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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ
380:氷原に咲く花(3) 4/7 ◆aHD.RoWhdo 2010/01/18(月) 11:14:17 ID:PHaUJdR20 [sage]
ゆっくりと階段を上っていき、部屋の前に立つ。
中に人がいる気配は感じなかったが、彼女がそこにいると信じていた。
「ソフィア」
ゆっくりと部屋主の名前を呼ぶ。
しばらくの間をおいて中からか細い声が帰ってきた。
「…帰らないで」
それが逆の意味であったとしても引き下がるつもりはなかった。
だけども部屋に無理矢理はいるつもりも無かった。
逃げかもしれないけども、これが自分の決意だった。
「ソフィア……ごめん………」
決断したはずなのにいざ立つと言葉が出てこなかった。
それでも必死に言葉を紡いでいく。
「…僕が……何も……気づけなくて……」
本当は彼女が大樹の家に泊まったときに気づくべきだったのだ。
それなのに自分は
「…一人で…考えてみて……」
ずっと悩んでいるだけで、
「何も…できなかったけど……」
逃げてばかりだったけど、
「……だから」
向き合わなくちゃいけないと知ったから、
「…………」
……何なのだろう
ここで何を言わなきゃいけないのだろう。でも何を?
甘い言葉を言うべきなのだろうが、なんだかそれを言う自分が許せなかった。
「…っ」
無言で壁をたたく。結局自分は何も出来ないんじゃないかというなさけさが身を苦しめていく。
「……ごめん」
ふと聞こえた声に顔を上げると、いつの間にかドアが開いていた。
数日ぶりに見る彼女の顔は少し窶れ、目元が赤くなっていた。
「…マイスっ」
もう考える必要はなかった。胸に飛び込んできた彼女を強く抱きしめる。
それだけで十分な気がした。
腹痛起こしてずっと寝込んでいました(-_-)
しかも今から出かけなきゃいけないのでまた伸びますorz
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