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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ
189:氷原に咲く花(2) 番外編 ◆aHD.RoWhdo 2009/12/28(月) 22:09:18 ID:J3Ys+Ecg [sage]
「なーペルシャはん、赤ちゃんってどこから来るか知ってる?」
「うんっ、ゆり○もめに乗ってくるんでしょ!」
予想の斜め45°をいく回答にさくやはあきれてしまった。
街の女性達全てがそうなのか分からなかったが、今や大樹の主マイスは注目の的になっていた。
そもそもここには年頃の男性が少ない上、妹好きと鉄好きと甘物好きというイマイチ男らしさに欠けるメンツだった。
そこに現れた彼は確かに優顔だったけど、街の問題をどんどん解決しついには長年の有角人との不仲を改善してしまった。
確かにモンスターとのハーフという点は気になったが、それ以上の魅力もあるしガジさんやペルシャという例があるから問題なかった。
正直さくや自身も気になっていたのだが、なんとなくペルシャの気持ちを知りたくなりかまを掛けてみたのだが…
「……公共機関に乗ってくるんかいなっ!」
案の定、だった。
「んで、さくちゃんは何でそんなこと聞いてくるの?」
相変わらずの天然顔でペルシャが尋ねてくる。
「あ…いや、知っとるのかなと思って…」
自然と顔が赤くなる。きっと分からないと思うけど自分の気持ちを悟られたくなかった。
「…んーっと、知らないよ」
「……へ?」
流石にこの質問は別次元に感じた。
確かに彼女は人魚で色々違うのかもしれないけど、この年になってそう言うことを知らないのには驚きだった。…だから、魔が差してしまったのかもしれない。
「知らないならマイスはんに聞いてくれば?」
「…え?」
言ってから後悔した。このまま彼女を突撃させてあんな事やこんな事になってしまったらどうしようもない。
あわてて弁解しようとするも、
「あっでもでも、マイスはん女の子みたいやからちょっと……」
こんなことしか言えなかった。
しかしこうかはばつぐんだったようだ。
「えっ、マイスくんって女の子だったの!?」
……もはや何処に行くのか分からなかったけど、これはこれでありがたい…
「私、今すぐ確かめてくるねっ」
「って、ちょっとペルシャ!」
何となく不安だったが、駆けだしていく彼女を止めるすべはなかった。
「……はぁ」
ため息をつきながら空を見た。
今日もシアレンスの街は平和だ。
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