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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
155:ドリンクの話。1/10 2010/02/18(木) 23:53:36 ID:1fiRzz4x0 名前:ドリンクの話。 1/10:2010/02/15(月) 20:41:26 ID:MQKucs5q0 「出来た……ラブ飲みドリンク」 三日間ダンジョンを駆けずり回り、加えて農業にも勤しんで、材料を集めた。 調合で溜まった疲れも手伝って、ただぼーっとその匂いを嗅いでいるだけでも興奮してしまい、くらくらしてくる。 時間はもう、朝の四時をとっくに迎えている頃だろう。 「後はこれを飲ませる……だけ……」 僕はどうしても、ダリアさんの気持ちを確かめたかった。 ダリアさんが、僕をどう思っているのかという事を。 僕が人間とモンスターのハーフであることは、ダリアさんも既に知っている。それでも、答えを聞くのが怖かった。 しかし……やっぱりこんな薬に頼るのは間違っているのかもしれない。 それに一体、どうやって飲ませたらいいのだろう。 そんな事を考えているうちに、僕は疲労で眠りこけてしまっていた。 物音で目が覚めた。何かが倒れるような音。 薬学台で眠ってしまったはずなのに、何故か僕はベッドの上に寝ている。 自分でベッドに行った覚えはない……ということは、誰かが運んでくれたのか。 薬は台の上に出しっぱなしのままだが、もし僕を運んでくれた誰かが今、この家にいたとしても、さすがに得体の知れない薬を飲んだりはしまい。 匂いを嗅げば、普通の液体でないのはすぐわかることだ。 寝転がったまま顔を横に向けたが、特に何も異常はない。 音がしたのは外だろうかと思う矢先に、玄関の鍵も掛けていなかった事に気付く。 急に、視界の端に見覚えのある姿が映った。 「あれ?ダリアさん」 ダリアさんは何故か、階段のある方から歩いてきた。 それもふらふらと足元がおぼつかない様子で、明らかに普通ではない。 嫌な予感しかしないが、……まさか。
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