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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
35:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:28:14 ID:kh1UIBdU 171 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:18:59 ID:iLqePRm4 「私…それを聞いたら急に不安になって……」 数時間前の会話を、全てラグナに告げ終え、エリスはしょんぼりとうなだれてしまう。 今回ラグナの愛に疑問を抱いたのは、どうやら職場のオーナーの一言が原因らしい。 「ターナーさん……極刑確定…」 それを聞いたラグナは、額に数本の青筋を浮かべ両手を握りしめる。 後日、みんなの広場にて頭にクワが刺さった酒場オーナーターナーの瀕死体が発見されるが、 それはまた別の話だ。 「それはターナーさんが間違ってる。何も奥さんを抱くことだけが夫婦ってわけじゃないよ」 怒りを一先ず抑えて、すぐさまいつもの優しい声で説得する。 「でも……そうだとしても、何故一度も私に触れないのですか? この前本で読みました……男の人は、例外なくみんな野生のゴブリンと同じで、 常に女の人を抱きたいと思っていると……そう思わない人は、男の人同士で愛し合うとも……」 「ちょ…一体どこでそんな本を……」 この村に図書館はひとつしかない。つまりはそこしかないし、入荷した人物も一人だ。 「やっぱりラグナさんは……カンロさんと!?」 「なんでよりによってカンロさんをチョイス!?違います!」 頭の中で自分とカンロが互いに裸で『愛しているよ〜』などと囁く光景が再生され、 込み上げてくる強烈な吐き気を抑えこみ、即座に全力で否定する。 ラグナからすれば、せめてエリックあたりにしてほしかっ… いや、そもそもそんな事を愛する妻に想像してもらいたくなかったに違いない。 「じゃあどうして?私が…普通の人間じゃないからっ……!?」 涙を流しながらそこまで喋ったところで、言葉が途切れる。 驚いたエリスは、自分がラグナに抱きしめられていることに気付くのに、数秒を要した。 172 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:20:39 ID:iLqePRm4 「あの日に言った言葉…覚えていますか? たとえあなたが普通の人間じゃなくても、僕はあなたじゃないと駄目なんです… そう言いましたよね?…その気持ちは今も変わりません。あの時からずっと抱きたかった…」 「あ……」 「でも…あなたを愛していても…いや、愛しているからこそ、あなたを抱くことが怖かった…」 静かに、しかししっかりとラグナは言葉を続けていき、エリスを抱く腕に力を込める。 「ジェルバインが行ってきた非道を…思い出させてしまうんじゃないか…… そして僕に対しても恐怖の感情をおぼえてしまうんじゃないか……それを思うと… 抱くことを躊躇ってしまう。僕は……あなたの幸せそうな顔だけを見たいから…」 「っ……ごめんなさい……私、ラグナさんの優しさもわからずに……」 「いや…僕のほうこそ………本当にごめんなさい」 互いに抱きあい、涙を流しあい、思いをぶつけあい、二人の間にできていた溝が埋まっていく。 「実は……私もターナーさんの話を聞く前から、ずっと待ち望んでいました……」 「え?」 「地下の遺跡で…私はいつも独りでした。幾十の昼、幾百の夜……ずっと…… ずっと暗くて寒い闇の中で歌い続け、哀しくて寂しい気持ちでいっぱいでした……」 「……ッ!」 改めてエリスの過去を聞かされ、ラグナは再び怒りが込み上げてきた。 やはり片手剣なんかで斬るより両手剣にすべきだったか?いや槍で全身蜂の巣に… などと考え、既にかなりの怒り具合だが、彼はこの後さらに怒るはめになる。
36:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:28:37 ID:kh1UIBdU 173 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:22:16 ID:iLqePRm4 「ジェルバインさんに会って、これで私は独りじゃないんだ…そう思っていた時期が私にもありました。 でも実際は……もっと寂しくなっただけでした。 ジェルバインさんが来るのは祝日程度…それも私が歌っているか確認をしたらすぐ帰る… 『二人』いるのに私は変わらず『独り』……あの時は……本当に辛かったです」 「え?ジェルバインは……手を出さなかったんですか!?」 これは完全にラグナの予想外だった。 薄暗い地下の遺跡に、鬼畜眼鏡と長い月日監禁された美少女がふたりきり…… その様子を見れば、ラグナに限らず、誰もが『調教』 を連想してしまうだろう。 しかしその被害者であるエリスの口から語られたのは、意外な事実。 極悪非道な調教をされたのだと思ったからこそ、ラグナはエリスを抱く事を躊躇したのに… (なんということだ…全ては僕の一人相撲!?いままでの我慢は!?) 「ジェルバインさんは……せめてお話だけでも…と引き止めようとしても、 『私には犬と合体する大切な仕事があるのだ!貴様なぞに構っている暇はない! こうやって会いに来ているだけよしと思え!黙って命令通りに動け! 私に捨てられたいのか!?私に捨てられたらお前は再び孤立するのだぞ? さぁわかったらおとなしく歌い続けろ!そうしたらまた来てやらないこともないぞ?』 と言って……触れもせず、話し相手にさえもなってくれませんでした……」 ブチィィィッ!! その瞬間、ラグナの中の怒りが限界を超え、血管が千切れた。 いや、怒りというよりは最早発狂だ。給水塔に住み着いたイカも裸足で逃げる程の。 確かにエリスの身が汚されていなかったのは嬉しい誤算だったが、 勝手に監禁し、話し相手にもならず、利用するだけ利用しておいて犬以下発言… これはいかに温厚なラグナでも耐えきれないものであった。 「だ…大丈夫ですか?額からおいしそ…ケフン!血が……」 「え?あ!ごめんなさい…あまりにも酷い仕打ちだったので…」 その様子にエリスが慌ててラグナを落ち着かせる。 あと数秒遅かったらラグナは間違いなく異次元の果てまでジェルバインを追いかけただろう。 174 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:25:24 ID:iLqePRm4 「でもそんなとき、あなたが私を哀しみから救ってくれた…… あの日からずっと……私はラグナさんのことが好きでした。 あの日からずっと……いつかあなたに抱きしめられて、あたたかい夜を過ごしたかった……」 「それなのに僕は…その気持ちに気が付かなかったのか…本当にごめんなさい… でも、これからは…もう淋しい思いはさせない。辛い思いもさせない。約束します…」 真っ直ぐにエリスの瞳を見つめ、自分の確かなる決意をラグナは告げる。 エリスもそれを見つめ、一言。 「約束…ですよ?」 そのまま二人の顔は近付き、唇が重なる。 「ん……ぅ」 触れるだけの軽いキス。けれどそれは二人にとってなによりも幸せなキスだった。 キスを終え、二人は二階のベッドに向かう。 「それじゃ…いいですか?」 「は…はい……」 これから行う事に顔を紅潮させながらも、エリスは頷く。 了承を得て、ラグナはエリスの服に手を掛ける。 しかし、マントの留め具の鎖を外し、椅子に畳んで置いたところで手が止まった。 「エリスさん。これから始める前に、ひとつ言っておくことがあります。 何しろ抱きたいのを一週間も我慢してたんで、歯止めを掛けずにやってしまう恐れが…」 「だ…大丈夫です。結婚祝いにダニーさんから貰った本で少しは勉強しましたし…… でも…その……初めてなので…優しくしてくださいね…?」 「今若干気になること言いませんでした…?僕も初めてなんですけど…頑張ります」 気になる発言はあったものの、既にラグナの思考はエリスを抱く事に染まっており、 些細な事として気に留めずに、優しくエリスをベッドに押し倒す。 「ぁ……」 「かわいいですよ…」 ラグナはそのままエリスの唇に自分の唇を重ねた。
37:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:28:56 ID:kh1UIBdU 175 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:26:52 ID:iLqePRm4 「んぅ……ちゅ…っ」 触れては離れ、再び触れては離れ、角度を変え何度も何度も唇を重ね、 口内にも舌を滑り込ませ歯列をなぞり、舌を絡ませ、余すところなく全てを味わう。 「ふぁ…ぅ……っはぁ……」 先程の触れるだけのキスと異なる、甘く濃密なキスをされ、エリスは蕩けた声をあげる。 「あ……ごめんなさい。大丈夫でしたか?」 「は…い……なんだか頭がふわふわして……気持ちいいですぁう!?」 返事をきくや否や、未だキスの余韻に浸っているエリスを抱き起こし、開かれた背中に指を這わす。 そして空いた左手で服越しに僅かに膨らんだ胸をふにふにと弄ぶ。 「ひゃっ…ぁ……ふぁ…っ…ぁぅぅ!?ラ…ラグナさん……あ!ほ…本当に初めて…っ?」 「ええ。ただクラフト(技巧)レベルは99なんで…それなりにはできるつもりですよ?」 ラグナはこれまでに数々の強敵と戦ってきた。巨大鶏、巨大スライム、巨大蛇、巨大イカ…犬。 そんな強敵と戦う為に必要なのは防具だ。戦い続け、防具を作り続け… そうしているうちに、彼の技巧レベルは超人級となった。そしてその巧みな技は、 なにも防具作りだけに限らず、こういった事にも利用可能なのである! 「っ…ふ…ぅ……んっ…!」 「エリスさん…かわいい……もっと声を…聞かせてください」 正面と背後から同時に襲ってくる甘美な刺激に声を出さぬよう、エリスは必死に耐える。 しかしラグナはそれを許さない。 背中を這っていた右手を、スカートとニーソックスの合間から覗く太股へと移動させ、 あくまで奥に触れるか触れないかギリギリのところでに撫で回す。 さらに耳や鎖骨、脇にまで舌を這わせ、とどめとばかりに服越しに乳首を摘みあげる。 「あ…ひぁうううぅぅっっ!!?」 容赦ない多方向からの愛撫にエリスは耐えきれずに喘ぎ声をあげ、その身をビクリと震わせる。 その反応を見てラグナは一旦動きを止めるが、エリスは胸を上下させ荒い呼吸を繰り返す。 「……ぁ…う…ラグナさん…酷いですよ……優しくしてって…言ったのに……」 なんとか呼吸を整え、涙目でラグナに抗議するエリス… そんな姿を見て、ラグナの中の加虐的劣情がさらに大きく (しまった……つい夢中になってしまった…初めてなのに… もっとエリスさんのカラダを楽しみたいけど、これ以上やったら僕はジェルバイン以下だ…) なりかけたがなんとか持ち堪えることに成功する。かなり危なかったが。 176 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:29:03 ID:iLqePRm4 「すみません…でも、エリスさんが可愛すぎるのがいけないんですよ?」 「あ…ぅ…ずるいですよ…ラグナさん……私…もう……」 顔を真っ赤にしてエリスがうつむいてしまうが、ラグナは彼女の願いを悟り、 意外と露出の激しい黒い服も下着も全て脱がせ、あっというまに一糸纏わぬ姿にする。 生まれたままの姿のエリス。 日の光を殆んど浴びずに(というより浴びれない)過ごしたその肌は透き通る様に白く美しく、 お世辞にも大きいとは言えないが整った形の胸、そして緩やかな曲線を描くその肢体… その全てがラグナを誘惑し、元から少ない理性を切り崩していく。 「そ、そんなに見つめないでください…恥ずかしい……」 「エリスさん…綺麗ですよ」 そう言いながらエリスに覆い被さり、秘裂を指でなぞると、くちゅりと水音が部屋に響く。 「〜〜〜っ」 深夜の静かな部屋故に、水音はやたら大きく響いてしまい、 それを聞いたエリスはあまりの恥ずかしさにさらに顔を赤くし、ラグナは微笑む。 「よかった…大丈夫そうですね。…僕も…もう我慢できないんで……」 エリスの状態を確認し、ラグナは自らのズボンに手をかけ、彼の『剣』を取り出した。 「!?」 そしてエリスは絶句する。出現したラグナのソレは… 『凶器』だった。
38:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:29:16 ID:kh1UIBdU 177 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:30:44 ID:iLqePRm4 「エリスさんが可愛くてさっきからずっとぐんぐんグリーンしてたんです…… やっぱり怖いですか?でも僕のはルーンブレードではなく、ドラグスレイヤーですから、 威力は低いし、多分大丈夫だと思います。高確率で疲労麻痺状態になりますが……」 「え?え?グリーンでルーンがぐんぐんスレイヤーで暇になって!?!?」 初めて目にする男性器に、意味不明なラグナの説明が重なり、エリスは慌て取り乱してしまう。 と、震えるエリスの頭に手をのせ、ラグナが優しく撫でる。 「大丈夫…いや、かなり痛いかもしれませんけど……なるべく優しくしますから……」 「ぁ……」 「辛かったら、僕の体をつかんでください」 頭を撫でられる温もりにエリスは落ち着き、そして少し迷い、覚悟を決める。 「……いきますよ?」 「は…はい……」 エリスの秘所にラグナの剣があてがわれ、そして一息に……貫く。 「「――――〜〜〜〜!!?」」 声にならない絶叫が、部屋中に響きわたる。それも、エリスとラグナ、二人の。 エリスは初めて受け入れる異物の痛みに、涙を流しながらも必死に耐える。 ラグナもまた、久しく味わったことのない痛みに、涙こそ流さないが必死に耐える。 しかし背中に回された手の爪が痛いのではない。それぐらいはラグナは余裕で耐えられる。 問題なのは首であった。 挿入の痛みに、エリスは思わずラグナの背中に爪をたて、 そして声を出さぬためか、あるいは吸血種の本能か…首筋に全力で噛みついてしまったのだ。 ちゅうちぅ…… しかも思わず吸血までしているあたりが流石である。 「ぐっ…ぁ…きつ……」 キツイ締め付け、エリスの苦痛、そして体内の血液残量を考慮し、 ラグナは短期決戦を決心する。 178 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:33:09 ID:iLqePRm4 「う……く…っ…ぁ…エリス……さん…!」 「あっ……!はぁ…ぁぁ……いっ……ぁ……ラグナ…さん…!」 痛みと、噛んでしまった罪悪感で涙を流していたエリスであったが、次第にその表情が変化する。 「っあ……大丈…夫…ですか?」 「ふぁ…あぁ……ラグ…ナさん……もっと…ゆっくりぃ…」 「すみません…もう…止まれそうにありません…!」 「そ…んな…ひぁ…ゃぅ…」 ラグナも、エリスの声に痛みが含まれていたら止まっただろう。 しかし今の声は未知の快楽に対する戸惑いの声だった。 そしてなにより、ラグナ自身も襲ってくる快楽に限界を感じていた。 「はぁ…はぁっ……エリス……さん…エリス……っ!!」 「きゅっ…ふぁ…ぁ…ラグナさん!ラグナ……さん!」 二人は互いに名前を呼びあい、腰の動きをさらに早め、やがてその時が訪れる。 「んくっ…ぁ…あ……!ふぁあああああ!!」 「うっ…………!!!」 エリスがその身体を小さく痙攣させるのとほぼ同時に、ラグナも彼女の中に精を解き放った。 「すみません…優しくするどころか、最初っからかなり激しくやっちゃって……」 「私こそ…思わず血を吸ってしまってごめんなさい……大丈夫でしたか?」 「エリスさんの痛みに比べたら…これぐらい大丈夫ですよ」 事を終えて、二人は心地好い疲労と痺れを残し、抱き合いながら眠りにつこうとしていた。 「ラグナさん…さっき『エリスさん』ではなく『エリス』と呼んでくれましたけど…」 「えっ?あっ!す、すみません!その、気持ちが高ぶっていて…」 あたふたと弁解をするラグナだが、エリスはそれを見てクスリと笑う。 「私達、もう夫婦なんですよ?やっぱり敬語やさん付けは変ですよ。 ですから、これからはその…エリスと呼んでください」 「う…エ、エリス…これで…いいかい?」 ラグナは先程の勢いはどこへやら。気恥ずかしさからか、顔を赤くしてその名前を呼ぶ。 「嬉しい……それと、また頭を撫でてもらえますか?」 「こうかな?」 「んっ…あたたかい……私、本当にもう独りじゃないんですね……」 かつて過ごした、暗く寒い遺跡の孤独な夜。けれど今は寄り添って寝てくれる愛する人がいる… ラグナの胸に甘えるように頭を乗せ、エリスはその幸せを噛み締めていた。 「ラグナさん…私、ラグナさんと一緒にいられて、本当に幸せです……」 「僕もだよ、エリス……愛しているよ……」 二人は再びキスを交わし、穏やかな眠りについた。
39:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:29:35 ID:kh1UIBdU 179 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:36:05 ID:iLqePRm4 〜翌朝〜 「あいたたた……」 「っぅ……」 時計の時刻は既に八時をさしているが、ラグナもエリスも、ベッドから起き上がれずにいた。 原因は単純明快。昨夜の夫婦の営みによる腰の極度疲労である。 「つつ…やっぱり……初めてなのに無茶しすぎたか…エリス、大丈夫?」 「大丈夫…です。ラグナさんの言っていた疲労麻痺状態ってこのことだったんですね……」 「本当にごめん…もっと優しくできた筈なのに…」 「いえ…本で勉強して、もっと痛くて怖いものを想像していたんですけど… ラグナさんのは……その…気持ちよかったです……」言い終えてからエリスは頬を紅潮させるが、ラグナにはある疑問が生まれた。 自分はそれなりに容赦なく激しくやってしまった筈だ。それ以上の恐怖とな? 「…そのダニーさんから貰った本…何が書いてあったのかな?」 「えっと…『えすえむぷれい』に『しょくしゅぷれい』、『ふくすうぷれい』とか…」 この瞬間、ラグナの脳内判決で、ターナーに続いてダニーの極刑が確定した。 「エリス、その本間違ってるから。ダニーさん渡す本間違えたんだよ。だから内容忘れて?」 「そうだったんですか…いつラグナさんが触手を取り出してくるのか怖かったのに…」 エリスは安堵の溜め息を、そしてラグナはダニへの怒りによる禍禍しい吐息を吐く。 数日後、雑貨屋で荒縄で全身を縛られ、口に光る触手をねじこまれたダニーが発見されるが、 それもまた別の話だ。 「ところでさ、エリス…キミ、まだ敬語使ってるよね?不公平じゃない?」 突如ラグナがエリスに質問を投げ掛ける。が、それに対しエリスは困った顔をする。 「うっ…でもラグナさんは私の恩人ですし…」 エリスからすれば、ラグナは自分を闇から救い、大きな幸せをくれた恩人だ。 そんな恩人を呼び捨て、敬語も使わない…それはエリスには耐えられないものだった。 「どうしてもですか…?」 「僕だってまだエリスって呼ぶの恥ずかしいんですから…」 そこまで言ってラグナに妙案が浮かぶ。 「そうだ!だったら、ラグナ、ラグナポン、ダーリン、あなた。この中からご自由に!」 「えぇ!?」 突然のことにエリスは慌てふためく。と同時に最善の選択を急いで考える。 ラグナ…はダメ。やっぱり呼び捨てはできない…… ラグナポン…恩人に対する冒涜。もはや論外… ダーリン…は…恥ずかしい…顔を見て言える自信がないから却下… あなた…あなた…うん、これなら…ちょっと恥ずかしいけど言えるかも。 数分後、意を決し、エリスが口を開いた。 「そ…それじゃあ……あ、あなた?」 その言葉が発せられた瞬間、つぅ…と一筋の涙がラグナの頬をつたう… そしてラグナは小さく、「最高だ…」と呟くのだった。 「ラグ…あなた、大丈夫ですか?」 「え?あぁ!大丈夫!エリスの笑顔が可愛くてつい、ね」 「そんな…もぅ…」 三度顔を真っ赤にするエリス。 それを見て、ラグナは平和で幸せな日常と愛する妻を守っていく決意を改めてするのだった。 〜ラグナ邸・窓の外〜 「ちくしょう…あてつけのつもりか?俺だってな、俺だってなぁ…抱ける彼女ぐらい…! くっ……ちくしょーーーー!!」 〜Fin〜 180 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:37:08 ID:iLqePRm4 以上です。お目汚し失礼しました…
40:ラグナ×タバサ 2009/12/13(日) 21:30:20 ID:kh1UIBdU 204 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:13:05 ID:e4a6PAXK SS投下します。 小説見たいなの書いたの初めてなんで拙いですが・・・ 205 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:18:26 ID:e4a6PAXK 「それじゃあ行ってくるね。」 ラグナがドアを開けようとすると後ろからタバサに呼び止められた。 「ま、待ってください!あの、目を閉じてもらえますか?」 なにかおまじないでもするのだろうか。 不思議に思いつつも、言われたとおりに目を閉じる。 するとラグナの胸板にタバサが手の平を優しく置いた。 「いってらっしゃいませ。」 ラグナの唇にタバサが唇を重ねる。 いきなりのことにびっくりしてしまったが、タバサの一言ですぐに意味を悟る。 とても浅いキスなのに、唇の柔らかさや髪の甘い香りやわずかな震えなどが一瞬で伝わってくる。 このまま離れたくない、離したくない。 本来ならばこれで唇を離して微笑むはずなのだが、タバサも同じ気持ちらしく、一向に唇を離そうとしない。 ラグナはタバサの頭と腰に手を回す。 「んっ!」 ピクンとタバサが反応する。 腰を引き寄せ、顔を傾けて強く唇を押し付ける。 さっきまでとは全く違う、乱暴で激しいキス。 いってらっしゃいのキスのはずだったが、ラグナは完璧にそのことを忘れ、ただタバサの唇に夢中になっていた。 「んっ・・ふっ」 ラグナのついばむような唇の動きに翻弄され、タバサからわずかな呻きが漏れる。 胸に添えられていた手はしっかりとラグナの服を掴んでいる。 206 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:21:42 ID:e4a6PAXK ラグナは唇を動かすのをやめ、舌をタバサの口内へと侵入させる。 薄く閉じられてる歯をこじ開け、その先にある舌を自分の舌で搦め捕る。 「んっ!・・・ふう・・・・はぁ・・・ふっ」 タバサの熱くなった鼻息がかかる。 くちゅくちゅ、と湿り気を帯びた音と息継ぎをする声が淫猥な音になって頭に響く。 ゾリゾリと舌同士が絡み合い、口の中が唾液で満たされていく。 舌をゆっくり引くと、タバサの舌がつられたように外に這い出してきた。 すかさず唇で捕まえ、舌の先端を舐め上げる。 「っ!んんっ!」 舌が逃げないようにしっかり挟みながら、単調にならないように、しかし休みなく舐めつづける。 「んぁ、はぁ、はぁ、あっんっ!」 唇を開いて舌を解放すると、タバサが自分から舌を絡めてきた。 その動きに合わせるようにラグナも舌を動かす。 二つの舌は競い合うように激しさを増していき、互いの口の間でゾリゾリ、くちゅくちゅと唾液を滴らせ卑猥な光を放ちながら別の生き物のように蠢き、絡まり会う。 「んん!んふっ!ふっ!んぁ、ふ、ふっ、ふっ!、んんんんんっっ!!!」 一際高い嬌声とともにタバサの舌が離れ、服を掴んでいた手が緩んだ。 あんなに激しいキスは初めてだったのでイッてしまっても無理はない。 ラグナは口の回りや顎を汚している唾液を拭ってあげると、その手をスカートの中に這わせた。
41:ラグナ×タバサ 2009/12/13(日) 21:30:59 ID:kh1UIBdU 207 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:24:37 ID:e4a6PAXK 「ま、まっれ!まっれくらさい!」スカートの中を探ろうとしていた手を慌てて止められる。 あんまり舌を虐めすぎたせいか、呂律が回ってない。 タバサはなんとか呼吸を調え、舌の動きを再確認すると 「ま、まだ家事も何もしてないですし、ラグナ様も畑仕事やモンスターの世話をしないといけないですし・・・」 タバサの言いたいことはわかったが、ラグナは敢えて何も言わず、制止する手も意に介さないで強引に秘部に触れた。 「んああ!!」 表面に触れただけなのにビクン!と体を震わせ、高い声を上げる。 余程キスが気持ち良かったのか、タバサは下着どころか内股までぐしゃぐしゃにしていた。 「こんな状態で家事なんかできる?」 意地悪く尋ねると長い耳の先っぽまで朱くしてそっぽを向いてしまう。 「ラグナ様がこんなにいやらしい人だなんてしりませ、ひゃあああん!!」 タバサが話し終える前に膣内に指を差し入れる。 拗ねてるタバサを見ていたい気もするが、こっちも我慢の限界だった。 イッた直後の膣内はとても滑りがよく、指1本なら簡単にくわえ込んでしまう。 208 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:27:08 ID:e4a6PAXK 「ああっ!らぐ、なっさまぁ!」 指を出し入れすると同時に膣壁を擦る。 「だめっ、だめ!また、イッちゃ・・!」 タバサが2度目の絶頂を迎える前に膣内から指を引き抜く。 もう本当に限界だった。 エプロンの肩紐を外して腰まで下ろし、ファスナーを下げて上半身だけワンピースを脱がすと真っ白なレースのついたブラがあらわになる。 自分のズボンから固く反り返り力強く脈打ってるものを取り出す。 まだ隠されてる乳房や薄い桃色の乳首を想像するだけで、それは硬度を増していく。 「ら、ラグナ様、ここでするんですか?」 タバサが困惑した表情で聞いてくる。 「ごめん、タバサ。もう一秒だって待てないんだ。」 そう言ってショーツを脱がし上着を脱ぎ捨てると、亀頭を膣口えとあてがった。
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