牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
145:虹色夜話 5/142010/01/11(月) 13:05:02 ID:bMOHw67h0AAS
9 名前:虹色夜話 5/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:42:06 ID:y4Rolc7s
遂に彼女は残りの衣服にも手をかけ、脱ぎ去った。先程から下半身が疼き、熱くて仕方が
なかった。何より、裸になりたかった。彼女自身は意識すらしていなかったが、普段から
道化を装って本心を隠していたからこそ、素直になりたかったのだ──心身ともに。彼が
深く寝入っている今は、無意識の本懐を遂げる絶好の機械でもあった。
 
「あっ……」
 
足を抜いた下着が「つう」と糸を引いていた。これは体も"恋"をしたことを意味する。
恋に疎いエルフが、体ごと性に目覚めたのだ。この事実はダリアに少なからずショックを
与えた。そうだ、彼に逢った数ヵ月前から"恋"をしてしまったのだ。その頃からもう、
彼女の体は彼のために準備を始めていたのだ。自分の身に起こるとは想像だにしなかった
心と体の変化。しかし、ダリアは嬉しくなった。ああ、この気持ちは本物だったんだ!
 
「マイスくんも……見せて……ね……」
 
己の体を理解したダリアは、いよいよ自制がきかなかった。マイスの寝間着に手をかけ、
一枚一枚、壊れ物を扱うような手で脱がし始める。恋心と罪悪感で目が回りそうになり
ながらも、胸は高鳴り、体の芯から熱が溢れ出しそうだった。

1-AA
(携帯からメールで投稿する)