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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
394:ツナ缶 2012/06/30(土) 23:11:58 ID:GCddMrE00 657 名前:ツナ缶13:2010/10/16(土) 21:01:08 ID:IMjd0BqvO ……………………………… 気まずい沈黙が続く。お互いに言いたい事は山ほどあったが、何故か言葉を発する事ができなかった ……………………………… そんな中、ようやくマイスが口を開く 「トゥーナ…あの……体は大丈夫?」 「…………うん、まだ動けないけど…」 トゥーナが顔だけを傾けて答えた 「そっか、良かった。ごめんね、ちょっとやりすぎちゃったみたいで…」 頭を掻きつつ謝るマイス。それを見て、トゥーナがちょっと怒ったような表情で返す 「……………うん、マイスがあんなヒドい事できるなんて…思わなかった」 うっ、となって困り顔をするマイス 「あはは…ごめんなさい」 素直に謝られ、ふっとため息をこぼすトゥーナ 「…でも僕もちょっと意外だったかな」 「…………え?」 マイスの言葉に不思議そうな顔をする 「あんなに沢山トゥーナが喋ってるのを初めて見たよ、トゥーナって意外とおしゃべりさんなんだね♪」 それを聞き、ピーッとゆでだこの様に顔を染めるトゥーナ 「………バカ…」 「ごめん」 口では罵倒するも、その表情は穏やかに笑っていた 658 名前:ツナ缶14:2010/10/16(土) 21:02:07 ID:IMjd0BqvO 「………っくしゅん……?」 服を着てないため、体が冷えたトゥーナ。軽くくしゃみをしたら、あることに気がついた 「………マイス……私の体、なんで綺麗なの?」 考えてみればその通りである。あの時トゥーナは、全身汗だく、体中体液でぐちゃぐちゃになっていた。 そのうえマイスに散々舐め回され、弄ばれ、大量の精液を注ぎ込まれたのだ。それこそ、少しぐらい溢れ出していてもおかしくはない程に… しかし当のマイスは、トゥーナの問いに固まっていた 「…………マイス?」 「…いや、あの…」 煮え切らない態度のマイス、再度呼びかけると、ようやく口を開いた 「じ、実は…トゥーナが気絶しちゃったから、どうにかして連れ帰らなきゃと思ったんだけど…、あのままじゃマズイと思ったから……」 「…………うん」 まだ歯切れの悪いマイスに業を煮やし、トゥーナが合いの手を入れる。それを聞き、ぐっと意を決してマイスが答えた 「水浴び骨の池できれいに洗ってから、人がいないのを確認してテレポーぼふっ…」 マイスの顔に、勢いよく枕が突っ込んできた。トゥーナが再度顔を真っ赤に染めている …………………… 間をおいて、枕をベッドに持って行くマイス。するとトゥーナが、落ち着いた口調で話しかけた 「……………………マイス」 緊張した面もちのトゥーナ、釣られてマイスも少しだけ緊張してしまった 「な…何?トゥーナ」 恐る恐る聞き返すと、トゥーナはくすっと笑い、優しい声で囁いた 「…………責任…とってね」 「あ、うん」 元々そのつもりだったが、思わず生返事を返してしまったマイス。以降、二人の間に言葉が交わされないまま時間だけが過ぎていった
395:ツナ缶 2012/06/30(土) 23:12:26 ID:GCddMrE00 659 名前:ツナ缶15:2010/10/16(土) 21:03:40 ID:IMjd0BqvO 「…………じゃあ…そろそろ帰るね」 体の痛みが少し和らいだトゥーナが、なんとか服を着て立ち上がる 「大丈夫?送っていく?」 ふるふると首を振り、鉄を受け取る。「………またね」と挨拶を交わし、ふらつきながらもゆっくりと帰路についた 「…………はい、鉄」 ガジ屋に帰り、ガジに鉄を渡す 「ン、ありがとうーナ。ちょっと疲れてるみたいだガ、楽しかったカ?」 トゥーナは、うん、とだけ頷いて夕食の準備にとりかかった 「…………これがホントの、ツナ姦………なんてナ」 「………?…夜ご飯はツナのパスタが良かった?」 「……………………そうだナ」 数日後 「オンドルファさん、依頼の件なんですが」 「ああ、ちょうど良かった。実は先日、このモコモコが、泳ぐ砂原付近で、聞き慣れない叫び声を聞いたと言っているんです」 「叫び声…ですか」 「はい、なんでも「あ゛あ゛あ゛あ゛」や「おうおう」等の声だそうです。それと、水を打ち付けるような音がしたとも言っていまして……」 「そ、そうですか……(まさか)」 「おや?何か心当たりでもありましたか?」 「い、いやぁ、何も無いですよー。あははは……」 「そうですか。で、ちょっと調べてきて頂きたいんですが、お願いできますか?」 「は、はい、わかりました(……どうしよう…あは…はは)」 その後、雑貨屋にて、大樹の家を防音完備にしたいと依頼するマイスの姿が、度々目撃されたのは、言うまでもない
396:チヒロ×サト ◇tRZTXyhvWw 2012/06/30(土) 23:14:29 ID:GCddMrE00 666 名前:◆tRZTXyhvWw :2010/10/18(月) 00:02:06 ID:On5th0B10 こんばんは。 ふたごの村のチヒロ×女主人公を途中まで投下します。 女主人公の名前は小学館の公式ガイドブックから「サト」にしました。 667 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/18(月) 00:02:56 ID:On5th0B10 「チヒロ、悪いのだけれどこのメモを掲示板に貼ってきてくれる?」 「はい、分かりました。」 この医院は基本的に細々とした仕事しかなく、またその仕事もひと段落ついてちょうど手が空いたところだったので、僕は先生の頼みを受け入れた。……断ることは最初から出来ないということには目を瞑る。 午後から降りだした雨の中、傘を差して掲示板へと向かうと先客がいた。 この村では見かけない、ブルーベル村特有の服装をした彼女は…… 「サトさん!」 「あ、チヒロ君。」 僕が驚いて声をかけるとサトさんはこちらを振り返りふわりと笑った。 その笑顔に心の奥がぽーっと明るくなる。 が、今はそんな場合じゃない。 「どうしたんですか!?ずぶ濡れじゃないですか!」 そう、彼女は傘を差していなかった。靴までびちょびちょに濡れている。 「どうしても今日中にメダカを捕まえて届けないといけなくて……近くに寄ったついでにこのはな村の掲示板もチェックしとこうかなーって。」 そう言ってサトさんは気まずそうにえへへ、と笑った。 つまり彼女はこの雨の中、浅瀬で魚つかみをしていたらしい。 行動力があり、毎日山を越えてこの村に来ている彼女らしいといえばらしいのだろうが……正直、あまり無理はしないでほしい。 「うちに寄って行って下さい。このままだと風邪を引きますよ。」 「いいの?迷惑じゃないかな?」 「全然迷惑じゃないですよ!このまま帰って風邪を引く方が問題です!ほら、いきましょう。」 アヤメ先生のおつかいメモを貼り、二人でアヤメ医院まで急いだ。
397:チヒロ×サト ◇tRZTXyhvWw 2012/06/30(土) 23:14:51 ID:GCddMrE00 668 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/18(月) 00:03:37 ID:On5th0B10 「おかえりなさい……ってあら、サトちゃん。」 「お邪魔します。」 「僕、タオルを取ってきますね。」 「サトちゃん、うちのシャワーを使いなさい。着替えも私のものを貸してあげるから。」 「ありがとうございます。」 サトさんは水を吸ってがぽがぽと音を立てるブーツとストッキング、ベストを脱いでぺたぺたとアヤメ先生の後に付いて行った。 タオルは浴室に持っていった方がいいだろう。 雨の予報を聞いてから昨日のうちに干しておいたふかふかのタオルを2,3枚取りだして、脱衣所の籠の中へ入れた。 浴室からはシャワーの音が聞こえる。 この向こうにサトさんが……。 ……これ以上ここにいるのは精神衛生上良くないと判断した僕は、足早に脱衣所を後にした。 「すみません、アヤメ先生はいらっしゃいますか?」 やや心配そうな顔のソナさんが訪ねてきた。 「どうしました?ソナさん。」 「マオが熱を出してしまって……微熱なんですけど、苦しそうでね。アヤメ先生に診ていただきたくて。」 「分かりました。チヒロは留守番をしていてくれる?」 「はい。」 去り際に振り向いたアヤメ先生が楽しそうに口を動かしたが、僕には声が聞こえなかった。
398:チヒロ×サト ◇tRZTXyhvWw 2012/06/30(土) 23:15:13 ID:GCddMrE00 725 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/25(月) 01:39:09 ID:1gW76T3e0 続きいきます。 726 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/25(月) 01:40:01 ID:1gW76T3e0 「お風呂ありがとうございます……って、チヒロ君だけ?アヤメ先生は?」 しばらくしてサトさんがお風呂からあがってきた。ドライヤーもきちんとかけてきたようで、首をかしげた拍子に乾いた髪がさらりと揺れた。 「ソナさんのお宅に行きました。なんでもマオちゃんが熱を出してしまったそうなんです。」 「マオちゃんが?大丈夫かなぁ……。」 サトさんが心配そうに眉をひそめる。 「ソナさんの話によると微熱だそうですから、大丈夫だと思いますよ。」 その割に先生の帰りが遅いのは気になったけれど、口に出して不安を煽ることもないだろうと思い黙っておく。 多分晩御飯の時間までには帰ってくるだろう、とまるで母親のような事を考える。 「……雨、まだ止まないのね。」 ぽつりとサトさんが呟いた。若干雨脚は弱まったが、暗くなってきた山道を歩いて帰るのは危険だろう。うっかりぬかるみにはまったり、すべって崖から落ちてしまう可能性だってある。 「よかったら、今日はこのまま泊まっていきませんか?」 自然とそんな言葉が漏れた。 後になって振り返ってみても、この時は決してやましい気持ちがある訳ではなかったと胸を張って言える。 ただ、すぐ隣に宿泊施設がある役場があるから傘を貸せばそれでよかったとか、その時は全く考えつかなかっただけなのだ。 「流石にそこまでお世話になっちゃうのは……うーん……。」 「ベッドは患者さん用のものがありますから、遠慮しないで下さい。」 「でも、ご飯とか……。」 なおも遠慮するサトさんに、更に僕は言い募る。 「気にしないで下さい。いつもおいしい作物をおすそ分けしてもらっているお礼です。」 実際、サトさんが分けてくれる作物やミルク、卵はとても美味しくていつも貰ってばかりで申し訳ないと思っていたのだった。 「そこまで言われちゃったら断るのも悪いなぁ。それじゃあ、お言葉に甘えて。」 よろしくね、と小さく頭を下げるサトさん。 その仕草をとても可愛らしいと思うと同時に二人っきりであることが妙に意識されて、アヤメ先生は一体いつ帰ってくるんだろう、と早く帰ってきて欲しいような、もう少しこのままでいたいような何とも言えない気持ちになった。
399:チヒロ×サト ◇tRZTXyhvWw 2012/06/30(土) 23:15:34 ID:GCddMrE00 727 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/25(月) 01:40:40 ID:1gW76T3e0 「ごちそうさまでした!美味しかったー。」 ぱちん、手を合わせてにこにことサトさんは幸せそうだ。作った身としてそれはとても嬉しい。 「お粗末様でした。食後のお茶はどうですか?」 「お茶まで淹れてくれるの?ありがとう!あっ、じゃあこれ一緒に食べようよ!今朝作ったあべかわもちがあったはずだから……。」 ごそごそと鞄の中を探る音がする。いつも思うのだけれどサトさんはどうやって料理を持ち歩いているんだろう? 気になったけれどちょうどお湯が沸いたので振り返ることができなかった。 「それにしても……アヤメ先生帰ってこないね。マオちゃんの病状がひどかったらチヒロ君を呼ぶだろうし。」 僕が席に着くのをみはからって、サトさんが心配そうに言った。 「そうですね……。先生のことですから、明日の朝にでもひょっこり帰ってくると思いますよ。」 サトさんを安心させる目的もあって冗談まじりに言った自分の発言にはっとしてしまう。先生が朝まで帰って来ないなら、サトさんと朝まで二人きりだという事だ。 「そっか。ならいいんだけど。」 対するサトさんは僕の返事にあっさりと頷き、緑茶を飲み始めた。 やっぱり、僕なんかサトさんに相手にされてないのかな……。 なんてマイナス方向に思考がチェンジしそうになった、その時だった。 「うぐっ……げほっ、ごほっごほっ!」 緑茶を飲んでいたサトさんが思い切りむせたのだった。 びっくりして思わず背中をさする。 「サトさん、大丈夫ですか!?」 「う、うん大丈夫……。って、あわわわわ……。」 みるみるうちにサトさんの顔が真っ赤に染まっていく。 どうしたんだろう?
400:チヒロ×サト ◇tRZTXyhvWw 2012/06/30(土) 23:15:57 ID:GCddMrE00 728 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/25(月) 01:41:16 ID:1gW76T3e0 きゃーーー!!!どどっどどどどうしよう!? 本当にアヤメ先生が朝まで帰ってこなかったら二人きりだよね?って思ったらお茶むせちゃうし、そしたらチヒロ君が背中さすってくれてるし……。 ……チヒロ君の手あったかいなー。 意識しちゃうとますます恥ずかしい。顔がかーっと熱くなるのが分かる。 わー、チヒロ君がすごく不思議そうにこっち見てる。 そうだよね、私これじゃあ変な子だよね。 「どうしたんですか?サトさん、顔が真っ赤ですよ?」 チヒロ君のせいだよー!とは、口が裂けても言えない。 「な、なんでもないよ……。ごめんね、心配かけちゃって。」 「そうですか?もし体調が悪いのなら無理せず言って下さいね。」 うう……チヒロ君のにぶちん。 でもにぶちんなのは私も同じだってラズベリーにこの前言われたっけ。 「ありがとう。大丈夫、むせただけだから。それより、あべかわもちどうかな?くるみを入れてみたんだけど。」 「あっ、まだ食べてなかったです。いただきます。…………、うん、くるみがいいアクセントになってます。すごく美味しいです。」 「よかった〜。」 チヒロ君に喜んでもらうために作ったので、チヒロ君に喜んでもらえるのは本当に嬉しい。 それからしばらく料理談義に花が咲いて、食事の後片付けを一緒にして、チヒロ君の部屋に場所を移して色々な話をした。 「そういえば、チヒロ君は好きな子とかいるの?」 ふと会話が途切れたので、訊いてしまった。 いないならまだ私にもチャンスがあるし、いるなら……難しいけどすっぱり諦めようと思う。 「ええっ、な、ななななんですか急にそんな事っ!」 チヒロ君の顔がみるみる赤くなっていく。 ああ、好きな子いるんだ……。 すーっと冷めていく心とは裏腹に、私の唇はなめらかに動いた。 「その反応はいるよね?誰?ナナ?それともリコリス?」 「ちっ、違います……!僕は好きなのは……」 「二人じゃないの?じゃあもしかしてアヤメ先生?」 「僕が好きなのはっ、サトさんですっ!」 729 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/25(月) 01:42:24 ID:1gW76T3e0 今回はここまでです。 多分次からエロ入ります。 前置き長すぎですみません。
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