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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
377:最終列車2012/06/30(土) 23:02:17 ID:GCddMrE00
524 名前:最終列車:2010/09/20(月) 19:24:04 ID:VPmdfR7n0
「あ、いかん、待ってや!」
うちは、手を振りながらその列車へ走った。
商売が好調でおもわず顔もにやける秋の夜。ついつい調子がいいので
最後まで売り場に残ったりしてるもんだから、いつも
宿へ帰るのが凄く遅くなっちゃうんよね。
「あ、ありがとなぁ、運転手はん。」
幸い、駅を発射しかけていたその列車は、うちに気づいたのか
止まってくれた。(田舎だしね。)
列車は一両だけの小さな列車だった。
お礼をいいながら乗り込んで、その列車がいつになく混んでいる
ことに気づき、ちょっと不思議に思った。
アルヴァーナからシアレンスヘ向かう列車、ともいえるこの路線を走る列車は、
いつもなら、この時間帯になればガラガラに空いているはずなのだ。
なのに、今晩は…。
外の景色に、列車の灯りだけが映る。闇に包まれたような
線路の上を、うちを乗せた最終列車は走っていく。
上前次1-新書写板AA設索
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