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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
79:昼下がりの小鳥 2009/12/13(日) 21:55:02 ID:kh1UIBdU 406 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:34:21 ID:5RdHKzKu いつからだろうか。 二人でルピア湖に訪れるようになったのは。 ドロップさんの釣りに付き添い、トランルピアの色んなところで釣りをしてきたけど落ち着いたのはこのルピア湖だった。 それは人の少ないトランルピアの中でもことさら静かなここは集中して釣りをするには絶好の場所だった。 ……というのは言い訳だろう。 本当の理由は、僕が――。 「ラグナ」 「はいっ!? ど、どうしたんですか」 「糸引いてる。かかった」 「あ、あぁ! そうですね」 ボソッと耳元で囁かれたのに我に返ると、竿は水中に続く糸に引かれしなっていた。 すこしの格闘の後釣り上げるとなかなか立派な魚が針に引っかかっていた。 「ありがとうドロップさん。声かけてくれたおかげでこんな大きな魚が釣れましたよ」 「……そう」 ドロップさんの受け答えは基本的にそっけない。 しかし付き合いが長くなるにつれそっけない中にも微かな表情の変化があることに気づかされた。 今日は会ったときからずっとそわそわしている。いや、今日も、か。 風はなく降り注ぐ陽光は暖かだ。 小島にはもちろん岸辺にも釣り橋にも人の姿はない。 それを確認したあと、僕とドロップさんは唇をそっと重ねた。 「ん、んふっ……」 お互い竿を手放し、抱きしめあう。 普段そっけないドロップさんはしかし、いつもの振る舞いからは想像も出来ないくらい積極的に求めてきた。 僕の唇をついばむようにドロップさんは深くキスを続ける。 「――んぅ!?」 キスはそのままドロップさんにゆだね、僕は手を彼女の胸とお尻に伸ばした。 「んぁっ、あ、あふぁ……」 服の上から胸を触るとその大きさを手のひらに感じる。彼女は着やせする方なのだ。 ゆっくりと軽いタッチから段々と強く熱が入っていく。 胸を揉むたびドロップさんは敏感に反応を示す。背中に回された手が僕の服をぎゅっと握った。 407 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:35:37 ID:5RdHKzKu 「ん――あ、ラグナぁ……」 今度は小ぶりなお尻を揉みしだく。 「あぁ、んぅっ、はぁ――あん!」 薄手の巻きスカートの中には熱がこもっているのが伝わってくる。 お尻のほうに気を回していると彼女の声が次第に甘くなってきていた。 首筋にかかる息が熱っぽくてその息づかいを聞いていると僕の股間も熱くなってきてしまった。 「あの、ドロップさん……」 「……」 僕が見つめてささやくと、ドロップさんは黙ってうなづき体をずらして顔を沈めていった。 少し手間取ったあとズボンの中から飛び出した一物は外気にさらされ涼気を感じたが、すぐに熱い口内に包まれた。 舌で唾を塗るようになめた後、口全体でペニスをくわえこむ。 「んちゅ、ちゅっ――んんっ」 なれた動作だった。 流れはもうできている。 「ちゅ、んはぁ、ふぅ……くちゅ」 「うぅ、はぁ、ドロップさん……」 「ちゅはっ、んぁ、んちゅっ」 のどまで届いている一物をドロップさんは苦しそうにしながらも健気にしごいていた。 眼鏡が曇っているにもかかわらず一生懸命だった。 そんな姿を見て、僕はもう我慢できず腰を引いた。 「? どうしたの」 「もう、大丈夫なので……ドロップさんが欲しいんです」 「……ん」 体勢を変え、今度は僕がドロップさんの脚の間に入る。 スカートをめくり、その奥の下着をゆっくりと下ろしていく。 そのとき下着と彼女の股の間に細い糸が垂れた。見れば下着の中にあった花弁は湿り気を帯びていて、透明な愛液が少量こぼれていた。 「ドロップさんも準備いいみたいですね」 「……言っちゃ、ダメ……」 ドロップさんは耳まで赤くしていた。 でも僕を拒むことはしない。 むしろ腰を上げて受け入れる用意までしている。 その健気さに僕の一物はさらに固さを増した、様な気がした。 僕は両手でドロップさんのひざを押さえ、M字に開脚させた。恥かしそうにしてたが嫌がることはなかった。 白い脚がまぶしかった。
80:昼下がりの小鳥 2009/12/13(日) 21:55:25 ID:kh1UIBdU 408 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:36:36 ID:5RdHKzKu 「行きますよ、ドロップさん」 「……」 コクリとうなづいたドロップさんの腰をつかみ、先端を蜜壺に押し込めていく。 「あぁっ、ん、はぁ――」 少しの抵抗を抜けると肉棒は根元まですんなりと沈んでいった。 「んくぁ! ふぁ、あぁ……お、奥まで……」 「届きましたね……。動いて、いいですか?」 「ん――」 ドロップさんはそう答えるとぎゅっと僕を抱きしめた。 何度繰り返そうとこの瞬間は慣れないのだと、彼女は言っていた。 でも僕の方はもう辛抱ができない。 何も考えずただ激しく抱きたい。彼女を壊してしまうんじゃないかというほど、その肢体を貪りたい。 息が荒くなる。結局は欲望に動かされて僕は腰を引いたあと、打ち付けるように彼女の膣内に押し入っていった。 「あぁ! ひぁっ、あ、あぅ! ひっ、んん、んぁ!」 突くたびにドロップさんの喘ぎ声が響く。頭の中でエコーがかかっているようだ。 熱くたぎった肉棒はそれ以上の熱を持った蜜の中で暴れまわる。 あまりに激しく腰と腰がぶつかるために、小気味いい音と共に彼女の膣から愛液が次々と迸る。 「いぁっ、あぁ、ああぁっ! んく、ぅんっ、ひぁあ、んん!」 何も考えられず頭は真っ白だった。いや、大量の欲が流れ込んできて真っ黒だったかもしれない。 僕はただひたすらに腰を前後に動かすことしかできなかった。 「あぁんっ、あん! や、やぁ……あぁ!」 目の前には赤い髪の少女が乱れた姿を僕にさらしている。 外なのに立ち込める匂いは甘く蠱惑的で興奮させられる。 「ふぁっ、やぁ、あぁんっ! は、あぁ、ひゃぁ、んんっ……はぁっ、あ、あ、あぁ、やぁんっ」 どろどろの蜜壺に包まれた肉棒を中の液体をかき出すように激しくぶつけ、引いていく。 何往復もしてるともう抱き合う二人の境界線はあやふやになっていた。 腰から共に溶け合ってしまうような、そんな気がした。 「あ、だめっ……や、あぁ! ひぁ、あぁ、はぁんっ、ひ、ひぅ、ひゃっ」 僕は上下する腰に合わせて弾む胸を掴んだ。 もう優しさなど微塵もない。 豊かに張った胸をもみしだき、乱暴にわしづかみにする。 布の上からでもわかる、先端の乳首はたっていた。 「そ、それっ、だ、だめぇ……やぁぁ! んぅっ、んぁ! だめっ、あ、あっ」 409 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:38:20 ID:5RdHKzKu 上着を脱がすのはもどかしく、僕は服の上から彼女の胸に吸い付いた。 僕の舌先で感じるのは小さな突起と布の感触くらいだったが、ドロップさんにはそれ以上の快感が感じられたようだった。 「や、や……うぁ、あんっ、は、あぁ、んぁっ、あぁっ――」 膣内がぎゅっぎゅと僕の一物をしめはじめる。 胸への愛撫が相当感じられたのか、彼女の体は絶頂に向かっていた。 「あ、あぁ、んぁぁっ! ラ、ラグッ、ラグナッ! んぁ! ラグナぁ……!」 彼女の射精を促がす腰の動きに僕の方も限界を感じていた。 「ドロップさんっ、ドロップさん!」 「ラグナっ……ラ、ラグナぁっ!」 全身に力が入る。腰を掴む手にも汗がにじみ、ドロップさんの白いお尻を強く掴む。 その時、なすがままだったドロップさんの脚が僕の腰を挟んだ。 驚いて彼女の顔を見ても、必死に何かに耐えるかのように歯を食い縛っているばかりであった。 無意識だろうか。とにかくもう逃げられない。 「は、はぁ、はぁ!」 「あぁん! あぁ、やぁあ! あ、あ、んくぁ! も、もう……だめぇっ――」 「い、イきますよっ、ドロップさん」 「き、きてっ、ラグナっ、ラグナぁっ、あぁぁ! い、イっちゃ、イっちゃう……!」 「出るっ、あ、あぁ――」 最後の一突き、とより強く深く奥へ押し入った肉棒は膣内の壁にぶつかり、その衝撃で爆ぜた。 全身から抜けていくかのように白い欲望は、それはもう大量に何度も何度も彼女の中へ飛び出していった。 「あぁ、あつっ……あつい――! はぁっ、んぅ、ま、まだ……」 ドロップさんも同時に果てたのか、けだるい顔をしながら射精を受け止めていた。 僕の一物を飲み込んだ花弁の隙間からは白濁液が零れ落ちてきている。 二人の体液が混じりあったその愛液はドロップさんの白い太ももを流れていった。
81:昼下がりの小鳥 2009/12/13(日) 21:55:50 ID:kh1UIBdU 410 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:38:52 ID:5RdHKzKu 事がすみ、乱れを直したところで二人揃って地面に寝転んだ。 風はないが火照った体には湖面近くの涼しさは格別だった。 ドロップさんも胸で息をしながらじっと空を見つめている。 なにを考えているのだろうか。横顔だけでは判断できない。 ただ、繋いだ手から伝わってくる体温には好意が込められているような、そんな気がした。 「……ラグナ」 「ん、どうしたんですか?」 僕も彼女にならい空を見上げる。クジラ島が遠くに見えた。 「また……ここに来て。私も……来る」 「――はい」 「……ん」 ぎゅっと手に力が込められた。 もう離さないって言われているようで、うれしさが胸にこみ上げてきた。 また、ここに来て、また、抱き合うのだ。 この先何度だって、二人で一つになれるのなら喜んで足を運ぼう。 「ね」 「はい?」 「私は……釣りが得意」 「え――」 「捕まえてるから」 それはもう僕の意思ではなく、彼女の虜になった男が一人引き寄せられていたということ。 彼女は釣りが得意で、つまるところ。 僕は彼女に見事なまでに捕まえられていたのだ。 完 ちょっとドロップの性格が違うような? あまり気にしないでもらえると助かります。
82:二人で店番 2009/12/13(日) 21:56:59 ID:kh1UIBdU 416 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:25:59 ID:PsD2U2vH 綺麗に片付けられた店内だ。カウンターの中からあらためて見渡すとそんな当たり前すぎる印象を持った。 となりで営業していた店がひどすぎたからか、花の香りまでただようこの店は急造したものとは思えないほど清潔な雰囲気に包まれていた。 営業する人物が女性というだけでこうまで違うものか。いや、彼女は元々商才のある人であったから優劣ははじめから歴然としていたのだ。 しかしとなりで閉店した雑貨屋の店主にもそれなりの知識と経験は身についていたようで、店員となった以降の彼は良く働き、現店主の彼女からの評価もずいぶんと向上したようだった。 そんな彼は今ここにはいない。普段の働き振りから休暇の申し入れを受け入れたために、彼は今実家へと帰省している。 田舎からひとり立ちしてきた彼の家族を思う気持ちは、雇い主側の彼女も深く共感していたようで、前々から予定が立っていたということだった。 そこで自分がここにいる理由の一端につながってくるのだが。つまり店番として雇われたことに対する不満は消えず残っているのだ。 確かに買い物客が多く来店する夕方の時間に店主が店を留守にするのは良くはない。出荷したものを回収してもらわなくては困るのは自分のほうなのだ。 しかし店員が一人増えるまではそういう状態が続いていたのだから留守にしようが構わないだろう。 そう反論したが、返す言葉でやれヴィヴィアージュ家のお嬢様が定住することになって客が増えただの、やれ宿に泊まる人が増えてユーニさんが大量に食材を買いに来るだのと言う。 常連客を待たせるわけにはいかないという店側の事情をクドクドといい聞かされた僕は、うやむやのうちに期間限定の店員として雇われることになってしまったのだ。 こうして僕は雑貨屋マテリアルのカウンターにたち、慣れないお客さんの応対を任されているのだった。 僕のとなりではさわやかな営業スマイルのロゼッタさんがそろばん片手に売り上げの計算をしたり書類を書いたりしている。時々僕に品出しや棚の整理を指示しては、また机に向かっている。 普段はこの役はダニーさんが担っているのか。なんとなく彼が不満を口にしつつもテキパキと働く姿を想像して、頬が緩んだ。 「ラグナ、ほらお客さんよ」 「あ、はいはい」 「はいは一回!」 「は、はい!」 店の主は僕の方をキッとにらむとすぐに笑顔に戻って接客に戻る。 地よりも少し高めの声ときびきびとした動きで彼女はお客さんをもてなす。 商売人は皆そうなのだろうか、お金を受け取る動きもそつのない流れるような応対だ。 僕は用意された袋に商品を詰めて精一杯の笑顔で手渡す、ここまでが限界だった。僕が普段相手にしているのは土やモンスターなのだから仕方ないだろう。 「ありがとうございましたー」 「あ、ありがとうございましたっ」 お客さんが店を出て行くと、ようやく肩から力が抜けた。 たいした仕事はしていないのに肩が凝っていた。 「ちょっと、そんな油断した顔しないでよ。いつまたお客さんが来るかわからないんだから」 「そうは言いますけど、慣れないことなんでもう疲れてきちゃいましたよ」 「まったく、このぐらいで情けない声出さないでよもう……」 ロゼッタさんは椅子に座りなおして書類と向かい合っていた。商業組合なるものを組織した彼女のことだから一店主としての仕事以上に働いているのだろう。 僕も農業に遺跡探査にずいぶんと働いていると自負してはいたけどこうも目の前で忙しくしている姿を見せられると、働き者だなぁと感心してしまう。
83:二人で店番 2009/12/13(日) 21:57:25 ID:kh1UIBdU 417 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:27:03 ID:PsD2U2vH 一応僕らは恋人同士であった。 だから実を言えばこの仕事の依頼は願ったり叶ったりだった。 二人っきりで店の中で働く。なんとも喜ばしい状況ではないか。 でも実際は手足のようにこき使われているのだから、プラスとマイナスでイーブンかも。 そのちょっとした期待が肩透かしにあったのも疲労の原因であることは間違いなかった。 「期待持ちすぎたかなぁ……」 「何? なんか言った?」 「な、なんでもないですよ。ははは……」 「なによ、変なラグナ……あ」 ロゼッタさんがちらりとこちらをにらんだとき、机の端っこにあった消しゴムがコロッと下に落ちた。 ロゼッタさんはそれを拾おうと首を曲げて下を見渡すが、見つからないだろう。消しゴムはちょうど彼女の座る丸椅子の真下におちていたのだ。 「あぁ、僕が拾いますよ」 「ありがと、悪いわね」 姿勢をもどしてカウンターに戻るロゼッタさん。僕はしゃがんで椅子の下に手を伸ばした。 その時。 「こんにちはー」 「あらミスト。いらっしゃい珍しいわね」 店のドアが開いた音が聞こえたかと思うと、頭の上からそんな話が聞こえた。 まずい。 あせった僕はとっさにカウンターの下に身をもぐりこみ、ひざを抱えて隠れた。 気づかれては、ならない。 カウンターの下から出ないままでいると、ロゼッタさんが眉をひそめて下を覗き込んできた。 「ちょっとなにして……」 (しーっ、しーっ) 口元に人差し指をあて、僕の存在をごまかすように要請する。 ますます怪訝な顔をするロゼッタさんは一応は願いを聞き届けてくれたようで、その後は何も言わず姿勢を戻した。 「? どうかしましたかロゼッタさん」 「さぁね。私にもよくわからないわ」 やれやれ、といった口調でロゼッタさんはそういった。ミストさんもそれ以上は何も追及してこないようだしひとまず安心した。 なぜ僕がミストさんから隠れなければいけないのか。それは至極単純な話で。育てたカブを送る約束を忘れ季節が過ぎ、全て枯れてしまったことが原因だ。 収穫はモンスター任せだったから蓄えもなく、うちに今カブは一欠けらもないのだ。 しかもなんとなくことの次第を言いあぐねているうちに時間はすぎていってしまった。 それも気まずさに一役買っていて、この前遠くから見たときはいつもの笑顔の中に何かを含めているかのような恐ろしげな雰囲気をかもし出していた。 とにかくこちらの覚悟が決まらないうちは顔を合わせたくないのが本音だった。 こんなに思い悩んでいる机の下の僕とは反対に机の上の彼女らはのんきな世間話を続けていた。 「最近暑いですねぇ。池のアヒルさんたちもばててしまってますよ」 「うちは毎日西日がきつくて困っているわ」 そんな話を聞いてると、目の前でもぞもぞと何かが動いた。 気になり、目を凝らしてみるとそこには白い布があった。そこから二本の太い大根が生えていて――て。 (!?)
84:二人で店番 2009/12/13(日) 21:57:51 ID:kh1UIBdU 418 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:28:50 ID:PsD2U2vH そこまでまじまじと見てようやく気づいた。僕の目の前にはロゼッタさんの脚と股が見えていて、彼女の下着が丸見えだったのだ。 気温の話になって無意識に開いたのだろうか、とにかく僕の視線は釘付けになってしまった。 「今度は花を育てるの? あんたの好きな金剛花は結構難しいわよ」 「いえー、もらえるものは自分では育てませんよ」 「あ、そ……」 相変わらず頭の上で世間話は続いている。もう会話はまったく耳に入ってこなかった。 ミニスカートの奥の白い下着から目が離せなかった。見てはいけないというのは頭でわかっていても体は動かない。 胸は高鳴り、息が荒くなり、どんどん顔が前に進んでしまう。ロゼッタさんの足はちょうど僕の頭が挟まるくらいに開かれていた。 「んっ?」 「何ですか、ロゼッタさん」 「んーん、何でも……」 頭がひざの間を過ぎた。もう下着は文字通り目と鼻の先にあった。 この、普段から隠れているものがさらに見えることのない状況であったはずなのに今目の前で主張しているシチュエーション。 興奮しないはずがない。 進んでいくとスカートの布が顔にかかった。 「なっ、ちょ、ちょっと……」 「どうしました?」 「え? あ、い、いや何でもないんだけど……その」 さすがにロゼッタさんも気づいたか。慌てて足を閉じようとしているけれどもう遅かった。 僕の顔がスカートの中に突っ込んでいるのは変わることなく、むしろ太ももの柔らかい感触が頬を挟んできてますます心地よく、気が昂ぶってきた。 「いやっ、やめ――」 今度は手で僕の頭を押し戻す作戦に出たロゼッタさん。しかし僕の方も気づかれたのならば、と大胆に手で彼女のひざをがっしりと掴んだ。 ほぼ全身の力を持ってスカートの奥へと押し進む僕と、ミストさんの手前軽く押し戻すことぐらいしか出来ないロゼッタさんでは勝敗は目に見えていた。白い下着と共に。 「ひゃっ……い、息かけちゃ……ゃんっ」 「?? ロゼッタさん?」 「はっ、な、何でもないのよミスト! ホントに、ひぅっ、な、何でも……」 とうとう下着に息がかかるところまで到着したらしい。進めば進むほど視界は白い布で覆われるから位置関係がわかりづらかった。 両手で掴んだロゼッタさんのひざが震え始めていた。どうにか体裁を保とうと必死なようだった。 「だ、だめぇ……んっ、あ、ミ、ミスト?」 「はい? 何ですかロゼッタさん」 「う、うんっ、その、買い物は……まだ?」 「あぁ、ごめんなさい。お話に夢中になっちゃってまだ選んでませんでした」 「そ、そう……んんっ、あっ、な、なるべくちゃちゃっと選んじゃって」 「そうですね〜。そろそろお夕飯の時間ですしね」
85:二人で店番 2009/12/13(日) 21:58:20 ID:kh1UIBdU 419 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:30:11 ID:PsD2U2vH 声の震えるロゼッタさんに対してのんびりとした返事をするミストさん。ここからではわからないけど、おそらくちゃちゃっととは選んでいないだろう。 ミストさんはいつだって自分のペースを崩さないのだ。 そんな状況に僕の中の悪戯心はむくむくとふくれあがってきた。ロゼッタさんが恥かしさに顔を赤くしているところを見えないのは少し残念だけど、そこは声を聞いて楽しむとしよう。 ロゼッタさんの抵抗を力で破り、とうとう鼻先が柔らかな布にふよんと届いた。 「ひっ――」 「今日はペペロンチーノにするんですよ。アネットさんがお好きだというので……あ、ロゼッタさんも来ますか? ご馳走しますよ」 「んぅっ、ふ、ふぇ、え、えぇいいわね。お店終わったらお邪魔しようかしら――ひぁ」 「あぁ、でもそうなるとロゼッタさんの好きなものも作った方がいいですよね。なにがいいですか?」 「い、いや、あの……んくっ、わ、私のことはいいから。んぁ、き、気にしないで……」 「そうですか? でも一品だけではさびしいですよねー……何かデザートでも作りましょうか?」 ロゼッタさんが今どういう目にあっているのか、知って知らずかミストさんは長々と話を続けている。 彼女に見つからないように隠れていたのだが、今はミストさんに感謝しなくてはいけない。なんていったって今の行為は第三者がいてこそ盛り上がるのだから。 鼻から思いっきり息を吸うとロゼッタさんの匂いが鼻腔から突き抜けて、頭の奥まで満たされていく。 汗のような匂いとほのかに甘い匂いが交じり合って、なんとも言いがたい不思議な匂いが充満していた。 僕はその匂いにつられ、鼻を押し当ててただひたすらに嗅ぎまわす。なんだか犬になったような気分だった。 「やぁ……あ、ひぃっ、お、おねが……やめ……」 「あら? にんにくはどこですか? ありませんねぇ」 「んーっ、ん、くぅ、はぁ、ひゃぁ、あ、あぁ……」 「ん〜どこでしょう? にんにくがないと作れないのですけど」 「あぅ……はぅ、ん……ひ、や、やぁ……」 吸っても吸っても匂いは尽きることない。スカートと太ももに包まれたそこは空気がこもっていて、息をするたび熱が上がっていくようだ。 僕の方も熱が上がっていく。頭にどんどんとたまっていくロゼッタさんの匂いにくらくらと酔い始めていた。 「……さん? ……ッタさん」 「ぅんっ、ん、ふぁ、いぁ……」 「ローゼッタさーん」 「ひゃ! な、なに? どうしたの?」 「もう、さっきから聞いているのにお返事してくれないんですから。にんにくはどこですかって」 「へ? あ、あぁにんにくね……にんにく……んくっ、そ、それならあそこの棚にあるっ、うぅ、わよ」 「あら、ありましたね。ありがとうございます」 酔っているのは僕だけでなく、ロゼッタさんも意識が散っていたようだ。いや、ただ単に股間の方に気が回っていただけだと思うが。 しかし熱がこもり、充満していく空間の中で呆けた頭ではまともな判断は出来ないようで、僕はちろっと出した舌を白い布に押し当てた。 その瞬間、ロゼッタさんの足がぴくんっと反応した。
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