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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
32:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:23:31 ID:FHV0UsKw [sage] 170 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:17:00 ID:iLqePRm4 「…ラグナさん」 「ん?なんですか?」 夕食を済ませた(時計の短針は既に0を指しているが)、食後の団欒。 「ラグナさんは……私の事を……愛してくれていますか?」 「え………?」 本来ならば他愛もない雑談が飛び交う楽しい一時。 しかし此処、トランルピア村南東地区、午前0時20分のラグナ邸にて、 なにかが起きようとしていた…… 「い…いきなり何を?」 本当にいきなりで、何が何だかわからない、夫ラグナ。 「そのままの意味です。ラグナさんは……私の事を愛していますか?」 左右色の異なる瞳を潤ませ、再び同じ問掛けをする妻エリス。 二人は一週間前に結婚した、いわゆる新婚さんである。 容姿端麗、人当たりが良いうえに様々な才能と超人的な肉体を持つラグナは 村中の女の子の憧れの的であり、彼をめぐって争いが起きるほどであったが、 ラグナとエリスの結婚は、村人全員に祝福された。それほどに二人はお似合いなのだ。 しかし現在、なぜかラグナ邸ではまるで離婚寸前の夫婦の会話がなされてしまっている。 「どうしたんですかいきなり……当然…誰よりも愛していますよ」 その理由がわからずに、困惑しながらも、自分の正直な気持ちを述べる。 と同時に、なぜいきなりこんな質問をするのかも聞いてみると、エリスがゆっくりと口を開く。 「今日……酒場のお仕事をしている時…」 〜数時間前、酒場スノースタイル〜 「そういえばエリスさん!ラグナ君とはその後どうだい?」 「え…?その……幸せですよ?」 「そうじゃなくて、夜はどうなんだい?『夫婦の営み』は?やっぱりラグナ君が上かい?」 「ふうふのいとなみ?」 「あーまわりくどかったかな?ようするに……抱いてもらってる時の様子だよ」 「え?…その、私…まだ……そんなことは……ないです……」 「何ぃ!?いけないよエリスさん!夫婦は夜に愛し合ってこそ夫婦なんだゴクリ…! 一週間も経ってまだやってないなんてゴクリ…それはもう離婚ゴクリ…確定だよゴクリ…! でも大丈夫!私がゴクリ…幼人妻処女人外ふとももハァハァ…ゴキュリゴキュブル貰ってあげ 「あんたあぁぁぁぁ!!」 〜〜〜〜
33:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:27:35 ID:kh1UIBdU [sage] 170 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:17:00 ID:iLqePRm4 「…ラグナさん」 「ん?なんですか?」 夕食を済ませた(時計の短針は既に0を指しているが)、食後の団欒。 「ラグナさんは……私の事を……愛してくれていますか?」 「え………?」 本来ならば他愛もない雑談が飛び交う楽しい一時。 しかし此処、トランルピア村南東地区、午前0時20分のラグナ邸にて、 なにかが起きようとしていた…… 「い…いきなり何を?」 本当にいきなりで、何が何だかわからない、夫ラグナ。 「そのままの意味です。ラグナさんは……私の事を愛していますか?」 左右色の異なる瞳を潤ませ、再び同じ問掛けをする妻エリス。 二人は一週間前に結婚した、いわゆる新婚さんである。 容姿端麗、人当たりが良いうえに様々な才能と超人的な肉体を持つラグナは 村中の女の子の憧れの的であり、彼をめぐって争いが起きるほどであったが、 ラグナとエリスの結婚は、村人全員に祝福された。それほどに二人はお似合いなのだ。 しかし現在、なぜかラグナ邸ではまるで離婚寸前の夫婦の会話がなされてしまっている。 「どうしたんですかいきなり……当然…誰よりも愛していますよ」 その理由がわからずに、困惑しながらも、自分の正直な気持ちを述べる。 と同時に、なぜいきなりこんな質問をするのかも聞いてみると、エリスがゆっくりと口を開く。 「今日……酒場のお仕事をしている時…」 〜数時間前、酒場スノースタイル〜 「そういえばエリスさん!ラグナ君とはその後どうだい?」 「え…?その……幸せですよ?」 「そうじゃなくて、夜はどうなんだい?『夫婦の営み』は?やっぱりラグナ君が上かい?」 「ふうふのいとなみ?」 「あーまわりくどかったかな?ようするに……抱いてもらってる時の様子だよ」 「え?…その、私…まだ……そんなことは……ないです……」 「何ぃ!?いけないよエリスさん!夫婦は夜に愛し合ってこそ夫婦なんだゴクリ…! 一週間も経ってまだやってないなんてゴクリ…それはもう離婚ゴクリ…確定だよゴクリ…! でも大丈夫!私がゴクリ…幼人妻処女人外ふとももハァハァ…ゴキュリゴキュブル貰ってあげ 「あんたあぁぁぁぁ!!」 〜〜〜〜
34:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:27:54 ID:FHV0UsKw [sage] 171 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:18:59 ID:iLqePRm4 「私…それを聞いたら急に不安になって……」 数時間前の会話を、全てラグナに告げ終え、エリスはしょんぼりとうなだれてしまう。 今回ラグナの愛に疑問を抱いたのは、どうやら職場のオーナーの一言が原因らしい。 「ターナーさん……極刑確定…」 それを聞いたラグナは、額に数本の青筋を浮かべ両手を握りしめる。 後日、みんなの広場にて頭にクワが刺さった酒場オーナーターナーの瀕死体が発見されるが、 それはまた別の話だ。 「それはターナーさんが間違ってる。何も奥さんを抱くことだけが夫婦ってわけじゃないよ」 怒りを一先ず抑えて、すぐさまいつもの優しい声で説得する。 「でも……そうだとしても、何故一度も私に触れないのですか? この前本で読みました……男の人は、例外なくみんな野生のゴブリンと同じで、 常に女の人を抱きたいと思っていると……そう思わない人は、男の人同士で愛し合うとも……」 「ちょ…一体どこでそんな本を……」 この村に図書館はひとつしかない。つまりはそこしかないし、入荷した人物も一人だ。 「やっぱりラグナさんは……カンロさんと!?」 「なんでよりによってカンロさんをチョイス!?違います!」 頭の中で自分とカンロが互いに裸で『愛しているよ〜』などと囁く光景が再生され、 込み上げてくる強烈な吐き気を抑えこみ、即座に全力で否定する。 ラグナからすれば、せめてエリックあたりにしてほしかっ… いや、そもそもそんな事を愛する妻に想像してもらいたくなかったに違いない。 「じゃあどうして?私が…普通の人間じゃないからっ……!?」 涙を流しながらそこまで喋ったところで、言葉が途切れる。 驚いたエリスは、自分がラグナに抱きしめられていることに気付くのに、数秒を要した。 172 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:20:39 ID:iLqePRm4 「あの日に言った言葉…覚えていますか? たとえあなたが普通の人間じゃなくても、僕はあなたじゃないと駄目なんです… そう言いましたよね?…その気持ちは今も変わりません。あの時からずっと抱きたかった…」 「あ……」 「でも…あなたを愛していても…いや、愛しているからこそ、あなたを抱くことが怖かった…」 静かに、しかししっかりとラグナは言葉を続けていき、エリスを抱く腕に力を込める。 「ジェルバインが行ってきた非道を…思い出させてしまうんじゃないか…… そして僕に対しても恐怖の感情をおぼえてしまうんじゃないか……それを思うと… 抱くことを躊躇ってしまう。僕は……あなたの幸せそうな顔だけを見たいから…」 「っ……ごめんなさい……私、ラグナさんの優しさもわからずに……」 「いや…僕のほうこそ………本当にごめんなさい」 互いに抱きあい、涙を流しあい、思いをぶつけあい、二人の間にできていた溝が埋まっていく。 「実は……私もターナーさんの話を聞く前から、ずっと待ち望んでいました……」 「え?」 「地下の遺跡で…私はいつも独りでした。幾十の昼、幾百の夜……ずっと…… ずっと暗くて寒い闇の中で歌い続け、哀しくて寂しい気持ちでいっぱいでした……」 「……ッ!」 改めてエリスの過去を聞かされ、ラグナは再び怒りが込み上げてきた。 やはり片手剣なんかで斬るより両手剣にすべきだったか?いや槍で全身蜂の巣に… などと考え、既にかなりの怒り具合だが、彼はこの後さらに怒るはめになる。
35:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:28:14 ID:kh1UIBdU 171 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:18:59 ID:iLqePRm4 「私…それを聞いたら急に不安になって……」 数時間前の会話を、全てラグナに告げ終え、エリスはしょんぼりとうなだれてしまう。 今回ラグナの愛に疑問を抱いたのは、どうやら職場のオーナーの一言が原因らしい。 「ターナーさん……極刑確定…」 それを聞いたラグナは、額に数本の青筋を浮かべ両手を握りしめる。 後日、みんなの広場にて頭にクワが刺さった酒場オーナーターナーの瀕死体が発見されるが、 それはまた別の話だ。 「それはターナーさんが間違ってる。何も奥さんを抱くことだけが夫婦ってわけじゃないよ」 怒りを一先ず抑えて、すぐさまいつもの優しい声で説得する。 「でも……そうだとしても、何故一度も私に触れないのですか? この前本で読みました……男の人は、例外なくみんな野生のゴブリンと同じで、 常に女の人を抱きたいと思っていると……そう思わない人は、男の人同士で愛し合うとも……」 「ちょ…一体どこでそんな本を……」 この村に図書館はひとつしかない。つまりはそこしかないし、入荷した人物も一人だ。 「やっぱりラグナさんは……カンロさんと!?」 「なんでよりによってカンロさんをチョイス!?違います!」 頭の中で自分とカンロが互いに裸で『愛しているよ〜』などと囁く光景が再生され、 込み上げてくる強烈な吐き気を抑えこみ、即座に全力で否定する。 ラグナからすれば、せめてエリックあたりにしてほしかっ… いや、そもそもそんな事を愛する妻に想像してもらいたくなかったに違いない。 「じゃあどうして?私が…普通の人間じゃないからっ……!?」 涙を流しながらそこまで喋ったところで、言葉が途切れる。 驚いたエリスは、自分がラグナに抱きしめられていることに気付くのに、数秒を要した。 172 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:20:39 ID:iLqePRm4 「あの日に言った言葉…覚えていますか? たとえあなたが普通の人間じゃなくても、僕はあなたじゃないと駄目なんです… そう言いましたよね?…その気持ちは今も変わりません。あの時からずっと抱きたかった…」 「あ……」 「でも…あなたを愛していても…いや、愛しているからこそ、あなたを抱くことが怖かった…」 静かに、しかししっかりとラグナは言葉を続けていき、エリスを抱く腕に力を込める。 「ジェルバインが行ってきた非道を…思い出させてしまうんじゃないか…… そして僕に対しても恐怖の感情をおぼえてしまうんじゃないか……それを思うと… 抱くことを躊躇ってしまう。僕は……あなたの幸せそうな顔だけを見たいから…」 「っ……ごめんなさい……私、ラグナさんの優しさもわからずに……」 「いや…僕のほうこそ………本当にごめんなさい」 互いに抱きあい、涙を流しあい、思いをぶつけあい、二人の間にできていた溝が埋まっていく。 「実は……私もターナーさんの話を聞く前から、ずっと待ち望んでいました……」 「え?」 「地下の遺跡で…私はいつも独りでした。幾十の昼、幾百の夜……ずっと…… ずっと暗くて寒い闇の中で歌い続け、哀しくて寂しい気持ちでいっぱいでした……」 「……ッ!」 改めてエリスの過去を聞かされ、ラグナは再び怒りが込み上げてきた。 やはり片手剣なんかで斬るより両手剣にすべきだったか?いや槍で全身蜂の巣に… などと考え、既にかなりの怒り具合だが、彼はこの後さらに怒るはめになる。
36:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:28:37 ID:kh1UIBdU 173 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:22:16 ID:iLqePRm4 「ジェルバインさんに会って、これで私は独りじゃないんだ…そう思っていた時期が私にもありました。 でも実際は……もっと寂しくなっただけでした。 ジェルバインさんが来るのは祝日程度…それも私が歌っているか確認をしたらすぐ帰る… 『二人』いるのに私は変わらず『独り』……あの時は……本当に辛かったです」 「え?ジェルバインは……手を出さなかったんですか!?」 これは完全にラグナの予想外だった。 薄暗い地下の遺跡に、鬼畜眼鏡と長い月日監禁された美少女がふたりきり…… その様子を見れば、ラグナに限らず、誰もが『調教』 を連想してしまうだろう。 しかしその被害者であるエリスの口から語られたのは、意外な事実。 極悪非道な調教をされたのだと思ったからこそ、ラグナはエリスを抱く事を躊躇したのに… (なんということだ…全ては僕の一人相撲!?いままでの我慢は!?) 「ジェルバインさんは……せめてお話だけでも…と引き止めようとしても、 『私には犬と合体する大切な仕事があるのだ!貴様なぞに構っている暇はない! こうやって会いに来ているだけよしと思え!黙って命令通りに動け! 私に捨てられたいのか!?私に捨てられたらお前は再び孤立するのだぞ? さぁわかったらおとなしく歌い続けろ!そうしたらまた来てやらないこともないぞ?』 と言って……触れもせず、話し相手にさえもなってくれませんでした……」 ブチィィィッ!! その瞬間、ラグナの中の怒りが限界を超え、血管が千切れた。 いや、怒りというよりは最早発狂だ。給水塔に住み着いたイカも裸足で逃げる程の。 確かにエリスの身が汚されていなかったのは嬉しい誤算だったが、 勝手に監禁し、話し相手にもならず、利用するだけ利用しておいて犬以下発言… これはいかに温厚なラグナでも耐えきれないものであった。 「だ…大丈夫ですか?額からおいしそ…ケフン!血が……」 「え?あ!ごめんなさい…あまりにも酷い仕打ちだったので…」 その様子にエリスが慌ててラグナを落ち着かせる。 あと数秒遅かったらラグナは間違いなく異次元の果てまでジェルバインを追いかけただろう。 174 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:25:24 ID:iLqePRm4 「でもそんなとき、あなたが私を哀しみから救ってくれた…… あの日からずっと……私はラグナさんのことが好きでした。 あの日からずっと……いつかあなたに抱きしめられて、あたたかい夜を過ごしたかった……」 「それなのに僕は…その気持ちに気が付かなかったのか…本当にごめんなさい… でも、これからは…もう淋しい思いはさせない。辛い思いもさせない。約束します…」 真っ直ぐにエリスの瞳を見つめ、自分の確かなる決意をラグナは告げる。 エリスもそれを見つめ、一言。 「約束…ですよ?」 そのまま二人の顔は近付き、唇が重なる。 「ん……ぅ」 触れるだけの軽いキス。けれどそれは二人にとってなによりも幸せなキスだった。 キスを終え、二人は二階のベッドに向かう。 「それじゃ…いいですか?」 「は…はい……」 これから行う事に顔を紅潮させながらも、エリスは頷く。 了承を得て、ラグナはエリスの服に手を掛ける。 しかし、マントの留め具の鎖を外し、椅子に畳んで置いたところで手が止まった。 「エリスさん。これから始める前に、ひとつ言っておくことがあります。 何しろ抱きたいのを一週間も我慢してたんで、歯止めを掛けずにやってしまう恐れが…」 「だ…大丈夫です。結婚祝いにダニーさんから貰った本で少しは勉強しましたし…… でも…その……初めてなので…優しくしてくださいね…?」 「今若干気になること言いませんでした…?僕も初めてなんですけど…頑張ります」 気になる発言はあったものの、既にラグナの思考はエリスを抱く事に染まっており、 些細な事として気に留めずに、優しくエリスをベッドに押し倒す。 「ぁ……」 「かわいいですよ…」 ラグナはそのままエリスの唇に自分の唇を重ねた。
37:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:28:56 ID:kh1UIBdU 175 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:26:52 ID:iLqePRm4 「んぅ……ちゅ…っ」 触れては離れ、再び触れては離れ、角度を変え何度も何度も唇を重ね、 口内にも舌を滑り込ませ歯列をなぞり、舌を絡ませ、余すところなく全てを味わう。 「ふぁ…ぅ……っはぁ……」 先程の触れるだけのキスと異なる、甘く濃密なキスをされ、エリスは蕩けた声をあげる。 「あ……ごめんなさい。大丈夫でしたか?」 「は…い……なんだか頭がふわふわして……気持ちいいですぁう!?」 返事をきくや否や、未だキスの余韻に浸っているエリスを抱き起こし、開かれた背中に指を這わす。 そして空いた左手で服越しに僅かに膨らんだ胸をふにふにと弄ぶ。 「ひゃっ…ぁ……ふぁ…っ…ぁぅぅ!?ラ…ラグナさん……あ!ほ…本当に初めて…っ?」 「ええ。ただクラフト(技巧)レベルは99なんで…それなりにはできるつもりですよ?」 ラグナはこれまでに数々の強敵と戦ってきた。巨大鶏、巨大スライム、巨大蛇、巨大イカ…犬。 そんな強敵と戦う為に必要なのは防具だ。戦い続け、防具を作り続け… そうしているうちに、彼の技巧レベルは超人級となった。そしてその巧みな技は、 なにも防具作りだけに限らず、こういった事にも利用可能なのである! 「っ…ふ…ぅ……んっ…!」 「エリスさん…かわいい……もっと声を…聞かせてください」 正面と背後から同時に襲ってくる甘美な刺激に声を出さぬよう、エリスは必死に耐える。 しかしラグナはそれを許さない。 背中を這っていた右手を、スカートとニーソックスの合間から覗く太股へと移動させ、 あくまで奥に触れるか触れないかギリギリのところでに撫で回す。 さらに耳や鎖骨、脇にまで舌を這わせ、とどめとばかりに服越しに乳首を摘みあげる。 「あ…ひぁうううぅぅっっ!!?」 容赦ない多方向からの愛撫にエリスは耐えきれずに喘ぎ声をあげ、その身をビクリと震わせる。 その反応を見てラグナは一旦動きを止めるが、エリスは胸を上下させ荒い呼吸を繰り返す。 「……ぁ…う…ラグナさん…酷いですよ……優しくしてって…言ったのに……」 なんとか呼吸を整え、涙目でラグナに抗議するエリス… そんな姿を見て、ラグナの中の加虐的劣情がさらに大きく (しまった……つい夢中になってしまった…初めてなのに… もっとエリスさんのカラダを楽しみたいけど、これ以上やったら僕はジェルバイン以下だ…) なりかけたがなんとか持ち堪えることに成功する。かなり危なかったが。 176 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:29:03 ID:iLqePRm4 「すみません…でも、エリスさんが可愛すぎるのがいけないんですよ?」 「あ…ぅ…ずるいですよ…ラグナさん……私…もう……」 顔を真っ赤にしてエリスがうつむいてしまうが、ラグナは彼女の願いを悟り、 意外と露出の激しい黒い服も下着も全て脱がせ、あっというまに一糸纏わぬ姿にする。 生まれたままの姿のエリス。 日の光を殆んど浴びずに(というより浴びれない)過ごしたその肌は透き通る様に白く美しく、 お世辞にも大きいとは言えないが整った形の胸、そして緩やかな曲線を描くその肢体… その全てがラグナを誘惑し、元から少ない理性を切り崩していく。 「そ、そんなに見つめないでください…恥ずかしい……」 「エリスさん…綺麗ですよ」 そう言いながらエリスに覆い被さり、秘裂を指でなぞると、くちゅりと水音が部屋に響く。 「〜〜〜っ」 深夜の静かな部屋故に、水音はやたら大きく響いてしまい、 それを聞いたエリスはあまりの恥ずかしさにさらに顔を赤くし、ラグナは微笑む。 「よかった…大丈夫そうですね。…僕も…もう我慢できないんで……」 エリスの状態を確認し、ラグナは自らのズボンに手をかけ、彼の『剣』を取り出した。 「!?」 そしてエリスは絶句する。出現したラグナのソレは… 『凶器』だった。
38:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:29:16 ID:kh1UIBdU 177 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:30:44 ID:iLqePRm4 「エリスさんが可愛くてさっきからずっとぐんぐんグリーンしてたんです…… やっぱり怖いですか?でも僕のはルーンブレードではなく、ドラグスレイヤーですから、 威力は低いし、多分大丈夫だと思います。高確率で疲労麻痺状態になりますが……」 「え?え?グリーンでルーンがぐんぐんスレイヤーで暇になって!?!?」 初めて目にする男性器に、意味不明なラグナの説明が重なり、エリスは慌て取り乱してしまう。 と、震えるエリスの頭に手をのせ、ラグナが優しく撫でる。 「大丈夫…いや、かなり痛いかもしれませんけど……なるべく優しくしますから……」 「ぁ……」 「辛かったら、僕の体をつかんでください」 頭を撫でられる温もりにエリスは落ち着き、そして少し迷い、覚悟を決める。 「……いきますよ?」 「は…はい……」 エリスの秘所にラグナの剣があてがわれ、そして一息に……貫く。 「「――――〜〜〜〜!!?」」 声にならない絶叫が、部屋中に響きわたる。それも、エリスとラグナ、二人の。 エリスは初めて受け入れる異物の痛みに、涙を流しながらも必死に耐える。 ラグナもまた、久しく味わったことのない痛みに、涙こそ流さないが必死に耐える。 しかし背中に回された手の爪が痛いのではない。それぐらいはラグナは余裕で耐えられる。 問題なのは首であった。 挿入の痛みに、エリスは思わずラグナの背中に爪をたて、 そして声を出さぬためか、あるいは吸血種の本能か…首筋に全力で噛みついてしまったのだ。 ちゅうちぅ…… しかも思わず吸血までしているあたりが流石である。 「ぐっ…ぁ…きつ……」 キツイ締め付け、エリスの苦痛、そして体内の血液残量を考慮し、 ラグナは短期決戦を決心する。 178 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:33:09 ID:iLqePRm4 「う……く…っ…ぁ…エリス……さん…!」 「あっ……!はぁ…ぁぁ……いっ……ぁ……ラグナ…さん…!」 痛みと、噛んでしまった罪悪感で涙を流していたエリスであったが、次第にその表情が変化する。 「っあ……大丈…夫…ですか?」 「ふぁ…あぁ……ラグ…ナさん……もっと…ゆっくりぃ…」 「すみません…もう…止まれそうにありません…!」 「そ…んな…ひぁ…ゃぅ…」 ラグナも、エリスの声に痛みが含まれていたら止まっただろう。 しかし今の声は未知の快楽に対する戸惑いの声だった。 そしてなにより、ラグナ自身も襲ってくる快楽に限界を感じていた。 「はぁ…はぁっ……エリス……さん…エリス……っ!!」 「きゅっ…ふぁ…ぁ…ラグナさん!ラグナ……さん!」 二人は互いに名前を呼びあい、腰の動きをさらに早め、やがてその時が訪れる。 「んくっ…ぁ…あ……!ふぁあああああ!!」 「うっ…………!!!」 エリスがその身体を小さく痙攣させるのとほぼ同時に、ラグナも彼女の中に精を解き放った。 「すみません…優しくするどころか、最初っからかなり激しくやっちゃって……」 「私こそ…思わず血を吸ってしまってごめんなさい……大丈夫でしたか?」 「エリスさんの痛みに比べたら…これぐらい大丈夫ですよ」 事を終えて、二人は心地好い疲労と痺れを残し、抱き合いながら眠りにつこうとしていた。 「ラグナさん…さっき『エリスさん』ではなく『エリス』と呼んでくれましたけど…」 「えっ?あっ!す、すみません!その、気持ちが高ぶっていて…」 あたふたと弁解をするラグナだが、エリスはそれを見てクスリと笑う。 「私達、もう夫婦なんですよ?やっぱり敬語やさん付けは変ですよ。 ですから、これからはその…エリスと呼んでください」 「う…エ、エリス…これで…いいかい?」 ラグナは先程の勢いはどこへやら。気恥ずかしさからか、顔を赤くしてその名前を呼ぶ。 「嬉しい……それと、また頭を撫でてもらえますか?」 「こうかな?」 「んっ…あたたかい……私、本当にもう独りじゃないんですね……」 かつて過ごした、暗く寒い遺跡の孤独な夜。けれど今は寄り添って寝てくれる愛する人がいる… ラグナの胸に甘えるように頭を乗せ、エリスはその幸せを噛み締めていた。 「ラグナさん…私、ラグナさんと一緒にいられて、本当に幸せです……」 「僕もだよ、エリス……愛しているよ……」 二人は再びキスを交わし、穏やかな眠りについた。
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