牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
372:ドロップ凌辱 2日目 ◇dkDmj798WFtq 2012/06/30(土) 22:55:54 ID:GCddMrE00AAS
577 名前:ドロップ凌辱 2日目 ◆dkDmj798WFtq :2010/09/24(金) 20:58:56 ID:n7z/LhOZ0
「「……ガチャ…………」」
それから数十分後、異変に気付いたドロップが目を覚ました時には、もう手遅れであった。



(!? おじいさん? な……んで……?)
また酔っているのか、そう思案したドロップだが足取りはしっかりとしていてまっすぐこっちに向かってくる。
だが、その表情を見てぞわりと悪寒が駆け抜ける。
「おおぅ、ドロップや、起きておったのか……」
昨日見た「あの」目だ。気付かれないように唇を噛むと確かな痛みを感じる。どうやら夢ではないらしい。
(逃げっ…… られないか……)
カンロが昨日の記憶を持っているのならもう逃げ場などない。これからも、一生、あの悪夢が続く。
ただ絶望的な事実だけが明確に突き付けられた。

「……一つだけ聞かせて下さい、……酔ってもないのに、どうして、こんなことを…………」
「……なにか勘違いしとるようじゃのぅ、ワシの目的は魔力の復活じゃよ。まぁ、昨日は少々溺れてしまったがのぅ。酒にも、お主の身体にもなぁ。」
(魔力……?) 
事情を知らず、戸惑うドロップにカンロは説明を続けた。
既に魔力が枯渇していること。
明日までに魔力を戻さねばならないこと。
そのためにはドロップ(もしくはキャンディ)の愛液が必要であること。

「そんなっ、馬鹿げた方法でっ……!」
魔力が戻るわけがない、そう言おうとしたドロップだがカンロの放った魔法により遮られてしまう。
「ほれ、これが現実じゃ。お前なら分るだろう? 昨日までのワシにこんな芸当が出来たかのぅ?」
カンロが使った魔法は簡単なものであったが込められた魔力は現役の魔法使いのそれと同等、少なくとも年老いた祖父が出来ることではなかった。
「……では、本当に……?」
「さよう、今朝試してみたら自分でも驚いたほどじゃ。」
どうやら嘘ではないようだ。しかし、ドロップは違和感を感じた。

「……それで、おじいさん。魔力が戻ったのでしたら早くお休みになったほうが良いのでは? 明日は大事な日なのでしょう?」
強い語調で退室を促すドロップ。話が本当なら今のカンロの行動に意味を見いだせない。
(魔力の復活うんぬんは真実だとしても、明日の話は嘘? ただ、私を抱きたいだけ……?)
きつい視線を浴びせ怪しむドロップ。
「まぁ話は最後まで聞けい、実のところじゃが今朝使えたのはこんなチンケな魔法じゃなかったのじゃよ。どういうわけか使えば使うほどに弱くなっておる。」
話によると魔力を生成する機関が復活したわけではなく、一時的に魔力が貯まったとのこと。
明日の講義を乗り切るためには補充が必要とのことだ。
「そんなのっ、出鱈目です! 私は…… おじいさんの奴隷じゃない!」
都合の良い展開に怒りを露わにするドロップ。だがカンロは大して悪びれた様子もなく。
「信じる、信じないは勝手じゃがな、あまりカッカするでないぞ? キャンディを起こしては可愛そうじゃろぅ?」
ハッと我に帰るドロップ。そう、逃げ場なんて最初から無い。昨日散々悔しい思いをしたにもかかわらず、今になるまで気付けなかった。
「……私だけが、……イけば、良いんですよね…………?」
悔しさで顔を歪ませながらせめてもの慈悲を請う。
「そうしたいところじゃがのぅ、お主もさっき心配してくれたじゃろ? 『早く寝たほうが良い』と……
 昨日も味わったように、お主が達してもワシの股間は元気過ぎて苦しんだままなんじゃ、そのままで寝ろなどと、心優しいお主は言わんよなぁ?」
「っ…… それは……」
なんとか説得しようと思ったがカンロがちらりと隣の部屋の方向に視線を向けたのを見て諦めた。
結局のところ、この男は私を犯したいのだ。
「そう悲壮感に満ちた顔をするでない、心配せんでも大事なのは明日の講義だけじゃ。無事に終わればもうお主に手を出すこともあるまい。」
気休めにもならない言葉だった。もう、今までの生活は終わったのだ。後は堕ちるだけだ。

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