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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ
460:ドリンクの話。 10/10 2010/02/15(月) 20:55:24 ID:MQKucs5q0 [sage] 「……違うわ、マイスくん」 「えっ?」 「私、ちゃんと気づいてた。あれがどんな薬か、何の為の物か……。 好きな人が、マイスくんにもちゃんといるんだ、って。 それと一緒に――これを誰に飲ませるんだろう、って思っちゃった」 「……」 「エルフだから、長寿だからって、人やモンスターに恋をしない訳じゃない。 私……、『これを飲めばもしかしたら、マイスくんが好きな子よりも、先に―――』 ……そう思って、それで私は、あれを飲んじゃったの……」 「ダリアさん……」 「私……怖かった。大好きな、マイスくんが、他の子と一緒になっちゃうのが。 そんな後悔を残したまま、長すぎる人生を過ごすことが。 それが、マイスくんの心を裏切るような、酷いことだったと、してもっ……。 わたし……ひ、ひきょうよ、ね……うぅっ、あぁっ……うわぁぁん……! あぁぁっ、まひふくん……ごめ、んね、ぐすっ、ぐすっ……ゆる、してぇ……」 言葉が途切れ途切れになっていき、僕の胸の中で、ダリアさんは声を上げて泣き始めた。 突然子供のように、素直で無垢になるダリアさんを、僕は何度か見た。 でも……こんなに素直に気持ちを打ち明けてくれたのは、初めてだった。 嬉しさと愛しさが交じり合い、僕の体は勝手に動いて、ダリアさんを抱き締めていた。 そして、ダリアさんの耳元で囁く。 「……ダリアさん。今度は、薬が無くても……素直になってくれますか?」 「えっ……、まひすくん、それ、って……ぐすっ……」 「僕も卑怯です。ダリアさんに、素直になって欲しかったから、 だから……こんな物に頼ろうとしてしまったんです……。 ……許してください」 「まいす……くん、ほんとに、いいの……?」 「僕は……その。ダリアさんが……ダリアが……好きだから……」 「マイスくん……あり、ありがと……うぅっ……うわあぁぁん……!」 ダリアさんは泣きながら、僕を抱き返してくる。 僕達はその一日、ベッドの中でお互いの温もりを確かめ合っていた。 やがて来る別れの前に、互いの温もりを覚えておこうとするように。 ―(適当に)終―
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