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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
388:ツナ缶 2012/06/30(土) 23:08:32 ID:GCddMrE00 648 名前:ツナ缶4:2010/10/16(土) 20:31:29 ID:IMjd0BqvO そんなこんなで泳ぐ砂原の一画へとたどり着く二人。休む間もなく採掘を再開した ポコッポコッ……ポコッポコッポコッ…… 今度は次々と鉄が飛び出す、どうやら当たりの鉱石だったらしく、安堵の表情を見せるマイス 「ふう、これだけあれば足りるかな?」 マイスが額の汗を拭ってトゥーナの方をみると、トゥーナは嬉しそうにマイスを見返していた 「……………もう充分…ありがとう…」 手にいっぱいの鉄を抱えて答える 「そう、じゃあ丁度モンスターもいない場所だし、少し休んでいこう。はい」 マイスが先ほどの飲み物を取り出し、トゥーナに手渡す。そのまま岩場を背に、腰掛ける二人 「やっぱりここは暑いね」 「………………うん……」 明け方に降っていたはずの雨の痕跡も陽光で消えかかっている。まだ10時前だというのにカンカンの日差しが目にまぶしかった 「トゥーナはあの後何してたの?」 「………………お風呂に入ってから寝ただけ…」 お風呂という単語に少し照れた顔をするマイス。少し間をおいてから話を続ける 「で、でもびっくりしたよ、トゥーナがあの鳥さんだったなんて…」 「……………ごめん…でも、マイスだって…」 実はこの二人、純粋な“人”ではない。トゥーナは鳥と人のハーフ、マイスはモコモコと人とのハーフだった 二人は数日前、その秘密を明かし合った事で、改めて親密な“オトモダチ”になった 「あはは、そうだね。でも本当にきれいな姿だったよ」 「……!!………あ、ありがと…」 急に褒められて、言葉が尻すぼみになってしまった。顔がほんのり赤くなる 「本当に…ね……」 再度強調され、今度は一気に真っ赤に染まるトゥーナ。「バカ」とそっぽを向くと、マイスがそっと肩に手を添えてグッと向き直らせた
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