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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
10:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:10:18 ID:LfAy+aOs [sage] 25 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:01:13 ID:t9cwEGtq ミネルバはラグナの股間にある膨らみに軽く手を乗せ恥ずかしそうにしながらラグナを見た。 先ほどまでの見られる恥ずかしさとは違う恥ずかしさがこみあげてくる。 「え、えっと……ぬ、脱がせるからね?」 ラグナのズボンを少しずらし中を探ると熱く火照った突起物が手に触れた。そっと両手で包むと熱を帯びていて、表面はとても柔らかいのだがすぐ奥は固く芯のように弾力があるのがわかった。 下着から引き出しズボンをさらにずらすと先端があらわになる。 初めて見たそれは濃いピンク色でやや反り返っており先端の縦スジから透明の液体がわずかにこぼれていた。 何か別の生き物のようにも見えたが、不快感は感じなかった。これがラグナの体の一部だというのが意外でもあり、先端の刺激に合わせるようにかすかに身じろぎするラグナを見ていると少しだけ可愛いとも思った。 よく締まって余分な筋も肉もないラグナの体はここ以外は自分達とそう変わらないようにも思えた。 触れる度に苦しそうに震えている。手よりも柔らかい部分で触れた方がいいのだろうか。 そう感じて、ミネルバはおずおずと自分の舌先を先端のスジになった部分に優しくあてがった。 ラグナの体がピクリと反応し、息づかいが大きくなるのが聞こえた。 チロリ、チロリと舌先で愛撫し、時々舌の腹をそっとあてがう。その度にもらされるラグナの切なげな吐息が正解を知らせてくる。最後に軽く口づけをするとミネルバはラグナの顔を見上げた。 「ミ、ミネルバさん……」 「ど、どう……? ラグナは……ミネルバが舐めるの好き……?」 「す、好きです……ミネルバさん……」 ミネルバは自分の顔が耳まで赤くなるのがわかった。 「そ、そんな言い方されると、は、恥ずかしいよ……で、でもよかった……気に入ってもらえて……」 「今度はぼくの番ですね」 「え……あ……う、うん……で、でも、匂いは嗅いじゃだめだからね? お、おしっことか……出るとこだし……」 「あはは、でもミネルバさんの匂いならおしっこでも僕は好きです」 「だ、だめだめだめだめーっ! ち、違うところにしてよっ」 「じゃあお尻にしてもいいですか?」 「も、もっとだめ! ラグナのバカ!」 「あはは、じゃあ、仰向けになってください」 「……ラグナのエッチ……」 26 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:01:59 ID:t9cwEGtq 言われるがままに仰向けになると両手を胸の前で軽く重ねる。脚はきゅっと閉じるのだがスカートの丈が短いせいでどうしてもお尻が少し見えてしまう。ラグナの視線を感じて余計に恥ずかしくなる。 ラグナがスカートの両端を持ってめくり上げるとミネルバは胸元で重ねていた両手で口元を隠し、きつく目を閉じて恥ずかしさに耐えた。下着は股間の部分だけが少し湿り気を帯びていて縦のスジがうっすらと浮かび上がっている。 「や……やぁ……」 ミネルバは嫌だと言おうとするも息をするのに精一杯で声にならない。 ラグナの腕が太ももと股間の間にあるわずかな隙間にするりと割って入り、ミネルバはほとんど抵抗することもできず両脚をお腹の方へ倒されると這い上がるラグナの手に押し広げられお腹と股間をさらけ出した。 叫びたいほどの恥ずかしさで逆にまったく声が出ない。息が止まりそうなほど心臓は脈打っている。 割れ目の上端にラグナの人差し指の腹が当てられ前後上下に動かされる。起伏がフニフニと変化する。 もはや自分が何をされているのかも曖昧になりながら感覚だけは鋭敏にラグナの指使いを感じ取っていく。 頭の中では一つの名前だけが繰り返し叫ばれる。他の一切が意識から失われていく。 下着の上端に指がかけられスルスルと引き下ろされ、太ももにひっかかって止まる。途端に汗が湯気となって舞い上がり女の子の匂いがラグナの鼻先まで立ちのぼる。 ラグナは下着の両端を親指の根元でひっかけると膝上までずりあげた。 「ひゃぅっ……」 ミネルバがかすかに嬌声を上げ身じろぎする。 ミネルバの秘部には縦スジが一本だけスッと通りそれがお尻の穴の少し手前まで続いている。割れ目の部分だけにほんのわずかな膨らみがあった。陰毛はなくつるっとしていて普通の皮膚と同じような質感をしていた。 「ミネルバさんのここ、すごくすべすべしてますね」 「こ、子供っぽいってこと……?」 「いいえ、とてもきれいだと思います」 故郷の同年代の中で一人だけいまだに生えていないことがコンプレックスだったのだが、それくらいで自分を子供扱いしないラグナに少しだけ心の中で感謝する。それも単なる気遣いではなく本当にそう思っているという本人にすら自覚がないような優しさが嬉しかった。 「ラグナは……ミネルバのこと好き?」 「え……?」
11:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:10:48 ID:LfAy+aOs [sage] 27 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:03:31 ID:t9cwEGtq 「ミネルバはラグナのこと……大好きだよ……」 「ミ、ミネルバさん……」 「ミネルバはまだ……言ってなかったから……」 「ミネルバさん……ぼくはあなたが好きです……ですから……ぼくと……」 ラグナが言いかけたところで唇に指を添えてミネルバは制した。ふるふると小さく首を振る。途端に不安げな表情を浮かべるラグナにミネルバは言い聞かせるように言った。 「もっとロマンチックなときに聞かせて欲しいな……今はその……エッチすぎるから……」 ミネルバが思わず浮かべた照れ笑いに、ラグナも同じ照れ笑いを返す。 「レディが喜ぶような、素敵な夜にしてね……」 「はい……絶対に後悔させません」 「えへへ……じゃあ……ここからはラグナの好きにしていいよ……ラグナはどんな風にするのが好きなのか、ミネルバに教えて……?」 「後悔しても知りませんよ?」 微笑んだあと、ラグナの顔が脚の向こう側へと隠れ太ももが左右に開かれる。いつの間にか下着は左足から抜けていて右足首に引っかかっているだけだった。 思わず手で隠そうとしたがラグナの方が早かった。 ラグナの舌がスジへあてがわれるとそのまま押しのけるように先端を奥へとうずめていく。 くすぐったいような感覚のあと、股間に突然経験したことのない快感が走った。 ラグナが舌先でスジの中に隠れたほんのかすかな突起をなぞるとミネルバの体は激しくのけぞった。 奥歯がカチカチとぶつかり下半身全体の震えが止まらない。自分が何をされたのかわからないまま、ラグナが舌を上下に動かす度に言い知れぬ快感がこみ上げてくる。 「ら、ラグナ、ラ……グナ……や、やめ……やぁ……ひぅ……んあぁっ!」 口元がだらしなく緩み唾液がこぼれるのを抑えることができない。ぴちゃぴちゃとラグナが割れ目を舐める音だけが聞こえてくる。 ラグナがミネルバのスジを開くと奥から出てきた粘液と唾液が混ざり合いラグナの舌との間で糸を引く。 一番上には小ぶりな突起があり、その下に小さな穴、その下には上の穴より少し大きいくらいの穴がある。 ラグナが一番上の突起を舌の腹でこするとミネルバはひときわ大きな喘ぎ声をあげた。 強すぎる刺激にミネルバの意識が遠のきかけたとき、快感の波は徐々に落ち着き緩やかになってきた。 ミネルバがうっすら目をあけるとぼんやりと心配そうなラグナの顔が見えた。 28 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:04:23 ID:t9cwEGtq 「ここはまだ早いみたいですね……」 「……ごめんね……ラグナ……」 「気にしないでください、ゆっくり慣れればいいと思います」 「だ、ダメだよ……ミネルバだけでなんて……いやだよ……」 「ミネルバさん……?」 「もう平気だよ……ラグナ……きて……」 ラグナが衣服をすべて脱ぎ終わるのを見届けてミネルバは両手を差し出した。指と指が再び絡み合いミネルバの頭の隣に置かれる。 枕に頭を乗せると楽にラグナを見上げることができた。同時に、ラグナの全身も一望できる。ラグナの腰が浮き上がり、陰茎が重力と自らの固さの釣り合いでふるふると震えるのが見えた。 そのままミネルバの下腹部に着地すると割れ目をなぞって下り、下端までたどり着いたところで前へと進み始めた。 割れ目の外側がぷくりと広がりラグナの陰茎が奥へ奥へと入ってくる。 未発達の陰唇を割って亀頭が完全に収まる。 触れ合った部分が粘液による密着と潤滑によって吸い付き合い拒むことなく受け入れていく。 「は……ぁ……入って……」 途中何度かキツくはなったものの二人で呼吸を合わせて少しずつ受け入れていくことで痛みはほとんどなかった。 ミネルバは内側の一番奥にラグナの陰茎の先端がくっつく感覚がして目を細め深呼吸した。 ぴったりと合わさっているものの、余裕はまったくなくわずかな身じろぎで胎内に圧迫感を覚える。 ラグナが腰を引いて少しずつ陰茎を抜くとその周りについた愛液の中にうっすらと赤いものが混じる。 いつの間にかミネルバの目尻には涙がたまっていてかすかに頬を伝った。ラグナが繋いだままの手の甲で拭ってくれる。 「ホントに……ラグナがミネルバの中に入ってるんだね……中でピクッて動いてるのがわかるよ……」 「ミネルバさんの中キツくて……気を抜くとあっという間に出してしまいそうです……」 「え……何が出るの……?」 「あれ……もしかしてミネルバさん……」 「し、知らなくて悪い……?」 知らないことが悪いとは思わなかったけれどもそんなに意外そうな顔をされると面白くない。それほど重要なことなのだろうか。 「い、いえ、悪いなんてことは」 「じゃ、じゃあ教えて? 何が出るの……?」 「白い液が……その、精液っていうんですけど」 「出るとどうなるの……?」 「えー……と……赤ちゃんが……できます」 「え……!?」
12:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:11:17 ID:LfAy+aOs [sage] 29 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:06:44 ID:t9cwEGtq 突然ミネルバの膣内の締め付けが増し、ラグナは一瞬射精しかけたもののなんとかこらえた。だが粘り気を持たない精液が少し漏れてしまい陰茎が若干固さを失う。 「う……あ……ミ、ミネルバさん……」 「ラ、ラグナ……ごめん……」 「い、いえ……こちらこそ……少し出してしまいました……」 自分はなんて知識不足だったのかと後悔の念が押し寄せてくる。知らないで済まされることではなかった。 「ラ、ラグナ……」 「すみません……ミネルバさんが知らないのをいいことに僕は……最低です……」 「ラグナ……」 「本当に……ごめんなさい……」 ラグナが何故最初にあの言葉を言おうとしたのかがようやくわかった。 あの時ラグナの言葉を遮ったのはとんでもない裏切りだったのではないだろうか。 ムードに流されて伝えるべきことを怠っていた。 けれど、謝罪の前に言うべきことはまだ残っている。 心を決めて伝えるべき言葉を頭の中で繋げていく。 「ねぇ……ラグナ……」 「……はい……」 「ラグナはミネルバの中に……出したい……?」 「え……!?」 「えっと……その……あのね……」 死ぬほど恥ずかしいのは自分への罰かもしれない。だがこの言葉だけは今自分が言わないといけないのだから。 「ミネルバは……中に……出してほしいな……」 ラグナの目が丸くなり耳まで赤くなっていく。 おそらくこれ以上赤くなるのは無理だろうというほどに。 自分もバカだったとは思うけれど、ラグナもバカだ、バカ同士だ。 「ミ、ミネルバはラグナのことが大好きだってちゃんと言ったもん……ミネルバは、それくらいでラグナのこと嫌いになったりしないんだよ……? あ、赤ちゃんだって、ラ、ラグナが欲しいっていうなら、その、ミネルバは、い……いつでも……だ、ダメ! これ以上は言えないよっ!//////」 「ミ、ミネルバさん……僕も……ミネルバさんと……」 「い、言わないで、言っちゃダメッ! ダメ!」 言葉の続きを聞いたら本当にどうかしてしまいそうだった。意識を保てるギリギリの線を綱渡りしている気がした。 「子供を……作りたいです……」 聞いてしまった。 もうまともにラグナの顔を見ることができない。自分がどんな表情をしているのかなど考えたくもなかった。 30 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:07:48 ID:t9cwEGtq 「バカ! バカバカバカ! は、恥ずかし過ぎて死んじゃったら、ラ、ラグナのせいなんだからね!」 もはや理性は吹っ飛んでしまった。なんというか、今の自分はあんまりだと思う。 このまま消えてしまいたかったが、よく考えたらそれはもったいなさ過ぎる。 「ミネルバさんは……後ろからするのは嫌ですか?」 「う、後ろから?」 「うつ伏せになってもらって背後から入れる形になります」 それならラグナの顔を見れなくても不自然ではない。その間に平静さも取り戻せるだろう。願ったり叶ったりだが、よく考えたらラグナ自身も今こちらを正視できないほど恥ずかしいのではないだろうか。 そう思うと後ろからするというのは良い考えに思えた。 「こ、これでいい?」 一旦離れ向きを変えて腹ばいになると枕を抱えて胸を乗せる。脚は自然に伸ばしているだけで開いているわけではない。 この体勢のままでかまわないのだろうか。 「ええ、大丈夫です」 背中にラグナの重みを感じ、手の甲に手のひらが重ねられる。首の裏を舐められるくすぐったい感触がして、まるで猫になったような気がした。 次いでラグナの陰茎が股間に触れた感触がしてそのまま中へと入ってくる。 反射的に脚を閉じてしまったのにラグナの陰茎はお構いなしに奥まで入ってきた。脚と脚の空間から滑り込むように差し入れられ、どれだけきつく脚を閉じようともまったく抵抗することができず力を入れすぎた脚がガクガクと震え無意識に足の指をぎゅっと握ってしまう。 征服されているような感覚。 抱かれているというより犯されている感覚に近い。あまりの衝撃で他のことを考える余裕がなくなってしまった。 一瞬脳裏に強姦されているような錯覚がよぎる。 だが次の瞬間にはラグナにならされてもいいかと思ってしまい、心の中で自分をなじった。 「ラグ……ラグナの……ばかぁ……」 ラグナの腰が引かれ陰茎の先端が抜けきる直前に奥へと突き入れられる。前後に動き始めたラグナの陰茎がミネルバの愛液をかき出しシーツに染みを作っていく。 ラグナが動く度にミネルバの尻がたわみ接合部からはちゅくちゅくといやらしい音が漏れ出す。 長く大きな耳が自分が犯される音を否応なくとらえ頭の中でその音が反響する。 突き出した舌先から唾液がこぼれ落ちても気にする余裕さえない。
13:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:12:08 ID:LfAy+aOs [sage] 31 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:08:23 ID:t9cwEGtq 「はっ……はぅぅっ……は……ぁぅ……あっぅ……はぅ……は……はぁぁ……ぅーっ……はぁ……はぅぅ……」 だらしない声を漏らしてしまうのはラグナの顔が見えないせいで自分を縛ることができないからだ。 ラグナにも聞こえていることが頭でわかっていても止められない。 中でラグナが動く度に快感が下半身から湧き上がってくる。 この快感を望んでラグナに精液を出すなというのは無理というものだ。たとえ中に出されることを拒絶していようとも、もっと突いて欲しいという衝動がラグナの限界をいつか超えさせてしまうだろう。 中に出されるのはまだ少し怖かったがとても今やめられる気がしない。 出入りするたびに亀頭が子宮口にぶつかり期待感をあおられる。 あの時妊娠を受け入れたのは正解だった。どう答えていようと結果は変わらなかったのだ。 今中に出されなくても自分は再びラグナと交わることを望み、後戻りのできない境界線を易々と超えるだろう。 ならば、後悔も罪悪感もない今は正解に間違いがないのだ。ただ快楽に流されているのではないと思えるのだから。 「ラグナ……きて……いつでも出して……いいからね……ミネルバは……もう怖くないよ……ラグナになら……ラグナの赤ちゃんなら……っ」 ラグナの腰の動きが更に速まり射精が近いことを知らせる。 「ミネルバさん……ミネルバさん……!」 だんだんとミネルバの腰も浮き上がっていき絶頂を受け入れる姿勢になる。 「はぁっぁぅっぅ……ラグナ……ラグ……はぅっ……ラグナぁ! ラグ……ナ……きもちいいよぉ……ラグナ……欲しいよ……ミネルバも……ラグナの……ふぁあぁぅっ!!!!」 ラグナの腰の運動が止まり胎内に熱い感覚が染み込んでくる。子宮の奥に精液が届いたような感覚がする。 どくりどくりと注がれた濃厚な精液が残さず胎内に収まった気がした。 一滴もこぼすものかとこちらからもお尻をラグナの腰に押し付ける。お尻の形がラグナの下腹部に合わせてたわみ密着度を高める。 子宮口と亀頭先端の縦スジがぴったりと合わさりほとんどこぼれることなくラグナの精液がミネルバの子宮内にため込まれていく。 胎内が言い知れぬ満足感に満たされる。 首すじにキスの感触がしてたまらなく猫のように甘えたくなった。 背後からぎゅっと抱きしめられる。 このまま眠りに落ちるのは、あまりなもったいない。 夜はまだこれからなのだから。 32 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:09:03 ID:t9cwEGtq 「やっぱり厚着した方がいいんだね、って当たり前かな。あはは」 「吹雪がやんでよかったですね」 「そうね、今日が聖夜祭だって忘れてたし。ギリギリセーフっ!」 「いいえ、もう1時ですから完璧アウトです」 「それでも景色がキレイだからオッケーっ!」 「大樹も今日は真っ白ですね。ミネルバさん、今日はお弁当を作ってきました」 「なになに?」 「元牛乳がゆです」 「ど、どうやったらこんなに真っ黒になるの……」 「おいしいですか?」 「まあまあね♪」 「きびしいなぁ」 「なんだか……ここって昔来たことがある気がする……ううん、きっとエルフの国の森に似てるだけね……」 「ミネルバさんの故郷も綺麗なんですね」 「うん……でも……すごく寂しいことがあった気がする……なんでだろ……」 「ミネルバさん……?」 「ミネルバは……泣いてないよね……?」 「泣いても、いいんだと思いますよ。誰かを呼ぶためなのなら」 「ラグナはミネルバが泣いてたら飛んできてくれるんだよね♪」 「ええ……もちろん……ミネルバさんの傍にいつもいますから……」 「そ、それはなんでなのかな……?」 「ミネルバさん……あなたが好きです。ぼくと……結婚してください……」 「……ミネルバでほんとにいいの……?」 「あなたじゃないとダメなんです……」 「ウソついたら泣いちゃうよ……?」 「泣かせたりしません」 「あ、今ウソついたわね!」 「ええっ!?」 「だって……ほら……」 「あ……」 「涙……止まんないもん……」 「絶対に……大切にします……ですから……」 「ダメ……キスしてくれなきゃ……許さないからね……」 雪は音もなく舞い降りて月が無表情を決め込み、心を宿した大樹が見守る前で二人だけの誓いの口づけは交わされたのだった。 33 名前:STRANGE GANTLEMAN 909[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:18:46 ID:t9cwEGtq クリスマスイブに書き始めて結局年を越しました、やっぱり携帯だと時間がかかりますね。 二度も時間を超過したことをお許しください。 前回書いたメロディのお風呂プレイで携帯はもう懲りてたのですが……ミネルバが可愛すぎるんですよぅ セーブ残したまま鍋大会前々日にイベントクリアしてソッコーで呼び戻して宿屋のベッドを調べたクチです。 あれは……いいものだぁ…… さて皆様あけおめです、今年もよい牧物&ルンファク年になりますように。(ぺこり
14:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:13:29 ID:LfAy+aOs [sage] 41 名前:1/3[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 20:11:25 ID:YOkks1ou はぁ、はぁ、と、高まったラグナの息づかいがその場を支配していた。 「ミストさん、ずっと僕を誘惑していたんですよね……?」 ラグナが迫る。二人の距離はつま先が触れるほど近くなっていた。 「今日のラグナさん、変ですよ」 「ミストさんがいけないんですよ」 ラグナは一歩前に出ると、ミストの腰に手を回して自らへ引き寄せた。 「やめてください、ラグナさん」 ぱしん 平手打ちだった。 ラグナの目がギラリと光る。 さらに一歩、今度は威圧的に、ミストに迫った。 ミストがもう一度、半身を逸らす……。 がしっ ラグナにとって、女性の平手打ちを見切って腕を掴むなど、容易な事だった。 しかしミストも怯まなかった。反対の手を振り上げる……。 ぐいっ ラグナは急に掴んだミストの腕を天へ引き上げると、露わになった腋へ顔を近づけた。 「え……っひあっ!?」 がくん、とミストの膝が落ちる。 身体に力が入らない。ラグナの腕一本で吊された格好になり、情けない姿だった。 「ミストさんが腋弱い事は知っているんですよ」 突然言うことを聞かなくなった身体に、何が起こったのか解らないでいたが ようやく理解する。ラグナに腋を舐められたのだ。 服が擦れる事すら嫌って、常に服装にも気を使っている腋を。 「はっ……あ……あ」 まともに声すら出ない。吊り上げられたまま、腋に這うラグナの舌を、ただ受け入れるしかなかった。 身体の隅々まで舌遣いの感覚が走り、指先を動かすことすらできなくなる。 だらしなく空いた口から涎が二滴、床までぽたぽたと落ちた。 永遠に思える時間。 42 名前:2/3[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 20:12:35 ID:YOkks1ou ざさっ 気付いた時には、床へ仰向けに倒されていた。 すぐにラグナの身体が覆い被さり、服の胸元へ手を掛けた。 びりりりりっ! もはやミストの身体に、抵抗する力は微塵も残っていなかった。 首筋、鎖骨、胸へ、ラグナの舌が乱暴に這っていく。 「酷い人……ですね。お気に入りの服なんですよ……?」 「ミストさんはこんな時でも笑顔なんですね」 自らの唾液で口の周りをべったりと濡らしたラグナは、お互いの鼻が触れ合うほどミストの顔に近付いて言う。 その手は、ミストのへそを下って下腹部まで伸びていた。 「……そこは、女の子の一番大切な所なんですよ?」 「だからこそです」 ラグナはミストの両足を持ち上げてまんぐり返しにすると 白い桃のような尻に手を這わせ、下着を掴むと上まで一気に引き上げた。 最後の壁を破られ、露わになったそこは、陶器のような白さに、微かに一本朱がさしていた。 ラグナは上目遣いでミストの顔を見上げながら 見せつけるようにゆっくり、ゆっくりと顔を近づけていく。 「すごいミストさんの臭いがしますよ」 「酷い人ですね……っ!……っは」 ヌチュリ……ラグナの舌が秘部をなぞる。 執拗に上下を繰り返した後、目一杯伸ばした舌を、ピクピクと震える穴へ押し込んだ。 「んっ……く、んん……ぅあ」 ニュチ、ピチャと淫らな音と、ミストの低く耐える声だけが部屋を満たす。 「もう我慢できません」 ラグナが再びミストの身体に重なる。 強固に反り返ったモノが、ラグナの唾液で濡れそぼったミストの中心へあてがわれる。 「だ……だめ……です……」 「もう遅いですよ、ミストさん」 耳元で聞こえるラグナの息づかいは、獣のように荒々しかった。 43 名前:3/3[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 20:13:27 ID:YOkks1ou ず、ぐ、ぐ、ぐ 入り口の傷みを感じる暇もなく、次の痛みが襲ってくる。 螺旋を描いて身体を貫くような感覚の連鎖に、ミストの頭はがくがくと痙攣した。 ラグナはそんなミストに今まで感じたこともないような優越感を感じながら 一気に腰をミストの身体へ打ち付けた。 「っくぅぅぅぅぅぅっ!」 しゃああああ……ぱしゃぱしゃぱしゃ……。 結合部のすぐ上から、黄色い液体が勢いよく流れ出た。 ラグナの身体に掛かり、ミストの身体を濡らし、二人の境界をさらに無くすようであった。 「ミストさん、あったかいですよ。入れただけでイッちゃいましたか?」 「はあ、はあっ……ひ、ひっ」 「『酷い人』ですか?」 「一目惚れした相手とっ、繋がったのですから当然です、……はっぁ」 ラグナはその時、初めて気付いた。 痛々しいミストの笑顔に、気丈な頑張りと切なさが入り交じっている事に。 「そ……そ、んな……ミストさん……」 思わず後ずさるラグナ。あれだけ頑固に押し入っていた結合部は、あっけなくヌルリと抜けた。 黄色で濡れそぼった全体に、赤い鮮血がとくとく、と細く流れ出る様はあまりに悲惨だった。 しかし、ラグナはその様を見ることなく、むしろ焦点も定まらないまま壁まで後ずさると、 脅えるように後ろ手でノブを探し、下も履かないまま外へ飛び出した。 足音が、遠く遠くへ消えていく。 後には、キイキイ……と、ラグナの開け放った扉だけが空しく音を立てている。 「……女の子をこんな状態で……置いていかないで下さい……よ……」 首だけをそっと横に向けるミスト。 髪が垂れてその表情は隠れたが、ひとすじ、水滴が頬を伝って床へと落ちた。
15:蕪は無慈悲な畑の女王 2009/12/11(金) 13:14:30 ID:LfAy+aOs [sage] 69 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:36:46 ID:jPZN87y6 「ラグナさん、今日のお夕飯、何か食べたいものあります?」 「いやぁ、今はあんまり食欲がないんですよ」 「それはいけません、食欲がないからって食べないでいるとどんどん悪くなる一方ですから。 栄養はきちんと取ったほうがいいですよ」 「ごもっともです。でも食事の前にもっともっと大事なことがあると思うんです」 そう言うとミストさんはきょとんとした顔で、 「そうなんですか。ごめんなさい、あたしったら気が回らなくて。でも、大事なことって何でしょう?」 「まあ、言いたい事はいろいろありますけど、とりあえずこのロープほどいてくれませんか?」 「ああ、それはダメですよぉ。ラグナさんにはもうしばらくの間そのままでいてもらわないといけませんから」 「ですよねー」 窓にはカーテンがかかっていて外の様子はよく分からないけど、もう日が落ちてからだいぶ経っているのだろう。 あまり自由にならない体で辺りを見回してみる。 何度か来たことがあるので間違いない。ここはミストさんの家だ。 ……こんな形で訪れる羽目になろうとは夢にも思わなかったけど。 自分がいるのはおそらくベッドの上か。ほのかに甘い香りがするのはやっぱり女の子だからだろう。 ……両手両足を縛られていなきゃ格好のシチュエーションだったろうに。 改めて自分のおかれた状況を整理してみる。 ……改めて考えるでもなく、まごうことなき拉致監禁であった。 70 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:37:46 ID:jPZN87y6 「えーっと、ミストさん、聞きたいことがあるんですがいいでしょうか」 「やだなぁ、あたしとラグナさんの仲じゃないですか。遠慮なんてしなくてもいいんですよ」 拉致監禁されるとか、どんな仲ですか。 「まずですね、どういった訳で僕はこんな目にあってるんでしょう」 するとミストさんはほのかに頬を赤らめ、 「えぇ、言わなきゃいけないんですか? それはちょっと恥ずかしいですね……」 「いやいやいや、人を掻っ攫っといて今さら恥も外聞もないでしょう!」 いやもうホントに、何でこんな目にあうのか皆目見当もつかないんで、せめて理由だけは教えてほしいんですが。 「そうですね。そこまで言うなら」 そう言うとミストさんは目を閉じ、かすかに深呼吸をし、ゆっくりと口を開いた 「ラグナさん、好きです。愛しています」 ……告白された。こんなところで、こんな状況で。しかも答えになってないし。 「お分かりいただけましたか?」 「はっはっは、もうなにがなにやら」 あれー、おかしいですねー、見たいな表情で首をかしげるミストさん。 おかしいのはあなたです。別に愛の告白くらい誘拐せんでも出来るじゃないですか。 「あ、そうだ、ラグナさんはこの街に来て日が浅いので知らないのかもしれませんが、 カルディアでは好きな人が出来たら攫って自分のものにしてもいいっていう風習があるんですよ」 「嘘ですよね」 「はい、嘘です」 ここに来て一年くらいたつけどそんな話聞いたこともなかったです。てか何でそんなすぐばれるような嘘つくんですか。 「ん、別に全部嘘ってわけじゃないです。ラグナさんのことが好きなのは本当ですよ」 「だったら尚更です。こんなことしといて告白が成功するわけないじゃないですか」 「え、そんなことないですよ。成功させるためにわざわざラグナさんを誘拐したんですから」 うわぁ……。 前々からどっかずれた人だとは思っていたけどまさかここまでとは。 「あのー、つかぬ事をお伺いしますが」 「はい、何でしょう?」 「もし断ったりしたら、どうなっちゃうのかなー、なんて……」 「決まってるじゃないですか。首を縦に振るまでそのままですよぉ」 まぁ、そんなことだろうとは思ったけどさ。
16:蕪は無慈悲な畑の女王 2009/12/11(金) 13:15:16 ID:LfAy+aOs [sage] 71 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:38:39 ID:jPZN87y6 「ちなみに」 「はい?」 「ずっと首を縦に振らなかったら?」 「ずっとそのままです」 「死ぬまで?」 「はい、死ぬまでです」 「……」 「あ、もし死んじゃった場合はあたしもすぐ後を追いますから。 安心してください、ラグナさんを一人ぼっちにさせるようなことはしませんから」 なんて重い想い! いや、そんなこと言ってる場合じゃなくて。 「いや、でも真面目な話、ずっとこのままってわけにもいかないと思いますよ 言っちゃ何ですが体も汚れますし、トイレの問題もありますからね。人間一人を世話するって思ってるより大変ですよ」 「ふふ、こんな状況でもあたしのことを心配してくれるなんて、やっぱりラグナさんは優しい人です。 でも大丈夫。体は毎日きれいに拭いてあげます。排泄物だってきちんと世話してあげますから。 なんてったって愛する人のためですから。どんなことでもしてさしあげますよ」 やー、別に心配してるわけじゃないんですけどねー。 出来ればさっさと諦めてほしいなーとか思ってるんですけど。 「やっぱり僕なんかじゃミストさんとは釣り合いませんよ。もっといい人がいますって。 例えばザッハなんでどうです? ミストさんにぞっこんみたいですけど」 「もう、どんな時でも謙虚なんですね。でもあたしが好きなのは世界でただ一人、 ラグナさんだけなんですから。そういったお気遣いは無用ですよ」 ああ、なんという逆効果。 ていうかザッハはスルーですか。もうちょっと反応見せてくれてもいいんじゃないですか。 奴も浮かばれませんよ。 「まあ、そうは言ってもいつまでも監禁しておくわけにはいかないでしょうから」 「え?」 早くも方針転換? 「ラグナさんはとても責任感の強い人です」 「はあ」 そんな風に思われてたんですか、別に普通だと思ってますが。 「ですから」 「はい」 「既成事実さえ作ってしまえばきっとラグナさんはあたしのこと受け入れてくださるんです。きっとそうなんです」 「はい、って……ええええええ!」 そういうが早いかミストさんは着ている服に手をかけた。 スカートがすとん、と床に落ちる。 72 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:39:20 ID:jPZN87y6 「不束者ですが、よろしくお願いしますね、ラグナさん」 そういいながらにじり寄ってくるミストさん。まさかこんなところで貞操の危機を迎えることになろうとは、 いいや、もう、どうにでもなっちゃえー、とか思ってると、不意に、 「ミストー、いるんでしょー? ちょっといいかしらー」 ドンドン、と扉をたたく音とともになにやら声が聞こえてきた。 あれは……ロゼッタ?なんでまたこんな時に。 「むぅ、せっかくのいい雰囲気が台無しになっちゃいました。ちょっと待っててくださいね」 この状況をいい雰囲気といいますか。 一度いい雰囲気の定義についてとことんまで話し合う必要があるんじゃなかろうか。 ミストさんは脱ぎかけた服を再度着なおすと、こちらに向かって毛布をばっさりとかけてきた。 「お願いですからほんのちょっとの間、静かにしててくださいね。 もし大声を出したりなんかしたらどうなっちゃうか分かんないですから」 「はは、もうとっくに諦めはついてますよ。僕なんか今更どうなったっていいです」 「ロゼッタさんが、ですよ」 「……」 怖えー、ミストさん、超怖いです。 さすがにロゼッタまで巻き込むのは忍びないので、大人しくしていようか。 頭から毛布をかぶせられているせいで、周囲の状況がよく分からないが、どうやら玄関先でロゼッタを迎えているようだ。 この分なら中まで入ってくることはないだろう。 残念と思う気持ちと、安堵した思いがない交ぜになって微妙な気持ちになる。 毛布の中でじっと息を殺していると、二人の会話が耳に入ってくる。 「あらロゼッタさん。こんな時間にどうしたの?」 「うん、急に悪いわね。ところでさ、ラグナがどこにいるか知らない?」 一瞬、間があってから 「いえ、知らないわ」 「そう、おっかしいわねー。どこほっつき歩いているのかしら」 「ラグナさんがどうかしたの?」 「ん、まーね。野菜の在庫が無くなっちゃったからラグナに今日中に出荷するよう頼んどいたのよ。 なのにいつまでたっても来やしないし。約束破るようなヤツじゃないのは分かってるんだけどね、 ちょっと文句の一つ位は言ってやろうかと思って探してたらどこにもいないし。さすがに心配になってきたのよ」 まあ、モンスターにやられるようなことはないと信じたいんだけどねー、とつぶやく声が耳に入る。 ロゼッタ、惜しい! 相手はモンスターじゃない、もっと恐ろしい何かだ。 「ラグナさんならきっと大丈夫よ。しばらくしたら戻ってくるんじゃないかしら」 「え、あんたラグナがどこ行ったか知ってるの?」 「……ううん、なんとなく、そんな気がしただけ」 「ふーん? ま、いいわ。もしラグナを見つけたらお店のほうに顔出すように言っといてよ」 「ええ、分かったわ」 「じゃ、お願いするわ。ごめんね、こんな時間に来て」 「気にしないで、ロゼッタさんこそ、帰り道、気をつけてね」 「あは、あんたに言われなくても分かってるって、それじゃねー」
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