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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
44:エンジュ2009/12/13(日) 21:32:55 ID:kh1UIBdUAAS
238 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:22:28 ID:9bFoD86r
どっちだっけ…ていうか、ゲーム中に主人公の一人称って出てきたっけ
まあ、自分のss内での主人公に合わせたらいいんじゃないかな
…と、自分勝手に解釈して、一人称「僕」でss投下
風バザ 男主人公×エンジュ
ストーリーも無くヤッてるだけなんだスマン
239 名前:238[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:23:47 ID:9bFoD86r
夜だった。
都会と違って、この町は日が暮れると途端に静かになる。
生き物の呼吸ひとつ聞こえない、葉擦れの音さえしない静寂の中にあって、
けれど確かに何かの、誰かの気配を感じている。
誰か……違う、紛れも無い彼の気配。
当たり前よ、ここは彼の牧場だもの……。
彼が丹精込めて育てた作物が根を張り葉を広げている、その畑の中に裸で立っていた。
月明かりの下で、ぐるりと周囲を見回す。
誰もいないの?
求めた姿は無く、ただ、地面に落ちた月影が、ゆらめきながら近付いてきていた。
日中の影と違い輪郭が曖昧で、何だか青みがかって見える。
不意に、影がとろりと色を濃くした。
ほとんど闇に変したそれが身体の上を滑り、内側へも忍び込んでくる。
甘く疼く感覚に頭を振り乱し、見上げた夜空に月が輝いていた。
世界が不規則に揺れる。
ああ、燃えるように体が熱い……。
ぐちゅぐちゅと水音が響く。
それが、男根が自分の秘所をえぐる度に立てる音だと脳で理解するよりも先に、
エンジュの喉から高い喘ぎ声が迸しっていた。
「ああっ、あ、あ、あぁんっ!」
「あれ、エンジュ、気が付いた?」
仰向いたエンジュの顔を覗き込んで男が笑う。
栗色の髪も少年のようにあどけない顔立ちも、普段の彼と何ひとつ変わっていないのに。
黒い瞳に情欲を滾らせ、大きな手で薄い胸を掴んで先端に口づける様は、見知らぬ男性のようだった。
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