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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
75:ラグナ×キャンディ 2009/12/13(日) 21:53:14 ID:kh1UIBdU 393 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:23:43 ID:LC4bHXtk 自覚は意識を強め、今まで確認しようともしていなかったキャンディの真っ白な下着を突き刺すように見つめる。 キャミソール。パンツ。 この心許ない二枚を脱がしてしまえば、この子は裸になってしまうんだ……。 改めて目の前の光景を見つめ、僕はゴクンと生唾を飲み込んだ。 『わかったわ。じゃあお願いしてみるね』 大人びた顔で精霊歌を歌っていた。 『ふんふんふふ〜ん、お料理、楽しいな〜』 楽しそうに料理をしていた。 『わぁ! アップルパイだ! もらっちゃってもいいの? ありがとう、お兄ちゃん! 大好き!』 おいしそうにアップルパイを頬張っていた。 そんな少女が下着だけのあられもない姿になって、今、僕の目の前に横たわっている。 いやらしい。 ついに意識してしまった。 「……」 いつのまにか、キャンディの生贄に捧げられたような体を熟視している自分がいた。 水の滴る栗色の髪。 余分な脂肪のついていない太股。 濡れたキャミソール越しに、ゆるやかに山を描き、膨らみはじめた幼乳の輪郭がハッキリと浮かび上がっていた。うっすらと桜色の突起も透けて見える。 こんなに小さいのに、……どうして。 僕は心臓の鼓動がドクンドクンと高鳴ってゆくのを感じながら、タオルをキャンディの髪へと、顔へと、腕へと、指先へと、太股へと、ふくらはぎへと、つま先へと回して、ゆっくりと体を拭いていった。 引き締まった肌を感じようと、全神経を手の平に集中させている自分に、気づかない振りをしながら。 394 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:24:36 ID:LC4bHXtk 結局、あらかた拭き終わるまで僕はモヤモヤを抱えながらも下着まで脱がすことはしなかった。意識してしまった今、脱がしてしまったら、僕は、きっと。 ……だけど、どうしても最後に拭かなければいけない場所があった。 「お腹は冷やしたらいけないからね」 そう言いながら僕はキャミソールの下端を片手で摘んで、徐々に持ち上げてゆく。 視界に入る、可愛らしいおへそ。 「……」 吸い込まれるように――そのまま中を覗き込むと、申し訳程度の幼い双丘が健気に存在を主張していた。 しかし先端の突起はキャミソール一枚に邪魔されていて、辛うじて隠れている。 ――もう少し持ち上げてしまえば……。って、ばかばかばかばか! 僕は何を考えているんだ!! 僕は慌てて手を離してキャンディから遠ざかると、自分のやるべきことを必死で確認した。 ――覗いてどうするんだ。そこまで持ち上げようとしてどうするんだ。大事なことはお腹を拭くこと。お腹を拭くこと。お腹を拭くこと。そうしなきゃキャンディが風邪をひいてしまうかもしれないんだから……。 呪文のように何度も何度もそう頭に叩き込んでから、再びキャミソールの下端を摘んで持ち上げ、首掛けタオルで包んだ右手を中に入れて拭きはじめる。 二度と悪魔に襲われないように細心の注意を払いながら、お腹の周りを拭いてゆく。 万全のつもりだった――この時の僕は、ひとつの危険な可能性を頭に入れていなかった。 それは、 「へっくしょん!」 さきほどのように、再び自分が予期せぬタイミングでくしゃみをしてしまう可能性。 「……ぁ」 ぴくん、と陸に上げられた小魚のようにキャンディが体を痙攣させ、喘ぎ声をあげた。 僕は一瞬何が起こったのかを理解できなくてビクっとしたけど、すぐに自分が何をしてしまったのかを理解した。 僅かに力みながら拭いている最中の僕のくしゃみ――不随意運動によって、気づかないうちに膠着した右手が、胸の最も敏感な部分を強く刺激してしまったのだろう。 そうじゃなかったら、こうしてキャンディの胸のほうまで僕の腕で盛り上がっているキャミソールと、右手に感じるぷにっとした弾力性の説明がつかないから……。 慌てて自分の右手をキャミソールの中から抜くと、おずおずと自分の手の平を見つめる。 僕は、さわった。 間接的にさわったとはいえ、僕は、僕は初めて女の子の、胸を……。 「もっと拭いてあげなきゃダメだな」 この時の僕は体を拭くという建前を強調しつつも、本心そのものは別の目的へと変わりつつあった。 それでも直に触ろうとしなかったのは、直に触れようとせずにタオル越しに触れていれば『拭いていることになる』から。それが自分に残された最後の理性であるとともに、卑怯な逃げ道だった。
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