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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
297:ルンファ3性転回物語2010/12/15(水) 06:30:33 ID:gZco1dzQ0AAS
330 名前:ルンファ3性転換物語:2010/08/29(日) 20:41:08 ID:PXprogl/0
「さっぱりしたぁ〜」
宿屋から出てマイスはホッっと一息つく
(ほら・・・言えよ・・・あなたとヤりたいですって)
「・・・」
マイスはあのできことを思い出す
またまた顔が赤くなる
「あ・・・あの事は、忘れましょう」
「あ!お姉ちゃんだ!」
うしろから幼い男の子の声が聞こえる
「お姉ちゃ〜ん!」
振り向くとオレンジショートカットヘアのかわいらしい男の子が
こっちに向かって走ってくる
「モニカちゃん!」
「も〜!ちゃんづけはやめてよ!」
男の割にはかわいらしい可憐な乙女のような顔をしているため
周りからはいつも「ちゃん」づけで呼ばれている
「こんにちわ、マイスさん」
走って来たモニカの後ろから美声が聞こえた
透き通るような男性としては高く美しい声、陽に照らされ黄色に輝く美しい髪を揺らし
花か香水かのいい香りがただよう・・・
「こんにちわ、シアさん」
「はは、いい匂いだね。温泉に入ったばっかりかな?」
え?私がいい匂い?
シアから漂う花の香りでそんな事はわからない
「う〜ん、そうですね。お風呂に入ったばっかりです」
「じゃあ、今日は香水はいらないね」
「えぇ!?」
シアに出会うたびに香水をつけてもらっていた
もともと香水をつけてもらう事じたい贅沢でずうずうしい事なのだが
つけてもらえないとなると、なんかこう・・・
「う〜、もやもやするなぁ」
「ハハハハ」
もじもじとした態度をとると彼はマイスの金色の髪に突然触れる
「え?なに?」
「こんな綺麗な髪してて」
「ぅぇ?」
その手が頬に移動する
「こんな綺麗な瞳もしてる」
シアの瞳がマイスの瞳を見つめる
マイスはこれで何度目かわからない、また顔を赤くする
「マイス・・・」
「う・・・うん」
心地いい風が吹く、シアはマイスの頬から手を離す
目を閉じ何も言わなくなった
それから数秒の時間がすぎる
風は止み、シアの目が開く
さっきよりも美しい瞳がマイスの瞳を見つめる
「好きです、マイスさん」
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