下
牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
256:病まない雨2010/12/15(水) 05:47:58 ID:gZco1dzQ0
197 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 09:13:24 ID:OmqccZdB0
マイス達はあの洞窟で焚き火をしいていた
「いて!」
「腹、大丈夫ですか?」
「ああ、少し痛むけど大丈夫かな」
「すいません・・・」
「いいって」
「でもさ、ラグナはミストからどうやって逃げたの?」
「・・・聞かないでくれ」
「・・・わかった」
三人はあの三人の方を向く
「逆恨みとはいえ、こいつらには悪い事したよな」
「ええ・・・」
町のみんなにも悪い事をした、戻ったら謝ろう・・・
「僕、今考えたんですけど」
「ん?」
「どうせ爆発するなら壊す必要なんかありませんでしたよね?」
「あ・・・」「あ・・・」
三人が顔を見合わせる
「お前、それもっと早くいえよ〜」
そしてしばらくの沈黙・・・
「ぷ・・・」
「あははははは!」
「なんだそれ!おかしいの!あははははは!」
「いまさらだな!おい!ははは!」
焚き火の音と共に三人の笑い声が洞窟に響く
次の日の朝
「これでお別れだと思うと、寂しくなりますね」
「またいつか会えますよ」
「そうだね・・・またいつか」
三つの別れ道・・・ここにそれぞれの行き先がある
「さよならなんて、言いませんよ」
「僕達はいい友達でしたよね?」
「友達?親友の間違いじゃないですか?」
アハハハとまた笑い声が響く
「では・・・また」
「おう!またいつか」
「また!」
そして三人の脇役を抱えて、三人の主役はそれぞれの道を歩いた
「また・・・会えますよね」
冬だというのに暑いくらいの太陽が昇っていた
「暑いな〜」
町のみんなはもう正常な状態に戻ってるだろう
「さあ帰ろう・・・僕の故郷に」
さあ帰ろう・・・シアレンスの町に
雨は流され、虹が空を描く
花のしずくが光り、太陽がシアレンスの町を輝かしていた
[終わり・・・?]
上前次1-新書写板AA設索
更(携帯からメールで投稿する)