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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
113:アルコール高めのラム酒2009/12/23(水) 11:44:11 ID:4OkOFL8c [sage] AAS
508 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:58:44 ID:FQ7HLmKS
「アハハ、まぁ100%妊娠するわけじゃないしね♪」
なんの慰めにもならない答えを返した。
「う〜…こういうことは前もってきっちり説明をしてほしかったです。
というより本当に妊娠してしまったらどうするんですか…」
涙目で不安を訴えるラムリア。そんな彼女を相手にアルスはふっと微笑んだ。
「僕は君との間に子供ができたらいいなって思ってるよ?」
「でも私たちまだ子供ですし…」
「子ども一人くらい簡単に養えるよ僕、こう見えて昔から働いているからね」
「確かにそうかもしれませんけど…」
「ラムリアは子供作るのは嫌?僕の子供じゃ嫌かな?…」
子供、子供、子ども、こども・・・その言葉がラムリアの頭の中でぐるぐる回る
確かに自分たちは幼い、だが目の前に愛しい人がいて、経済的にもなんの問題もない
そりゃ道徳的には駄目なことだとは思うが…自分たちの周りの人たちはとても優しい、
大人たちに怒られることは間違いないと思うが、それでも祝福してくれるだろうし、
手助けもしてくれるだろう……じゃあ…じゃあ
何の問題もないのではないか?
アルスとの子供。大好きで愛しい人との子供…
「嫌…なわけないじゃないですか……私もアルスさんとの子供欲しい……です。」
「…えへへ、嬉しいな♪」
そう答えたラムリアに赤くなった顔でアルスは微笑む。今まで以上に素敵な笑顔。
この笑顔を誰にも見せたくないなと思うほどにとラムリアは思った。
「アルスさん…その笑顔…私以外の人に見せちゃだめですよ…」
「え?なんで?」
「なんでもです!!」
「?????」
なぜかこんなところは鈍感なアルスなのであった。
それはさておき…
「まぁラムリアもしっかり理解してくれたようだし…もう一回やろ〜!!」
キラーンと目を煌めかせながらラムリアをがっちりホールドして押し倒した。
「えぇ!!ちょっアルスさ…あああああああああああああああああああ!!!??」
…どうしてこんなことになったんだろう?
朦朧とした意識の中でラムリアは考える。
…まぁでも…まぁでも…いっか…………とっても幸せですし…
数年後セレッソの花が咲き乱れるある日、ある少年と少女の結婚式が開かれた。
街じゅうの人から祝福され、とても幸せそうな少年と少女。
ただ妙なことにその結婚式には彼らの子供も出席していたとの話だが……
それも大した問題ではないだろう。
ちなみにその二人は学校の一クラス埋めるほどの人数の子供を作ったそうな
・・・おわり
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