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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
215:狂い花 2010/12/14(火) 22:07:45 ID:RQ9vcqi+0 40 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:11:46 ID:nyyK91l80 「あっあっ!ひゃうんっ!ぁん、モニっカぁっんあっ!!!あああんっ」 「お姉ちゃんっおねえちゃんっっ!!はぁっ!はぁあっっ!」 互いの秘所を擦り付けあい、なめらかな水音をたてる姉妹は、異様な空気と狂気で満ちていた。 「どおっ!?お姉ちゃんっ、もうこれでっ、お嫁さんには行けないねっ!?」 「うあっ、ふぁぁああん!!マイスさん!マイスさんーーーっっ!!!」 「まだ、マイスマイスって!!お姉ちゃんの・・・」 そのとき。 「シアさーーーん!!!どこですかーーー!!?シアさーーーん!!!!」 マイスだ。やっと、来た。 モニカはここぞとばかりにより一層速く秘所を擦り付け、最後に達しようとした。 ドンッ 「え・・・・っ」 シアが、そんな力がどこにあったのかと思うほど強い力でモニカを跳ね飛ばした。 そのままマイスの所へ駆け寄ろうとする。 「お姉ちゃんっ!だめっっ!!行かないで!やだっ!!」 オネエチャンガイナクナルナンテ、ゼッタイ許サナイ 世界が暗転した気がした。それと同時に、自分が取り返しの付かないことをしたことに気づいた。 ただ、気づいたときには、目の前にモニカの知っている姉の姿はなかった。 「あっ・・・モニカちゃん!シアさん知らない!?朝から姿が見えないんだ。」 マイスの目の前にいる少女は、少し驚いた顔をして、けれども笑って言った。 「きっとお花畑にいるんじゃないかな?大丈夫だよ。・・・それよりさ、ちょっと遺跡に来てくれないかな?お話があるんだ。」 少女の顔は、笑っていたけど悲しげで。 オニイチャンモ、オネエチャントズット一緒ニイサセテアゲルヨ 狂気に満ちていた。
216:脱出ゲーム 2010/12/14(火) 22:09:30 ID:RQ9vcqi+0 62 名前:脱出ゲーム:2010/06/29(火) 21:35:34 ID:tqMCAIM90 (あれ?トゥーナ?) 旅館の依頼を終えまだモンスターの世話が残っているため自宅へと戻ろうとしたその時。 普通ならば旅館の三人以外が入ることのない部屋―つまり私部屋―へとトゥーナが入っていくのが見えた。 僕は気になったで追い掛けることにした。 トゥーナは真ん中のしののめさんの部屋へ入っていった。 「ト「誰…!」 後ろから声を掛けたら一文字で遮られた。 トゥーナは振り向くと同時に拳を握っていた。 「ぼ、僕!マイス!」 「……マイス。なんでいるの?」 「トゥーナこそなんでここに…」 「…これ。」 トゥーナが引き出しを開けると大きな東洋の武器、刀が一振り入っていた。 しののめさんの物…だよね? 「……………。」 「手入れしにきただけ。」 「そっ、か…」 「……。」 「……帰ります。」 何故帰らないと視線を送り続けるトゥーナに折れてしまった。 「じゃあねトゥー、ナ?」 「どうしたの?」 「…開かない」 「へ?」
217:脱出ゲーム 2010/12/14(火) 22:10:05 ID:RQ9vcqi+0 66 名前:脱出ゲーム:2010/06/30(水) 12:30:40 ID:tQeBuZm20 「これ開かない!」 おとなしく戻ろうと扉に手を掛け引く。 開かない。 押してみる。開かない。 横に引いてみる。開かない。 手持ちのハンマーで殴る。…開かない。 (どんだけ頑丈なんだよ……!) 「どう?」 「ダメみたい…」 「閉じ込められた…?」 「そういう事だね…」 …気まずい間が空いてしまった。 トゥーナはさりげなく隅に移動して距離を取っていた。 僕は打開策を練るべくいろいろ試してみた。 けれども開かない。 なんかもう鉄でできてるんじゃないかなコレ。 ふと振り向くとトゥーナは顔を伏せていた。 なにしてるんだろ… 「っ!近い!」 「うわっ?!」 どうやら自分でも気付かない内に近付いていたらしい。 トゥーナの顔から一気に視界が変わっていく。 背中に例のタンスらしき角が当たったあと倒れた。 視界が安定した時目の前にはまたトゥーナがいた。 しかし今度は驚いている。 …正確には赤面していた。
218:脱出ゲーム 2010/12/14(火) 22:10:52 ID:RQ9vcqi+0 93 名前:脱出ゲーム:2010/07/07(水) 22:42:01 ID:D5hXbcSe0 「えーと……?」 「………」 とりあえず押し倒している、という状況はわかる。 けどこのあとどうすればいいのか頭が回らない。 普通だったらどうするんだっけ……? 一方のトゥーナはというと目をパチクリとさせたまま動かない。 僕以上に混乱してるらしい。 確かこの状態からは…… キス…? …………… いやいやいや!それはダメでしょ! そこからは……。 あー……ヤっちゃうんだっけ……。 「あの……」 「な、なに?!トゥーナ!」 声裏返った…! 「こんな時に言うことじゃないけど……」 「マイスが好き。」 …今度は僕が固まった。
219:教えて 2010/12/14(火) 22:22:03 ID:RQ9vcqi+0 71 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:31:26 ID:V7T1VC7J0 1 『今度、小説を書いてみようと思って!』 セルフィさんが、綺麗な瞳をキラキラさせながら僕に言ってきた。 「へぇ、いいじゃないですか。どんな小説を書くんですか??」 「ファンタジーで恋愛物!!よーし、書くぞーーー!!!」 「おぉ、すごいやる気ですね。がんばってください。」 「応援ありがと!よし!!!」 ・・・・・・・・・・・・。 「ちょっと、いつまでここにいるの?集中できないよ!帰った帰った!!!」 「え!?今すぐ書くんですか!?」
220:教えて 2010/12/14(火) 22:22:32 ID:RQ9vcqi+0 72 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:33:27 ID:V7T1VC7J0 2 そんなかんじで、図書館から追い出されてしまった。 しばらくそっとしておいた方がよさそうだ。 いつも彼女はこんな感じだ。ほかの事はそっちのけで 自分の趣味に没頭する。(そして病院のお世話になる・・・) 人によってはそれをだらしないと言う人もいるけれど、 ひとつのことにあんなに夢中になれる。 ラグナはそんな彼女が好きだった。 あとで彼女の大好物のサンドイッチでも差し入れに行こう。 きっと喜んでくれるはずだ。 ラグナはその日の仕事を終わらせたあと、夕方、 図書館へサンドイッチを差し入れに行った。 「セルフィさーん、こんばんはー」 「・・・好きなの。」 ドキッ 「え?」 「好きなの!!好きで好きでたまらないの!!・・・ほんとだよ? 嘘なんかつかない。あなたのことがもっと知りたい」 「え、え、ちょ・・・セルフィさん?(ドキドキ)」 「だから・・・だから・・・」 「・・・ゴグリ」 「受け止めて!!!わたしのエクスカリバーを!!!」 「はあぁ!!!??」
221:教えて 2010/12/14(火) 22:23:02 ID:RQ9vcqi+0 73 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:33:57 ID:V7T1VC7J0 セルフィさんが、いつものように本と本の隙間から顔を覗かせた。 「あ、ラグナだ!なになに差し入れ?ありがとーー!!」 「まだ何もいってませんけど・・・まぁ、差し入れで合ってるんですけど。 って、さっきのはなんだったんですか!?」 「なにって、小説の台詞だよー。今、女主人公が旅の途中でであった ちょっといやな奴だけどホントは優しい少年に告白中なんだからー。」 彼女の小説を読ませてもらうと、どうやら執筆は順調のようだった。 ちょうど今が山場らしい。 好きとか愛してるとか甘い言葉の中に妙なワードが入っているのが気になるが、 ページをめくる手が止まらない楽しい小説だった。 「すごいじゃないですか。これ、絶対おもしろいですよ!」 サンドイッチをもふもふしながら、照れくさそうに彼女がいった。 「えへへー、そう?いやー、そんなに褒められるとまいっちゃうなぁ〜〜。 そのあと、濡れ場があるんだけどねー」 ゲホッゲホッ ラグナは口の中のサンドイッチを変に飲み込んでしまって、むせた。 「濡れ場!!?あるんですか、この小説に!!?」 「?うん、そうだよ??」 正直、この小説の流れで濡れ場はないと思う。彼女は濡れ場の意味を きちんと理解して言っているのだろうか・・・。 「ほれほれ、あたしは続きを書かなきゃいけないの!!! 帰った帰った!!!」 「おっと・・・はいはい。じゃあ、さようなら。」 ラグナが図書館を出かけたそのとき、 「あ、待って。」 「ん?」 「サンドイッチ・・・ありがとね。」 普段とはまた違う、優しげな笑顔を向けられて、胸の 鼓動が高まる。 「はい、いつでも作りますよ。」 その日の夜、ラグナはいつもより幸せそうに眠っているのだった。
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