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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
31:となりの空き部屋 2009/12/11(金) 13:27:17 ID:LfAy+aOs 157 名前:となりの空き部屋9/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:30:32 ID:ZZ9rk4NV 「……すいませんでした」 「ふんっ」 何度目かのすいませんでしたを言うと、彼女は膨れてそっぽを向いた。 しかしそんな仕草がまた可愛らしくて、つい口元が緩んでしまう。 行為の後、僕はうづきさんの説教を受けるべく彼女の部屋で肩身の狭い思いをしていた。 自業自得だ。 ちなみにまだつぶてさんは帰ってきていない。 「見損なったぞラグナ殿。あんな無理やり……その、し、してしまうとは」 「すいませんでした。僕もどっかおかしくなってて、反省しています」 「まったくじゃ! いつものラグナ殿とは思えなかったゆえ、悪鬼に憑かれたかとほんに心配したのじゃぞ!」 潤んだ瞳が僕を射抜く。 お互い正座すると身長差が縮まるものだから余計にはっきりと伝わってくる。 さっきまでの自分はどこへ消えたのか、今表に出ているのは届かない叫びを続けていた自分だ。 「わらわはの、婚姻するまでは……あー、殿方とのその、あれは……き、禁じられておるのじゃ! わらわだけでない、わらわの国ではみなそうじゃ! わかるかえ?」 「はい、身にしみました。今後は絶対にこんなことがないように自制して――」 「そういうことを言うとるのではない!」 「はい?」 真っ赤な顔でバンバンとちゃぶ台を叩くうづきさん。 怒っている様子は変わらないが、さっきまでの強引な行為に対する怒りではなくなっているようだ。 では何なのだろう。 「あの、ではどういう?」 「せ、責任を取れというのじゃ! それだけのことをしたのじゃ! よいな、必ずじゃぞ!?」 「は、はい。わかりました」 勢いに押されてうなづいてしまったが、よく考えてみれば分かることだった。 責任を取る。怒られているはずなのにうれしくなってしまうのは、やはり彼女にどっぷりと惹かれてしまったからだ。 長雨の続く夏の日、仲良し度が下がってなぜかラブ度が上がる不思議な体験だった。 終 だらだらと書いていたらずいぶんと長くなってしまいました。 エロは難しいですね。9
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