下
牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
156:ドリンクの話。2/102010/02/18(木) 23:55:17 ID:1fiRzz4x0AAS
452 名前:ドリンクの話。 2/10:2010/02/15(月) 20:42:43 ID:MQKucs5q0
「ダリアさ……ん?」
体を起こしてダリアさんを見る。
その手元には見覚えのあるビン、千鳥足、真っ赤な頬……。
「そ、その薬を……まさか……?」
質問には全く答えず、ゆっくりとベッドに近づいてくるダリアさん。
僕の目の前まで来ると、顔を真っ直ぐ見つめてくる。
どこか上の空で、かといっていつもの陽気な顔でなく、艶めいたその表情。
その顔は、口よりも物を言っている。
「……助手くん……マイスくん……」
ダリアさんは、キャンバスに向かっている時のような、純粋な瞳で僕を見る。
二の句が告げず、僕はぼーっとダリアさんの瞳を見詰めるだけだった。
「……」
そのままじっと見詰め合っていると、急にダリアさんはバランスを崩し、床に座り込んだ。
床に落とすようにビンが置かれて、ごとん、と音を立てた。
「え……ダ、ダリアさん!大丈夫ですか?」
慌てて僕はダリアさんを介抱する。口が僅かに動いているが、何も聞き取れない。
ひとまず肩を貸して体を持ち上げ、ベッドに座らせる。
しかし、
「よいしょっ……え?」
ベッドにダリアさんの体を座らせた瞬間、ダリアさんは急に立ち上がって、僕をベッドに押し倒した。
予想もしない行動に何も反応できず、僕はベッドに倒れる。
その上からダリアさんは、体を重ねてきた。
上前次1-新書写板AA設索
更(携帯からメールで投稿する)