鉛筆ツールで描きます。最初に裸描いて、それから服着せます。
簡単な絵は赤一色で描くんですが、ややこしい絵はパーツごとにレイヤーと色を分けてます。
描いていくうちにどんどんキャンバスサイズが肥大します。計画性ありません。

◆ペン入れ（SAI）

※画像は原寸なのですごく大きいし重い（370KB）です。クリック注意。何という恥さらし。
下絵を200%に引き伸ばして、SAIの鉛筆ツール4pxでちまちまペン入れします。
（いつもは3pxなんですが、この絵は何かやたらデカかったので4pxを使用）
メイドカチューシャの曲線と鞭はペン入れツールを使いました。

ちなみにこの時点での画像サイズは横3000px縦4000pxでした。うん、そんなに必要ない…
ペン入れ終了時のSAIファイルは20MBでした。

◆肌と目と髪塗る

キャプチャは塗り終わった時点でしか撮ってなかったんです…
（しかも別所ブログに載せてたので変ならくがきが^^;）
なのでレイヤー構成を書いておきますね。
レイヤー濃度数値はウロ覚えです。でもとにかくあんまり100%では使わないです。

◇肌（CGillust）
・肌ベース　←２人とも共通。薄めの肌色。
・影１　←ベース色を乗算で。濃度は80%くらいだったかな。
・影２　←時雨はピンク系、御主人様はオレンジ系で乗算。濃度60%くらい。
・影３　←ほんの少し足す程度。２人とも共通でピンク系乗算70%くらい。
・紅　←唇とか。時雨はピンク系、御主人様はオレンジ系で乗算。濃度100%？
・ハイライト　←白で唇にテカリを。
・頬１　←時雨の頬に薄く？ピンクを乗算で乗せ。
・頬２　←同じく時雨の頬に斜線で。ピンクで乗算。

影とかハイライトは、CGillustの鉛筆ツールで塗ってぼかす、の繰り返しです。
ぼかす前はアニメ塗りみたいな感じです。

◇目（Photoshop）
・白目　←白で塗ったあと透明保護して灰色で影を入れる
・黒目ベース　←想定より薄い色を乗算で塗りつぶす
・影１　←ベース色よりちょい濃いのを乗算でグラデ入れる
・影２　←瞳孔？と黒目の縁取りを乗算で入れる
・影３　←さらに濃いグラデを乗算で入れる
・ハイライト　←覆い焼きレイヤー？で白でちょこちょこと入れる
・ハイライト２　←線画よりも上にレイヤ作って、大きめハイライト入れる

◇髪（Photoshop）
・髪ベース　←時雨はこげ茶、御主人様は濃いめのグレーで塗りつぶし。
・影１　←乗算80%くらい。パスツールで塗りっと。
　　　　　時雨は濃い赤、御主人様は暗め紫で影塗ってみました。
・影２　←乗算50%？でグラデ入れます。時雨は明るめ赤、御主人様は明るめ紫。
・ハイライト　←パスツールで白を。ソフトライトの40%くらい？
・ハイライト２　←天使の輪っぽいのをパスツール＋ぼかしで。白のソフトライト50%だったかな。

髪の影１、ハイライトはぼかしません。

◆服塗る（Photoshop）

まずベース色を塗ります。色ごとにレイヤー分け。
鉛筆ツールとか塗りつぶしツールとか使って塗りつぶしておきます。
わたしの場合最終的にものすごく色が暗くなるので、ベースは想定より薄めに…

色使いがワンパターンなのはもう仕様ですorz

メイド服の黒部分が塗り終わって、エプロン塗りかけのところ。
エプロン部分は影１まで終わったところかな。

服のレイヤー構成はこんなところです。
・ベース
・影１　←ベース色乗算の濃度80%くらい。パスでアニメ塗りの要領で塗ったあと適宜ぼかす。
　　　　　また、その後透明部分を保護して、部分的に濃い色をブラシツールで乗せる。
・影２　←乗算でグラデかける
・影３　←乗算レイヤー置いて、影が足りん！というところにブラシツールで。
・ハイライト　←何か適宜ハイライトっぽいのを白ブラシで…（画像で言うところの肩口）

この方法で服の色ごとに塗っていきます。テキトウです。

あ、影はほとんど乗算なのですが、ベース白（またはそれに近い色）の場合は乗算だと目立たないので
通常レイヤーで別の影色を塗ります。エプロンとか。

塗り終わるとこんなの↓

　
　
◆小物塗る（Photoshop）

鞭と手枷を塗ります。
金属とかの場合、乗算レイヤーとグラデツールと覆い焼き＆焼き込みツールを多用。
（説明になってなくてごめんなさい;;）

◆色トレス（Photoshop）
線画の上にレイヤーを１枚作ってグループ化して、線の色を変えていきます。
今回暗めの配色だったので、肌とエプロンくらいしか色変えてませんけどね^^;
色トレス終了後はこんな具合↓

これで人物の塗りは終了。統合・縮小します。今回は実寸の25%にすることにしました。

あ、そういえば鞭を塗ったら御主人様の上着の襟の色と被って目立たなくなってしまったので、
フィルタで色変更しました。

◆背景を誤魔化す（Photoshop）
誤魔化すという以外に何の表現方法もないというのが悲しいところですが^^;
良く使う誤魔化し方法はこんなの…

・人物の上に濃度低めのオーバーレイレイヤー作って、グラデかける（今回は茶色）
・人物の上に濃度低めのソフトライトレイヤー作って、白グラデかける
・金属部分にキラキラブラシ乗せてみる
・何かブラシでぐりっと描いてみる
・人物レイヤーを複製して塗りつぶして乗算にして、影みたいにする
・文字とか入れてみる？

背景とか…描けるように……なりたいです……

あと今回は使わなかったんですが、花とか描いて保存しておくと使いまわせたりします。
背景に置いたり、服の模様に使ったりとか。
薔薇と百合は資料なくても描けるんだぜ！（決してそういう意味ではない）

散々誤魔化したら完成！↓

以上、すごく誰得な感じの説明でございますた！すみませんこんなので…