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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
78:昼下がりの小鳥 2009/12/13(日) 21:54:37 ID:kh1UIBdU 404 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:32:11 ID:5RdHKzKu ラグナ×ドロップです。 「んぅっ……あ、あん……」 青々と茂る草むらの中。 あたりに漂う自然の青臭い匂いに混じって甘い蜜が香っている。 「んっ、ん……あぁっ」 風の鳴る合間から聞こえる嬌声はきっと対岸には届きやしまい。 もともとこのあたりに来る人は少ないのだ。 だから僕らはこうして体をあわせていられる。 開放された自然の中でありながら、そこは確かに僕ら二人の空間だった。 「あぁっ!……ひ、ひぁ……ら、ラグナ……んんぅ、も、もう……」 「うん、僕も……イキそうです――」 「……ん、んぁ、はぁ、あっ、い、イっちゃ……!」 次の瞬間、体中に力が入る。 まるで電流のように快楽は頭で白くはじけて、肉棒から彼女の膣内に流れていった。 目の前に組み敷いた彼女も腰を強くそらせた後、糸が切れたように倒れた。 僕もそのとなりに寝転ぶ。 全身を覆う気だるさがとても心地いい。 きっとそれは体を通じて彼女と共有しているからなのだろう。 今も繋いだままの手のひらから上気した体温が伝わってくる。 (いつの間にか日課みたいになっちゃったな……) 青臭い雑草の匂いが鼻をくすぐった。 405 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:33:10 ID:5RdHKzKu 農作業とモンスターたちの世話も終わった昼下がり。 昼食をとった僕は腹ごなしにルピア湖へと向かっていた。 手には釣竿を携え、時間つぶしの準備も万端だ。 今日も良く晴れている。雲はひとつも見当たらず、途中から雨に降られることもないだろう。 のんびりとした午後を過ごせそうだ。 (……っていうのは何か言い分けみたいだな) 穏やかな日にもかかわらず、僕の胸は高鳴っていた。 腹ごなしも釣竿もただのおまけ、こじつけだ。 僕の本当の目的は……別にあった。 ルピア湖につくと、岸辺に置いてあるボートの元へ行く。 そのボートに一人の少女が腰掛けていた。 二つにくくった長い赤髪と大きめの帽子が特徴の女の子。 眼鏡をかけたその奥の瞳は陽光に輝く湖面をじっと見ていた。 「お待たせ、ドロップさん」 「……ん」 どうやら挨拶の前からこちらに気づいていたようで、顔だけ向けて彼女は微笑んだ後視線を元に戻した。 「何を見てたんですか?」 「ん、魚」 「魚……」 隣に並んで僕も湖面を見下ろした。 確かに小さな魚たちが水中を自由に泳ぎまわっている。いつも釣りで相手をしているような魚ばかりでなくこんな小魚たちも湖を泳いでいたのか。 なんだか新鮮な光景であった。 毎日モンスターの世話や畑の仕事、それに加えてダンジョンの散策などわき目も振らずに走り回っていたものだから、こんな風に立ち止まって小さな自然を見つめることは少なかった。 あらためてとなりの彼女を見てみる。 ドロップさんは毎日こんな景色を見ているのだろうか。釣りをしている彼女の目はどこを見ているか定かではないからもっと色んなものを見ているのだろうな、と少しうらやましくなった。 「何?」 「あ、いや……。ちょっとぼーっとしちゃって」 「そう……。ん、行こう」 ドロップさんはボートの中に座りなおし、目で早く漕げと訴えてきた。 顔が赤くなっているのが見えた。もう彼女は小島に着いた後のことを考えていたようだった。
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