牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
102:名無しさん@カブ好き2009/12/20(日) 14:31:10 ID:+wKP3/Ms [sage]
490 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:38:30 ID:VsiBzms/
「…そういえば、忘れていました」
僕は立ち止まって、苦笑しながらタバサさんを見た。
「何をですか?」
「あの…実は…言いにくいんですけど…」
途端に彼女の顔に不安がよぎったのが傍目からも分かった。
「え…? ラグナ様……?」
不安感からか、僕の手をぎゅっと握ってくる。その仕種がとても愛らしい。
彼女はそれほどにまで僕のことを愛してくれているのだろう。
「僕は…その、今日は、あんなことをするためではなくて…」
先ほどの行為を思い出したのか、タバサさんの頬がかあっと紅くなる。
僕の頬も熱くなってきた。
「実は、僕は、タバサさんに言いたいことがあったんです」
「私に…ですか?」
「はい」
「それを今から言います。本当は、今日会った時にすぐに言いたかったんですけど…」

僕は繋いでいた手を離すと、タバサさんの正面に立った。
身も心も結ばれた後だというのに、この言葉を言うのには、何故か凄く勇気が要った。
それに、彼女の答えは分かり切っているけど、やはり僕は言わずにはいられなかったのだ。
「タバサさん…。貴女が好きです。僕と結婚してください」
「…え…」
タバサさんは大きく目を開いて、両手を口に当てて、僕を見つめる。
「…実は、今日、プロポーズしようと…決心して来たんですけど…」
「…まぁ…!」
「…ははは…タバサさんに先を越されてしまいまして、その、忘れていました」
「…うふふ」
幸せそうに笑うタバサさん。

「はい…ラグナ様。私で良ければ…」

僕は、この笑顔をずっと見ていたい。ずっと守っていきたい。
全ての生きとし生けるものが仲良く幸せに暮らせる世界を、彼女と共に創っていきたい。

491 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:42:46 ID:VsiBzms/
以上です。
お目汚しすいませんでした。
拙劣な文章を終わりまで読んでくれた方、ありがとうございました。

>>468で「SSは2つある」と書きましたけど、もう一つのはちょっと内容がアレなので投下は見送ろうと思います
1-AA
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