牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
132:レインボードリーム2010/01/11(月) 12:57:17 ID:bMOHw67h0AAS
805 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:11:39 ID:CF9+xzVr
広場ー
「さあ、急ぐわよ、あと一週間しかないんだから。」
「え、何の話ですか。」
「ああ、まだ言ってなかったわね。この国では1年に一度
芸術展覧会があって、今年はこの村の広場が会場なの。」
「そうだったんですか。」
「わかったら急ぐわよ、助手君。」
そう言ってダリアはさっき書いた絵を見ながら木材を削っていく。

ー展覧会前日ー
「さ、後は色を塗るだけよ。助手君。」
「すっかり助手になっちゃいましたよ。」
「じゃあさっそく、レインボー♪」
「ええ!色が全然違うじゃないですか。」
「いいのよ。虹色はどんな色よりも勝るわ。」
「そういうもんですか?」
「そういうもんなのよ♪」


ー展覧会当日ー
「いよいよですね。」
「ええ、助手君のおかげでいい作品ができたわ。ありがとう。」
「いえ、すごいのは作品を作ったダリアさんですよ。
僕は少し手伝っただけですよ。」
「フフー。やっぱりそう思うわよね。いやー、自分の才能が怖いわ。」
「そういえば、結果発表はいつですか?」
「12時からよ。もう11時だし、行きましょうか。」
ー広場ー
司会者 「それではただ今より第23回、
ノーラッド展覧会の結果発表を行います。」
観客 「いぇーい」
司会者 「まずは第三位、シャロンさんのグリモリア像だー!」
シャロン 「ありがとうございます。」
司会者 「そして第二位は、ターニャさんのルーンブレードだ!」
ターニャ 「やったわ!」
ロイ 「よかったね。かーちゃん」
司会者 「そして栄光の第一位はー、ダリアさんの虹色人魚像だー!」
「やりましたね、ダリアさん。」
「う〜ん、レインボー♪」
司会者 「それでは、優勝したダリアさん、
今の気持ちを言ってください。」
「とってもうれしいわ。これもそこにいる助手君のおかげよ。」
司会者 「では助手君さん。」
「え、ぼ、僕ですか!」
司会者 「ダリアさんとはどういうご関係で?」
「えーっと、それは・・・」
(や、やばい。ダリアさんがキラキラした目でこっちをみつめてる。
いったいなんて答えればいいんだ?)
「もちろん師弟関係よ。」
「ダリアさん・・・」
ほっと胸をなでおろすマイス。
司会者 「それではダリアさん、トロフィーをお受け取り下さい。」
「それじゃあ虹色にしますか。」
「それだけはやめて下さい。」
「なに〜?助手君が師匠に逆らうっていうの?〜」
「いや、そう言う問題ではなくって。」
「ふーん?ま、いっか。今日はパーティよ。
19時ぐらいに家に来てね。」
「わかりました。じゃあ、また後で。」
「忘れずに来るのよ。」

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