下
牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
286:キャンディパリンパリン際2010/12/15(水) 06:10:57 ID:gZco1dzQ0
253 名前:キャンディパリンパリン際:2010/08/15(日) 00:41:59 ID:e74/Zc0r0
聞き間違いじゃなかった・・・
この幼い娘の口から言ってはイケナイ言葉が出てきてしまった
「ええと?その言葉はどこから聞いたのかな?」
「昨日おじいちゃんがステラおばちゃんと一緒にいる時にこそこそ言ってたのを聞いたの」
・・・聞いてはいけない事を聞いてしまった気がする
「そ・・・そうなんだ〜」
「んで!童貞って何?お兄ちゃん?」
きらきらの瞳でこちらを見つめてくる・・・
こんな純粋な娘にこんな事を教えてしまっていいのか?ダメだ!普通はダメだ!
でもこんな瞳されたら・・・
「わくわく!わくわく!」
キャンディはかわいらしい顔でキラキラの視線を向けてくる
うう!俺をそんな目で見ないでくれぇぇぇぇぇぇ!
「童貞っていうのはね・・・」
「はい!」
元気な返事が飛んでくる
「まだ、どんな鍵穴にも入ってない鍵の事を言うんだよ」
「鍵・・・ですか?」
「そう、まだどんな穴にも入ってない鍵の事を童貞っていうんだ」
「ふ〜ん・・・」
よし、うまくごまかせたみたいだ
「でもね、童貞なんて言っちゃいけないよ」
「なんでですか?」
「それは悪い言葉なんだ、純潔の鍵って呼んだ方がいい」
「純潔の鍵・・・」
意味は間違って無いはず・・・だ!
「お兄ちゃんも純潔の鍵を持ってるですか〜?」
「・・・」
ラグナはニコニコした顔から一変して
「ふっ・・・聞かないでくれたまえ」
クールな顔になり、そう答える
「は・・・はい」
キャンディはその豹変ぶりに戸惑い固まる
「じゃ・・・じゃあ、私いきますね」
「うん、また聞きたい事があったらおいで」
「はい♪ジュースありがとうございました!」
最後に頭を下げてドアをしめた
ラグナは笑顔で手を振って見送る
「律儀な娘だな〜」
上前次1-新書写板AA設索
更(携帯からメールで投稿する)