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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
49:カイル×ジュリア 2009/12/13(日) 21:40:43 ID:kh1UIBdU 269 名前:カイル×ジュリア(6/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:48:56 ID:X3OoDaLl それでもジュリアは、ぽろぽろと涙をこぼしながら、首を横に振った。 「どうして…、もう、そんな、一人で苦しむ必要ありませんのよ。お願いですから、わたくしに助けを求めて…」 「ううっ…だ…だって…、だれかにいえるようなことじゃないもん、いったら、き…っ、きらわれるもん…っ」 泣きながらそう言うジュリアの手を、ロザリンドはもう一度、しっかりと握った。 「誰があなたを嫌いになんかなりますか!」 ロザリンドの声は震えていたが、ジュリアをしっかりと見据え、強く言った。 「ジュリアさんは、わたくしがどんなにあなたを好きかご存じないようですから、はっきりと言います。 わたくしは、どんな事があっても、ジュリアさんを嫌いになんてなりません。絶対です。いつだって、何があったって、わたくしは、ジュリアさんが大好きなんです。 ですから…、ですから、ジュリアさんが苦しんでいるのを見るのはとても辛いのよ…。苦しい時は、お願いだから相談して。友達なんだから」 そう言ってロザリンドは、ジュリアを抱き寄せた。 母親が子供にするように、優しくジュリアを包むように抱き締めた。 ロザリンドは、ジュリアよりちょっと背が低い。 それでもジュリアは、ロザリンドにすっかりもたれるようにして、泣いた。 二人の涙に濡れた頬が、触れ合った。 それから、ジュリアは、すべてをロザリンドに打ち明けた。 ロザリンドは、ジュリアをベッドに寝かせ、パンとスープを用意し、食べるように言うと、一階の掃除に取り掛かった。 お湯を抜いただけのお風呂も勝手は分からなかったものの、丁寧に掃除した。 女湯の脱衣所は、念入りに水拭きした。 血の付いたバスタオルも、さすがに直ぐには手を付ける気になれず後回しにしたが、綺麗なタオルにくるんで廃棄した。 ついでに近くに丸まっていたカイルの上着も捨てた。 しかし、カイルがそんなことをしたとは…。 日頃の彼からは想像できなかった。 そして同時にこのことは、ロザリンドが彼に抱いていたささやかな慕情が破れたことも意味していた。 しかし、今はそんなことはよかった。 第一、ジュリアを傷付けた事への怒りの方が、遥かに大きく、激しかった。 270 名前:カイル×ジュリア(7/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:50:51 ID:X3OoDaLl もしこの場に奴がぬけぬけと謝りにでも現れようものなら、5、6発殴り付けた上で塩を撒いて追い払ってやっただろう。 本当なら、彼はジュリアを守ってやらなければいけなかったのに。 彼女の理解者になってあげなければならなかったのに。 彼になら、それが出来たはずだった。 それができる人間だと、自分なりに評価するくらいに、彼はいつも優しくて、何にだって馬鹿みたいに真面目だった。 ロザリンドは、紅茶を淹れて二階へ上がる。 ジュリアはしっかり言う事を聞いたようで、パンとスープは綺麗に片付いていた。 「少しは…、元気になりました?」 「うん…、ありがと」 相変わらずジュリアは見るからに弱っていたが、それでも笑顔を返した。 彼女のいじらしさに、ロザリンドはまた泣きそうになる。 しかし、もう十分泣いた。 泣くのはもういい。 そう思って、これ以上取り乱すことはしなかった。 「痛みは?まだ治まりませんか?」 「うん…、ちょっとだけ。でも、よこになってればへいきよ」 「そう…、それで、一番大切なことですけど…」 この質問は、ジュリアもさすがに重くて、少しうつむいた。 「まだどちらとも言えないと思いますわ。毎月の体調はどうですの?」 「…わからないの。くるときもはっきりしないから。もうずっときてないし…」 スタイル維持のためといって、無茶な生活のし過ぎで体調を保てていないのではないのか。 そうだとすれば呆れる。 しかしそれは、妊娠の可能性について、希望的に見てもいいということだろうか。 恐らく彼女の身体にそんな余裕は無い。 勿論それも推測で、自信を持って言えはしない。 まあ、そのあたりの知識量は二人とも似たり寄ったりだろう。 「はっきりとは言えませんけど、このままならきっと…大丈夫。ジュリアさんがストレスで倒れてしまう方がよっぽど有り得ますわ」 「…ねえ、もし、このまま…」 「?」 ジュリアは何か言おうとしたが、途中で思いとどまった。 「…ううん」 「何ですの?」 「ごめん、なんでもないの」 本当は、もしこのまま何日か何も食べずにいたら、そうして体をもっと弱らせたら、妊娠することは無いんじゃないか、と言おうとした。 でも、それをロザリンドに言うことはできなかった。 ジュリアはちょっとくらい食べないのなんて我慢できると思った。
50:カイル×ジュリア 2009/12/13(日) 21:41:13 ID:kh1UIBdU 271 名前:カイル×ジュリア(8/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:53:34 ID:X3OoDaLl それで妊娠を防げるとするなら十分やれる。 しかし、それをロザリンドに言うことはできなかった。 ロザリンドに嫌われるのが嫌だったからだろうか。 もしかしたら、言ってしまってロザリンドを傷付けることが、ジュリアは、嫌だったのかもしれなかった。 「ごめん、ロザリンド、わたし、いま、ちょっとだけ、いやなこといおうとしたの」 ジュリアは、言わなければ何事も無く済んだものを、わざわざ謝った。 ロザリンドはそれに首を傾げて見せる。 「どんなのかはいえないけど、…いえないけど、いやなこと…」 ロザリンドはにっこりと微笑むと、しょげ返るジュリアの額に手を伸ばし、そのさらさらと美しい髪を指で梳いた。 「わたくしが一番嫌なのは、ジュリアさんが傷つくことですわ」 ロザリンドは、夕飯を一緒に食べようと言ってくれた。 「ご飯はわたくしがこしらえますから、ジュリアさんはお家で待っていてくださいね」 「うん…ありがと」 ジュリアは一旦帰るロザリンドを見送った。 「いいですか?ジュリアさん、困ったことがあったら、すぐに、必ず、わたくしに言ってください。一人で悩んでは絶対にいけませんからね」 「うん。きょうはほんとにロザリンドのおかげでげんきになれたわ。ありがとうね」 「ええ。これからもわたくしは、ジュリアさんの味方ですわよ」 「あら、そういえば、どうしてきょうきてくれたの?」 そうだ。ロザリンドは一体いかにしてジュリアの窮状を知ったというのか。 「ああ、それは、ドロシーさんが教えてくれたんですの」 「ドロシー?」 それでは、さっきの一人目の客は、ドロシーだったという事か。 「お風呂に行ったら開いていなくて、それで真っ直ぐわたくしの所へ来てくださったのね、ジュリアさんは黙ってお休みするような人じゃない、すごく心配だ、って」 ロザリンドは目をつむって思い出すように語った。 「それでわたくしも気になって、ドロシーさんに代わって様子を確かめに来たんです」 そうだったのか。 ドロシーも自分のことをそんなに気にかけていてくれたのか。 胸が詰まって、ジュリアは堪らず下を向いた。 「ですから、わたくしだけでなく、ドロシーさんもジュリアさんの味方、ということですわね」 「うん…」 272 名前:カイル×ジュリア(9/9)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:58:51 ID:X3OoDaLl 「今度は三人で、ご飯食べましょうね」 「うん…」 「それでは、わたくしは戻りますわね」 ジュリアも顔を上げ、ロザリンドを見送る。 「特別美味しいのを作ってきますから、期待しててくださいね」 「うん!ロザリンドのおりょうりだもの、たのしみにしてるわん」 ジュリアは満面の笑みで答えた。 ジュリアに見送られ扉を閉めると、ロザリンドはため息を一つついた。 今回の事には、彼女もひどく精神力を消耗させられた。 ドロシーに知らされた時にはロザリンドも何事かと思ったが、まさかこんなことになっていたとは思わなかった。 それに、まだ問題は解決していない。 まだ彼女は救われてはいないのだ。 これからどうなるか分からない。 でも、彼女のために、自分にできる事があるなら、その全てをやろう。 そう決めた。 ロザリンドは両手を握り締める。 そして、誰もいない通りの真ん中で呟いた。 「神様、ジュリアさんは本当に良い子です。誰にだって優しくて、人に自分の弱いところを絶対に見せません。毎日を幸せに生きられる事を、誰よりも強く望んでいるんです。 でも、わたくしは、あの子がいつも一人でどんなに寂しい気持ちでいるか知っています。そして今、あの子は、だめになってしまいそうなくらい、心細い思いをしているんです。 どうか、どうか神様、あの子を守って下さい。あの子に、誰より大きな幸せをあげて下さい…」 273 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 01:14:13 ID:X3OoDaLl 終わりです。本当はせっかくだからエロもあったんだけど自重しました。 見直したらケータイ小説みたいな話だ… 前回書いてからなんか可哀相になって助ける感じのものを書きたかったんだけど、いかにもなワードが鼻に付くかも。 それ以前に続きから読み始めて伝わる話になってたかが怪しい…。 もう細かいことは気にせずに>>261を待つんだ!
51:トーイ×アリス 2009/12/13(日) 21:42:09 ID:kh1UIBdU 299 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:26:27 ID:HD/voyUO 悪い、いろいろあってこの時間になった とりあえずトーイ×アリスで投下する 300 名前:トーイ×アリス1[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:29:00 ID:HD/voyUO 「なんで君は毎日ここに来るのよ」 アリスは苛立っていた、目の前に立っている青年……牧場主のトーイの行動が理解できないからだ。 「それは……アリスに逢いたいからなんですけれど……」 ……真顔でそんなこと言わないでほしいわ、まったく。 ため息を一つついた。 彼の行動がやっぱり理解できないことと、そして一瞬赤面しそうになったのをおさめるためだ。 「そうじゃなくて!いい?私と君は敵対関係にあるのよ?そんな人間が敵の本陣に来たら何かしら裏があると思わない?」 「はぁ……そういうものなんですか。あ、今日採れた鉱石です、どうぞ」 問い詰めようとして鉱石をプレゼントされた、やっぱり理解できない。 ……物の価値もよくわかっていないみたいだし、馬鹿なのかもね。 はぁ、とまた一つため息をついた。 なんだかここに来てからため息が増えた気がする。 「理解できないわ、私」 椅子に座りながら呟いた、それは彼にも聞こえていたらしい。 「僕もアリスのことよくわかってませんよ、だから毎日逢いに来るんです。おかしいですか?」 ……だから捨てられてる子犬みたいな目で見ないで。 「……いじめたくなるじゃない」 「え?」 301 名前:トーイ×アリス2[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:31:23 ID:HD/voyUO 呟きは聞き取れなかったらしい。とそこでちょっとした悪戯アリスは思いついた。 「そんなに私を理解したいのかしら?」 「ええ、まあ……」 トーイはアハハと笑っている。 ……これで毎日押しかけられなくなるわね、普通の人間ならまず引くもの。 靴を脱ぎ捨て、トーイの目の前に生足をつきだす。 「跪いて舐めなさい」 ニヤリとアリスは笑みを浮かべ、トーイは逆に凍りついた。 「えっと……本気ですか?」 ……ふふっ、引いてる引いてる。 「冗談で言うと思う?」 そう言ってアリスはそっぽを向き目をつぶった、怒ったように見せるためなのだ。 「……どうしても?」 「私を理解したくないのであれば別にいいわ、それで?どうするのかしら?」 そう言い捨てるとトーイは戸惑っているような衣擦れの音を出した。 アリスはそれを部屋から出て行く音だと思っていた、刺激がくるまでは。 「……っ!?」 アリスが目をあけて足元を見ると、トーイが言われた通り跪いて右足を優しく両手でつつみ口づけしていた。 ……嘘でしょ!?何でそんなことできるのよっ! トーイは親指についばむように口づけし、舌を伸ばして優しく舐めている。 「こう……ですか?」 ……ああもうお願いだから上目遣いで見ないでよ。
52:名無しさん@カブ好き 2009/12/13(日) 21:43:16 ID:kh1UIBdU 302 名前:トーイ×アリス3[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:34:11 ID:HD/voyUO 舐められる度にぞくりと背中に刺激が走る。 「っ……もっとよ、ちゃんと丁寧に舐めなさい」 そう言うとトーイは言われた通りに丁寧に舐めはじめた。 親指をついばみ、しゃぶり、指の股を舌先で刺激する。 ……なんなのこの感覚!? 舐められているアリスは戸惑っていた、止めさせることはいつでもできるが甘美な刺激がそれをさせようとしないのだ。 静かな部屋にトーイのちゅぶっ、ちゅるっと指を舐める音が響く。 それが非日常的であることを演出していた。 「っ……ふっ……」 ……声が、出ちゃう!? 「アリス?」 トーイが舐めるのを止めアリスの顔を覗きこむ、目があってしまったアリスは顔が赤くなってしまった。 「えっと……大丈夫?」 「……もっと」 アリス自身驚くような小さい声で、咄嗟にねだった。 「え?」 「……続けなさい」 ……体が熱いっ……もっと、もっと刺激がほしいっ。 アリスにはこういった刺激への耐性がなかった、今まで仕事一筋であったため恋人なんてものはなかったのだ。当然処女である。 「んっ……はぁっ」 ……だめっ、おかしくなりそうっ! と、そこでトーイはいきなり舐めることを止めた。 「なんっ……で止めるのよぅ」 はぁっはぁっと息を乱しているが刺激に飢えているアリスはそんなことどうでもいいことだった。 303 名前:トーイ×アリス4[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:36:34 ID:HD/voyUO 「いや……この格好だとさ、見えちゃうんだけど。その……スカートの中が」 そうトーイに言われて、熱に浮かされていたアリスはハッとした。 ……下着をずっと見られてたのっ!? 「……見たの?」 「はい」 ……なんでも正直に答えないでよ…… 見られていた恥の感情と、禁忌を犯したような甘い感情が体を支配していく。 「それで、ですね……」 すっとトーイが足から脛、膝裏、ふとももへとソフトタッチで撫でていく。 そのトーイの突然の行為にアリスは驚き動けなかった。 ……やだ、少し気持ちいい。 「ひぁっ!?」 と、トーイの手がスカートの中に潜り込んだ。アリスは突然の刺激に普段あげないような悲鳴と共に体をびくりと硬直させる。 「どうしてここが濡れてるの?アリス?」 とトーイは耳元で優しく囁いた…… 308 名前:トーイ×アリス5[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:52:53 ID:HD/voyUO 「や……あっ」 アリスは初めての快感に戸惑っていた。 トーイが下着の上から刺激を与える度に体がびくりと跳ねそうになる。 ……なになにっ!?なんなの!? 「結構敏感なんですね?」 トーイはアリスの耳元で囁く。吐息が耳に当たる度に声が漏れそうになっていた。 「……黙りなさ…ぁんっ」 くちゅり……と音がした、トーイの指先が下着の中に入ったのだ。 「っ!?ちょっとどこ触って」 アリスは慌てて離れようとする、しかしその動きはトーイの手によって封じられた。 「アリス、少しうるさいよ?」 とトーイは言うと唇を奪った。 「んむっ!?……ちゅぶるっ……んっ……」 トーイの舌がアリスの口内を蹂躙する。歯茎を舌先でちろちろと刺激し、唇をついばみ、舌を優しく吸った。 ……あ、だめ……。 アリスの体から力が抜け、トーイに身を任せる形になる。 やがて長いキスも終わるころには2人の口元はよだれでべたべたになっていた。 「ぷはっ……はぁっ……」 ……なんでこんなにキスがうまいのよ……初めてだったのに アリスの体はもう火がついていた、疼いて仕方ない。だがトーイは 「……さて、そろそろ時間ですね」 と立ち去ろうとしていた。 309 名前:トーイ×アリス6[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:54:56 ID:HD/voyUO なにしろヴァギナに触れていてもキスの最中には刺激されてなかったのだ、おあずけをくらったとも言える。 「それでは、アリス。また明日」 トーイはすでにアリスに背を向けている。 「……待ちなさいよ」 −焦らされたアリスは、彼を呼び止めるしかなかった。 「なんでしょう?」 振り向いて見せる屈託のないトーイの笑顔。 ……この男はっ…… アリス自身、この言葉を口にするのは羞恥の極みだ。だが焦らされた体は正直になっている。 「もっと……いえ、私を満足……させなさい」 そうアリスが言うとトーイは 「……依頼にしても頼み方があるんじゃないかな?」 と笑顔で問いかけた。アリスは赤面し小さな声ながらも 「気持ち良く、させて……」 と呟く。 「自分でも気持ち良くなれますよ?あーでも爪が長いと危ないかも……」 ……自分でって……どうやるのよ。 そんなことを考えている間に再びトーイはスカートの中に手を入れ、今度は下着を下ろし脱がせる。 「はい、足を開いて……」 なすがままになっているアリスは、足を開いてはっとした。 「待って、誰か来たら見られちゃ」 う、と最後まで言わせずにトーイはキスをした。先ほどと同じように口内を蹂躙し、指先は緩急、強弱をつけながらヴァギナを刺激する。
53:トーイ×アリス 2009/12/13(日) 21:43:41 ID:kh1UIBdU 310 名前:トーイ×アリス7[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:56:10 ID:HD/voyUO 「んんっ…はぁっ、んっむ…ぅぅっ!?」 ぴちゃぴちゃと水音が部屋に響く。 「ぷはっ…まっ…やぁぁっ!」 息をしようにも主導権はトーイに握られているため息を整える間もなくアリスは口を塞がれた。 「んっんっ…ちゅぶっんっっ」 アリスは無意識のうちに舌を突き出していた、それを感じたトーイは舌と舌を絡ませたあと、ゆっくりとキスを止める。 だが愛撫は止めていなかった。 「あっああっ…やぁっ」 「……アリス、声大きいと聞かれちゃうよ?」 トーイの言葉にアリスはんっと唇を噛み声を殺す。 「んんっ!んんんっ」 だがそんなアリスを見てトーイは耳元で 「必死で耐えてるアリスも可愛いね」 と囁き、アリスの噛み締めが甘くなった時を見計らってクリトリスを指先で軽くはさみ刺激した。 「んぁっ!あああああっ!」 アリスは一度腰が跳ねた後、ぐったりとした。 ……今のは…なに? 「アリス、イッたんだ?」 ……イッたってなに? アリスは質問しようにも息を荒げていて何もできなかった。 「でもさ、まだ指入れてないんだよね」 311 名前:トーイ×アリス8[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:57:43 ID:HD/voyUO どこに、と聞く前に刺激がアリスを貫いた。再び腰が浮く。 くちゅくちゅと音がなる度にアリスに羞恥心が襲ってくる。しかしそれを上回る刺激が体を支配していた。 「やぁぁっ!まだっ!まだびんかっ……敏感なのぉっ」 その様子を見ているトーイはクスクスと笑っている。 「だめぇっ!ぁぁっ…はぁぁっん」 「なにがダメなんです?」 指を抜き差ししつつクリトリスを責める彼の技にすでにアリスは溺れていた。 「おかしいっ…おかっぁっぁっ…おかしくなっちゃぁぁっ!ゆるひっゆるひてぇっ」 「何を許せばいいんですか、おかしくなりたいんでしょう?」 クスクス笑いながらトーイはアリスの顔に近づき… 「もうイきたいんでしょう?目の前でイッて見せてください」 と囁き耳に息を吹きかけた、と同時に指の刺激も激しくする。 「はぁっはぁっゆるひてぇっ……ゆるひてぇぇぇっ!見られてなんてぇぇっ!やぁっ……ぃやあああああ!」 ぴんっと体が反り返り、アリスの意識は刈り取られた。
54:トーイ×アリス 2009/12/13(日) 21:44:07 ID:kh1UIBdU 312 名前:トーイ×アリス9[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:59:32 ID:HD/voyUO アリスが意識を取り戻した時には、トーイはもう帰っていた。 ……私の体をきれいに整えた上、部屋の換気までしてから帰るなんてね…… そう、彼はアリスとの行為が部下にバレないように部屋を換気して匂いを薄め、乱れた衣服のままのアリスをきれいにしてから帰ったのだ。 ……わずかな時間に……やるじゃない、彼も。 ふぅ、と溜め息を一つ、ついてからアリスは手元の置き手紙を見る。そこには 『また明日、来ます』 とだけ書いてあった。 終わり 313 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 00:04:42 ID:xFury3Ds えー……中途半端だっ!とか、だからトーイって誰だよっ!とか、文章おかしくね?などの抗議は善処いたします とりあえずトーイ×アリスはこれで終わりですが……気がむいたら続きを書くかもしれません。 次作は……オーレリアかなぁ?多分きっとおそらく 以上お目汚しスマソ
55:トーイ×オーレリア 2009/12/13(日) 21:44:46 ID:kh1UIBdU 320 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:27:03 ID:xFury3Ds 昨日トーイ×アリスを書いた者です とりあえずトーイ×オーレリアを書きためた分投下します。 ※なお作者の趣味によりジャンル『ほのぼのレイプ』となっております、ご了承ください 321 名前:トーイ×オーレリア1[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:28:20 ID:xFury3Ds きっかけは些細な、本当に些細な口喧嘩だった。 それからのことはよく覚えていないが、気がついた時には彼女を……オーレリアを彼女の部屋の壁に後ろから抑えつけていた。 「っの!離せよっ」 当然オーレリアも抵抗する。普段からトレーニングをしているであろう彼女の力は強い。 だが牧場主とは名ばかりの何でも屋、トーイの力はそれを上回っていた。 「……ちょっと黙ってくれませんか?」 「……黙れだって?トーイ、あんた女の部屋でこんなことしてどうなるかわかってんだろうね……」 オーレリアは気丈にも呟いた後に頭突きを狙う、だがトーイはあらかじめ予想していたらしくそれをかわした。 ちっとオーレリアは舌打ちする。 「これだけですか?なら今度はこっちの番ですねっ!」 ぐいっとトーイはオーレリアの両手を片手で抑えつけ、自身をオーレリアに押し付け密着した。 「お、おい?なにするんだ?」 「いえ、黙っていてもらおうかと思いまして……」 「だからなにをっ!……今おまえ何をした?」 トーイはオーレリアのうなじをちろちろと舐めていた、一通り舐めたあとオーレリアの髪の匂いを嗅ぐ。 「何って……舐めただけですよ。それにしても女の人ってどうしてこんなに」 322 名前:トーイ×オーレリア2[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:29:40 ID:xFury3Ds トーイはすぅっと深呼吸しすりすりと顔を擦り付けた。 「いい匂いするんでしょうね?」 「私が知るかっ!今日のおまえおかしいぞっ!」 オーレリアは耳まで赤くなっている、普段とは違う彼の息づかいが敏感な耳やうなじを刺激し、体臭を嗅がれている羞恥心が強いからだ。 「女の人の匂いって……襲いたくなるんですよ」 そうトーイは耳元で囁き右手でオーレリアの胸を揉みしだく。 「なっ!ば、どこ触ってっ」 「どこって……オーレリアのおっぱいですが、なにか問題でもありますか?」 トーイは服の上からでは飽きたらず、襟から腕を突っ込み直接触れた。 「なっ!ちょっとぁんっ!」 その突然の刺激にオーレリアは身を固めた。 「なんだ、もう乳首立ってるじゃないですか」 「っるさいうるさいっ!どうっ……したんだ」 ……こいつがこんなにも上手だったなんて、思わなかった。 もっともオーレリアは街にいた時の仲間からの話だけで経験はない、だがトーイ のテクニックは確かであった。 乳首に触れるか触れないかのぎりぎりを擦り、乳輪を愛撫し、焦らしたかと思うと乳首を弾き、摘み、ころがす。 「だかっ……らぁ、やめっ、はぁっ……」 オーレリアは必死に耐える
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