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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
137:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」 2010/01/11(月) 12:59:49 ID:bMOHw67h0 843 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:16:25 ID:yPictRZv 結局頑張って書いてみたんだが、これはひどいorz 以下、注意点 ◆特典ドラマCD「エリスとエリスの秘密」の直後あたりの設定 ◆エロ無し(出来ませんでしたorz) ◆微妙にキャラが違う感じがするかも ◆文章がgdgd それでもいいというのなら、どうぞ。 「……何だか、顔が赤いですよ。ラグナさんと何かあったんですか?」 「え!? そ、そんなことないですよ!?」 月明かりが窓から淡くもれる、宿屋の一室。黒の服を着た銀髪の少女、黒の エリスが話しかける。話しかけられた当の本人、清楚な金髪の少女、白のエリ スはその言葉に露骨に動揺していた。 というのも、そもそもの発端は今朝にあった。白エリスは風邪を引いてしま い、ちょうど仕事のなかった黒エリスが白エリスに扮して仕事を変わりに引き 受けたのだ。これは黒エリスの提案によるものであり、『目深の帽子を買って いけば誰にもばれない』と言って出て行った。だが、それを見たラグナが様子 がおかしいという理由で白エリスのもとに見舞いに来たらしいのだ。 その話を聞いたのちの白エリスの顔を赤くしたのを見て、黒エリスはこうい った発言をしたのだが、どうやら図星のようであると、黒エリスは今の反応で 確信していた。
138:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」 2010/01/11(月) 13:00:19 ID:bMOHw67h0 844 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:18:54 ID:yPictRZv 「ラグナさんと何があったんです? お見舞いに来たらしいのですから、来て すぐ帰ったというわけではないでしょう?」 「それはあの、そうなんですけど……」 「どうしたんですか?」 「い、言えないです」 思い出してなのか、言って白エリスはほんのり顔を赤らめる。黒エリスの想 像に一瞬不埒なものが入り混じるが、彼女はそれを一蹴させると、ベッドの白 エリスに詰め寄る。 「そうですか……。どうしても言えないというんでしたら――」 「ひゃっ!?」 「言いたくなるようにしてあげますね」 天使のような微笑みを浮かべて黒エリスは白エリスに手を伸ばした。 「エ、エリスさん!?」 「……うふふ。言いたくなったらいつでも言ってくださいね?」 白エリスのか弱い抵抗も流し、黒エリスは両手を使って白エリスの身体を悪 戯に弄ぶ。右手で白地の服のわき腹あたりを優しく撫で、左手では肉付きの良 い太腿の感触を堪能する。どちらの手も休むことなく運動を繰り返し、また場 所を変えてはそれを繰り返していた。そのたびに白エリスからくぐもった声が 漏れるが、それでも黒エリスは妖艶な笑みを浮かべたまま、止める気はなさそ うだった。 「あっ、だ、ダメですエリスさん……っ」 「ふふっ、可愛らしい声をだすんですね」 ひたすらに楽しそうな黒エリスの声。白エリスはもどかしくも艶かしい感触 から身を逃れようとするが、敏感な部分をさするように触られてはそれもかな わなかった。 「そんな可愛い声を出されたら、もっといたずらしたくなっちゃいます」 その言葉とともに、黒エリスは未成熟の二つの膨らみに手を伸ばし、頂上の 先端をきゅっと握った。 「ふぁ、あぁっ!」 「敏感なんですね、エリスさん」 言いながらも、人差し指でころころと転がして刺激を与えるのも忘れてはい ない。たまらず、白エリスが悲鳴をあげた。 「も、……言いますっ! んぁっ、……い、言いますからぁ!」 「良かったです。私もこのままだと少し暴走しそうな感じがしたので」 息も絶え絶えの白エリスに、黒エリスはしっかり両手を離すとこともなげに 笑顔で言う。 「……それで、ラグナさんと一体何があったんですか?」 「実は、ラグナさんがお見舞いだと言ってリンゴを持ってきたんですけど…… 」
139:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」 2010/01/11(月) 13:00:55 ID:bMOHw67h0 845 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:21:30 ID:yPictRZv まだ赤みがかった顔で呼吸を整える白エリス。ぽつぽつと話し始めた。 「リンゴ、ですか?」 「はい。『お見舞いといって思いつくものがリンゴだったんです』って言って 、私に剥いてくれたんです」 「……それで?」 「剥いたリンゴをフォークで私に食べさせてくれようとしたんですが、私、恥 ずかしいし悪いなって思って、ラグナさんに言ったんです。『そこまでしなく ても、自分で食べれます』って」 「ふふ。まぁ、確かに立場が逆のような気はしますけどね」 「それでラグナさんも『大丈夫です、安静にしていてください』っていって譲 らなくて、私も何か意固地になっちゃって……ラグナさんの手からリンゴを取 ろうとして、バランスの崩れたラグナさんが、その、あの……」 「エリスさんの上に覆いかぶさるようにして倒れたわけです、か」 「うぅ、は、はい……」 「もしかして、そのときにキスをしてしまったりとかですか?」 「……す、少し、だけ」 白エリスは消え入るような声で呟き耳まで真っ赤にするが、黒エリスは穏や かな表情をして笑っていた。そのオッドアイの双眸をわずかに細め、わざとら しく言ってみせたりもする。 「そうですか。私がエリスさんのかわりに仕事に行っていたときに、ラグナさ んとのろけていたんですか。それは良かったです」 「ご、ごめんなさい! 私、そんなんじゃなくて、あの……!」 「冗談です、私も十分楽しめましたし。仲が良くていいじゃないですか」
140:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」 2010/01/11(月) 13:01:25 ID:bMOHw67h0 846 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:24:02 ID:yPictRZv 安堵する白エリスを微笑で受け止め、黒エリスは思う。 この一挙一動が可愛らしい子とそんなハプニングが起こって、あの青年はさ ぞかし幸せだろう、と。別段、黒エリスはラグナが嫌いなわけではない。いや 、むしろ好きに位置する部類だ。優しく頼りがいがあり気も利く、と女の子な ら惚れてしまっても全然問題はないと思えるほどだ。個人的には白エリスとラ グナは雰囲気も良く、お似合いだとも思っている。 だがしかし、一心同体の彼女がその青年といい関係になっていることを思う と、嬉しくもあり寂しくもあるのだ。 「(この気持ちは、本来ラグナさんにではなくあの子に思う気持ちなんでしょ うね……)」 黒エリスは苦笑いを浮かべ、おもむろに白エリスへ抱きついた。しかし、さ っきのように身体を触ったりすることはない。 「エ、エリスさん? どうしたんですか?」 「ラグナさんに少し嫉妬しちゃいました。……ささやかな抵抗です」 「…………」 優しい声音でそう言うと、白エリスは気恥ずかしそうに照れ笑いをした。そ の一つ一つの動作にも、黒エリスは何だか愛しさがこみ上げて来るのを感じた 。 「少しだけ……こうさせていてください」 「……はい」 微笑んで、吐息がかかるほどの距離でお互い囁いた。そして少しの間、白と 黒の二人の少女はベッドの上で静かに抱き合っていた。 正直、ドラマCDで黒エリスが白エリスのことを心の中で「あの子」呼ばわり してたのを聞いて黒エリス×白エリスに目覚めたとかそんなことはない。 これを見て少しでも同志が増えたのなら幸いです。 短いうえにエロくもないorz マジお目汚しすいませんでした。他の素敵作家様たちに敬礼!!
141:虹色夜話 1/14 2010/01/11(月) 13:03:21 ID:bMOHw67h0 4 名前:前スレ888[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:34:32 ID:y4Rolc7s 前スレ、中途半端に切れたんで最初から再投下します。 まじすいませんでした… 5 名前:虹色夜話 1/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:35:22 ID:y4Rolc7s 秋の1日目、夜更け過ぎ、大樹の家。マイスは疲れ果て、泥沼へ沈むように眠っていた。 農家である彼にとって季節の変わり目はとかく忙しいものだが、今回は台風の被害もあり、 体を酷使するほかなかった。町の風呂屋は彼を良く癒してくれたが、鉛のような疲労は 湯を吸ってさらに重みを増し、深い眠りをより深くした。 「助手く〜ん、寝ーてーるー?」 郊外の芸術家、ダリアがベッドの傍にいた。彼女は今日、芸術の秋だと言ってマイスに 資材集めを頼むつもりだったが、マイスは畑仕事でそれどころではなかった。仕方なく 彼女は畑の隅に隠れ、こっそりと野草に色を塗ってはマイスの注意を誘っていたものの、 結局、露ほどにもその効果はなかった。彼女が夜中に忍び込んだのは、この悪戯が全く 成功しなかったことに対する復讐心に因るものだ。八つ当たりと言うほかはない。 彼女はマイスが目を覚まさないことなど百も承知だ。何せ一日中観察を続け、彼が体力 を擦り減らす様を見ていたのだから。彼女は筆と虹色のパレットを取り出した。 「ふっふっふ。もっとも〜っと虹色にしてあげるわっ♪ ……助手のくせに、無視するから悪いのよ」 筆先をペタペタと絵の具に漬けながら、ダリアはマイスの顔を眺めた。精悍というより 幼いとさえいえる面立ち。湯の熱がまだ残る頬。まだ乾ききらず、艶やかに光る金髪。 僅かに開き、すうすうと寝息をたてる唇。途端、ダリアの心臓が弾んだ。
142:虹色夜話 2/14 改行ミスったorz 2010/01/11(月) 13:03:44 ID:bMOHw67h0 6 名前:虹色夜話 2/14 改行ミスったorz[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:38:41 ID:y4Rolc7s 小さな音さえ恐れるような仕草で、筆とパレットを床に置く。自分の手が震えている事に 気付き、なお動揺する。鼓動を増す心臓。苦しくなる呼吸。一瞬、時が止まった気がした。 ああ、そうだ、彼をこんな間近で眺めるのは初めてだ……。 ダリアは北の森の亜人種、エルフである。長寿で知られる種族だ。長寿ゆえに出生率が 極端に低く、恋愛沙汰とは縁の遠い種族でもある。エルフの性は、その本能とともに体 機能も常に眠っている。"恋"に対する待機期間の長さがそうさせるのだ。 ダリアもまた例に洩れず、恋愛には関わりがなかった。芸術的モチーフとしての興味と 知識くらいならある。しかし自分が当事者になることなど、今まで想像だにしなかった。 しかし、遂に眠っていた本能が目覚めた。助手に選んだマイスによってだ。もっとも、 本当は彼に恋をしたからこそ「助手にする」と言い出したのだが……。 「やっぱり、魅せる顔……」 マイスの頬を撫でる。彼の顔に触れるのも初めてだ。そして、今は誰も見ていない。誰も 咎めない。目の前のマイスでさえ、こんなにも近くにいる彼女に気付かない。再び鼓動が 激しくなった。血が脳を打ち付け、意識が麻痺する。息が苦しい。でも、ここを離れられ ない。離れたくない。
143:虹色夜話 3/14 2010/01/11(月) 13:04:09 ID:bMOHw67h0 7 名前:虹色夜話 3/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:39:40 ID:y4Rolc7s 彼の左手を取り、優しく抱きしめるように両手を絡め、胸に引きつけ、押し当てた。肘 から先がダリアの双丘に埋もれ、手の平は頬に当たる。連日の畑仕事でマイスの指先は 荒れ果てていたが、ガサガサと肌にあたるその感触も、彼女には心地よかった。自然、 力がこもる。肘が更に胸の谷間へと押しつけられる。己の体の、他人に触られることが まずない場所に、彼が触れている。その感触は至福そのものだった。 ふと、彼の手を離す。ある考えが彼女を支配したからだ。普段なら実行に移すどころか、 想像すらしないアイディア。しかし今の彼女には自制できようもなかった。激しい鼓動 は本能の原動力となる。ダリアは上着のボタンを外し、ブラも外す。そして、マイスの 腕を再び胸に抱いた。 豊かな乳房によって形成された谷は深く、彼の細い腕はほとんど沈みきった。覆うように 触れた皮膚、激しい心拍に胸は揺れ、肌が擦れる。直に伝わる体温は残暑の空気を遥かに 超え、熱い。もどかしさに堪えられず、彼女の唇は彼の指を撫でていた。 「ふぅ……あぁ……」 手の平に、その指の一本一本に、キスを繰り返した。吐息が熱気を帯び、指先に絡む。 彼の硬い皮膚を唇で噛む度に心は蕩け、いつしか歯茎と舌もまた絡む。甘噛みの感触は たやすく自分自身の脳を痺れさせ、羞恥を忘れさせるどころか、むしろ快感へと変える。 ぴちゃぴちゃと鳴る唾液の音は耳を犯し、行為をなおさら激しくした。
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