下
牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ
414:ソコにしか残っていなかった、と彼は語った 1/4 2010/01/27(水) 04:33:13 ID:2ZHq8FK/0 「なあ、マイスはん、ウチになんか隠し事しとるんとちゃう?」 氷原に咲く花でデートの最中、思い切って聞いてみた。 最近、彼の態度がおかしい。 ちょっと前までは、デートでいい雰囲気になったら肉食系男子ならぬ 肉食系モコモコの彼は、溢れんばかりのエロスを自分に向けて来ていた。 「あっ、や、ダメやって!こんなとこで、んぅっ!誰かに見られてもうたら…!」 「大丈夫だよ、さくや。ここならちょうど花畑からは死角になってるから、 よっぽど近くに来ない限り気づくわけないって。…さくやが大きな声を 出したりしなければね!」 「ひゃうん!?」 こんな具合に、ところ構わず求めてくる。 実のところ、大人っぽさとは若干、…そう、若干縁遠い自分の体でも彼を 満足させることができ、求めてもらえるのは嫌な気分じゃない。 なんだかんだでマイスはちゃんと人に見つからないように気を使っているし、 最近では誰か人が来るかもしれない緊張感に興奮している自分もいる。 嫌、駄目と言いつつもそこを無理やりにされるのがたまらない快感なのだ。 そんな自分をよく理解しているマイスも、それからどんどん大胆になってきて… 閑話休題。 改めて考えてみると、自分は取り返しのつかない道に目覚めている気がする。 これはこれで大変重要な問題だが、今はそれどころじゃない。 最近のマイスが何か隠している風なのだ。 冬の月に入る少し前くらいから、体を求められる回数が極端に減った。 デート自体の回数も減ったし、あまり町に出てこないで大樹の家でなにか やっているようなのだ。 体を求められるときも本番はなく、自分がもういっそ服全部脱がせて、と 叫んでしまうくらいメチャクチャにされるだけだ。 …今、「だけ」とか考えてしまった自分がかなり手遅れな気もするが、 それどころじゃない。 カブ合戦では元気にカルロスに集中攻撃していたし、町の行事にはちゃんと 参加している。 なにか悪いことをやっているとは思えないし、浮気なんてありえない。
415:ソコにしか残っていなかった、と彼は語った 2/4 2010/01/27(水) 04:34:55 ID:2ZHq8FK/0 ただ、確実に何か隠している。 彼はモンスターとのハーフであるという秘密まで打ち明けてくれたのだから、 きっとそのうち打ち明けてくれるだろう。最初はそう思っていた。 その考え自体は今も変わらない。話してくれるまで待っていたいと思っている。 ただ、耐えられなくなってしまったのだ。体の疼きに。 もう半月近く本番をヤッていない。 本番無しじゃ我慢できない。 強引に攻められたい。 あの嗜虐的な眼で見下ろされたい。 マイスを体の芯から感じたい。 それらの欲求が、待っていたい気持ちを上回ってしまった。 「なあ、マイスはん、ウチになんか隠し事しとるんとちゃう?」 今回のデートでも本番をしてもらえないかもしれない。 そう思うと、言わずにはいられなかった。 マイスも、何を問われているのかすぐにしたのだろう。悪戯っ子のような、 肉食獣の笑みを浮かべ、 「うん。実は今日、そのことについて話そうと思ってたんだ。さくやも最近 ずっと気にしてたみたいだしね。」 期待に胸が高まる。秘密はなにかいいことのようだし、今日こそ本番をして もらえるかもしれない。 「ひどいわぁ、マイスはん。ウチが気にしてたの知ってて知らんぷりしてたん!?」 「さくやは信頼してくれてるってわかってたからね。不安ではなかったでしょ? それに…、さくやが気にしてたのは隠し事のほうじゃなくて、」 突然マイスに後ろから抱き締められる。抱きしめてきたその両手が、服の中へと 入ってくる。 「な、ちょっと!マイスはん!?」 「こっちのほうでしょ…?」
416:ソコにしか残っていなかった、と彼は語った 3/4 2010/01/27(水) 04:36:26 ID:2ZHq8FK/0 彼の左手が太ももを撫で上げ、下着に指をかける。右手は胸元に入れられ、 申し訳程度の乳房をなぶる。後ろから首筋にキスされ、耳元まで舐められる。 全身に鳥肌が立つ。それは嫌悪感などではなく、待ち望んでいた行為への高まった 気持ちの表れ。 「ひゃっ、ウ、ウチ、そんなやらしく無いで!」 「何言ってるのさ、こんなに熱くしちゃって。もう濡れてるよ? ずっと期待して待ってたんでしょう。…本当に嫌なら止めるけど?」 「うぅ…。マイスはんのいじわる…。」 嬉しすぎて涙が浮かぶ。こぼれる前に彼が舐めとる。もう自分は彼がいないと 駄目だ。彼無しには生きられない。母のように、強くはなれそうにない。 それでもマイスがいてくれるならなんだっていい。彼にならすべてを捧げられる。 乱暴なようでも、確かな愛情を感じる。愛し合っている。 ふっと、背中からマイスが離れる。 「え…?」 なんで止めてしまうん?そう聞こうとして振り返ると、マイスは笑顔で、 「うん、やっぱり似合ってる。冬の間に渡せてよかったよ。」 と言った。いつの間に巻いたのか、自分の首元には、金色の、だけど派手すぎず、 和服にも違和感なく似合うマフラーが巻きつけられていた。 「最近はずっとそれを作ってたんだ。僕の金のモコモコの毛を使って作っててね。 あんまり量が取れないから時間がかかっちゃったよ。」 ごめんね、と彼は恥ずかしそうに微笑む。 さっきまでの嗜虐心に満ちた顔とは違い、幼さすら感じる微笑み。 彼の思いに胸が温かくなる。
417:ソコにしか残っていなかった、と彼は語った 4/4 2010/01/27(水) 04:38:27 ID:2ZHq8FK/0 「うれしいわぁ…。ありがとう、マイスはん。すごくあったかいで、これ。 こない綺麗なマフラー、他に見たことないわ。」 本当に丁寧に作られているのがわかる。金の毛が美しく編みこまれ、規律を持って 並んでいる。彼の毛だと思うと少し変な気分になるが、それもまた愛情だと思う。 思わず顔をうずめてみる。 「ん〜、ふかふかもこもこ〜。」 「気に入ってくれたみたいで嬉しいよ。さくやの和服、うなじが見えて綺麗なんだ けど、冬は寒そうだったから。」 そんなところまで気づいてくれた彼の優しさが身を包みこむ。 「ほんまありがとな、マイスはん。こんな綺麗なマフラー身を削って作ってくれて。 端から端までえらい丁寧に…ん?」 マフラーの端のほうに違和感を見つける。 「…なあ、マイスはん。」 「なに?」 「そういえば、なんで最近エッチしてくれへんかったの?」 「…なんていうか、急いでて、足りない分を補うために、ね…。」 「…。」 「…。」 マフラーの端のほうには、妙にちぢれた毛が大量に使用されていた。 <終われ>
418:ソコにしか残っていなかった、と彼は語った あとがき 2010/01/27(水) 04:52:48 ID:2ZHq8FK/0 どうしてこんなことになったのか。 一番最初にオチが思いついた。そのオチのためだけにSSを書いた。 実は初投稿だったのに、書き上げてみたら俺の嫁がドMになってて、 マイスがおかしなことになってた。 最初は軽くギャグを書くつもりだったのに、気がつけば4時間近くかかってしまった。 やるせなさは全てカルロス兄貴にぶつけた。 全体的に書いてみて、後悔はしていないが反省はしている。 あと絶望もしている。 こんな駄作でも他の作家様の繋ぎにでもなれば幸いです。 次書くことがあるかどうか微妙だけど、何か書いたら生暖かい目で見てやってください。
419:名無しさん@カブ好き 2010/01/27(水) 06:55:47 ID:r3+D0ERF0 [sage] >>418 GJ! 今気づいたんだが英数字だけの投稿は出来ないんだな。
420:名無しさん@カブ好き 2010/01/27(水) 17:50:04 ID:FQtmkgVa0 [sage] >>418 いや、良くやった! >>419 流石に英数字だけだとスパムがやばいそう・・・
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
更
(
携帯からメールで投稿する
)
牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260255094/l50