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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
399:チヒロ×サト ◇tRZTXyhvWw 2012/06/30(土) 23:15:34 ID:GCddMrE00 727 名前:チヒロ×サト ◆tRZTXyhvWw :2010/10/25(月) 01:40:40 ID:1gW76T3e0 「ごちそうさまでした!美味しかったー。」 ぱちん、手を合わせてにこにことサトさんは幸せそうだ。作った身としてそれはとても嬉しい。 「お粗末様でした。食後のお茶はどうですか?」 「お茶まで淹れてくれるの?ありがとう!あっ、じゃあこれ一緒に食べようよ!今朝作ったあべかわもちがあったはずだから……。」 ごそごそと鞄の中を探る音がする。いつも思うのだけれどサトさんはどうやって料理を持ち歩いているんだろう? 気になったけれどちょうどお湯が沸いたので振り返ることができなかった。 「それにしても……アヤメ先生帰ってこないね。マオちゃんの病状がひどかったらチヒロ君を呼ぶだろうし。」 僕が席に着くのをみはからって、サトさんが心配そうに言った。 「そうですね……。先生のことですから、明日の朝にでもひょっこり帰ってくると思いますよ。」 サトさんを安心させる目的もあって冗談まじりに言った自分の発言にはっとしてしまう。先生が朝まで帰って来ないなら、サトさんと朝まで二人きりだという事だ。 「そっか。ならいいんだけど。」 対するサトさんは僕の返事にあっさりと頷き、緑茶を飲み始めた。 やっぱり、僕なんかサトさんに相手にされてないのかな……。 なんてマイナス方向に思考がチェンジしそうになった、その時だった。 「うぐっ……げほっ、ごほっごほっ!」 緑茶を飲んでいたサトさんが思い切りむせたのだった。 びっくりして思わず背中をさする。 「サトさん、大丈夫ですか!?」 「う、うん大丈夫……。って、あわわわわ……。」 みるみるうちにサトさんの顔が真っ赤に染まっていく。 どうしたんだろう?
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