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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
151:虹色夜話 11/14 2010/01/11(月) 13:07:58 ID:bMOHw67h0 15 名前:虹色夜話 11/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:49:24 ID:y4Rolc7s ギシッギシッギシッギシッギシッ! 狭いベッドがきしみ、揺れる。ダリアの腰の動きはそこまで激しくなった。ぎこちなく、 リズムの狂った腰つきだったが、一心不乱に痛みと快感を求める姿は、普段の彼女では なかった。──なりふりを構わない、真に素直なダリアだった。 「……愛してる……愛してる……、 愛してる愛してる愛してる──……ッ!」 大樹の家に響きわたる声。もはや、彼が目を覚ますかどうかなど、考える余裕はない。 飛沫となって散る汗。艶めかしく蠢く白磁の躯。大きく揺れる双丘。涙をこぼしながら 喘ぐ端正な顔。血と愛液で淫らな音をたてる互いの性器。月明かりの中、彼女は一人、 愛する彼への愛を確かめた。何度も、何度も、何度も── 「あっ……あぁっ!?」 はちきれんばかりに膨らんだ彼のペニスがビクビクと震えた。刹那、熱い何かが膣内へ 噴き出し、彼女を満たす。ダリアは腰の動きを緩め、脈打つその感触を愉しんだ。 ああ今、彼の全てが、わたしの中で溢れてる……。 「ごめんなさい……、 マイスくん……ごめんなさい……。 ……愛して……ます……」 ヒクヒクと蠢き、徐々に張りを失っていく彼自身。ダリアはいつまでもそれを抜くこと 無く、自然に外れるまで、マイスと繋がっていた──
152:虹色夜話 12/14 2010/01/11(月) 13:08:19 ID:bMOHw67h0 16 名前:虹色夜話 12/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:51:07 ID:y4Rolc7s ――翌日(エピローグ)―― 「……だるい」 マイスはかつてない気怠さで朝を迎えた。昨日は確かに働きすぎた。しかし、これほど までに疲労が残るとは。特に足腰の疲れが酷い。 「今日はモンスターに水やりを任せて休もう。畑も釣りも鍛冶もヤメだ。 何もやる気がおきないし……ん?」 何故かベッドのシーツがない。はて? 昨日干して取り込んだはずだが……ああ、思い 出せない。疲れて敷くのを忘れたのだろうか? いや、そもそも何処に忘れて……? 「……もういいや。全部明日にしよう。 それにしても、昨夜はヘンな夢見たなあ」 ダリアさんの出た夢だ。あまりに生々しくて、恥ずかしい夢だった。思い出し、途端に 顔が赤くなる。やっぱり疲れてる。あんな夢を見ちゃったのが証拠だ。 ポストを開けて、緊急の依頼がないか確認する。何もなければ今日の予定は終了だ。 はてさて、いつも通りダリアさんの手紙だけが、不可解に急ぎたてる内容だった。 「…………」 昨夜の夢が夢だけに、彼女のことを考えるとドキドキする。そうだ、どうせ大した用事 じゃないに決まってる。本人の様子を直に見て、さっさと用事を済ませば、変なモヤモヤ も晴らせるに違いない。それに万が一、本当に緊急だったら大変だ。 「今日はこの依頼だけ。それでお終い。早く片付けて寝よう」 ちょっと重い足を引きずり、マイスはダリアの家に向かった。
153:虹色夜話 13/14 2010/01/11(月) 13:08:39 ID:bMOHw67h0 17 名前:虹色夜話 13/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:52:14 ID:y4Rolc7s 「ダリアさーん、入りますよー……って、うわああああっ! ダリアさん!? 手紙を見てきました! どうしたんですか!?」 「あ……マイスくん……」 ダリアは自宅の床に突っ伏して倒れていた。しばらくその姿勢のままビクともせず、 たっぷり時間をかけ、絞るような声で、顔も上げずに言った。 「お──おなかすいた……」 「あの……帰っていいですか?」 「待った! 待った待った! 実は昨日から作ってる新作に夢中で……」 「……食事よりも芸術の方が大切なんですね……」 再び沈黙。なおも顔を上げることなく言った。 「……いいじゃない。好きなものは好きなのよ……」 「わかりました。何が食べたいですか?」 めざしを食べたいと言うと、マイスは心良く承諾し、調達に行った。出掛けに 「いつものダリアさんだ。やっぱり勘違いだよなあ」と、独り言をつぶやいて。
154:虹色夜話 14/14 2010/01/11(月) 13:09:01 ID:bMOHw67h0 18 名前:虹色夜話 14/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:53:36 ID:y4Rolc7s 「……焦ったぁ。 そういえば昨日の依頼、出しっぱなしだったわ……」 ダリアは恥ずかしさで顔を合わせることができなかった。何より、立てなかった。無論、 昨日の行為のせいだ。下腹部から股間にかけての異物感がすさまじく、歩けばなおその 刺激が増す。大樹の階段を降りるときなど、一段一段で悲鳴を上げた。処女を失った 女性の通過儀礼だ。最初から激しく腰を使えば、なおさらである。 自宅に戻ってからも立っていられず、かといって眠ることすらできない。黙っていれば 嫌でも異物感を意識し、それが「あの出来事」を思い出させる。興奮して目が冴える。 結果、徹夜で朝を迎え、食事を忘れて床を転がっていたところ、マイスに見付かった。 「……どうしよう」 問題は山積みだ。バレた? バレる? マイスの顔をまともに見れない。立つのが辛い。 歩くのが辛い。彼のことを考えるのが辛い。めざし持ってきたら何を話せばいいの? 慌てて隠した(血で汚れた)シーツはどう処分する? 気付かれないように代わりを 用意しなきゃ。でもどうしよう。どうしようどうしようどうしよう── でも、確実に一つだけ、どうしようもないことがある。 「好きになっちゃったものは、好き……大好き……」 彼は一生懸命にめざしを作るか探すかして、すぐに戻ってくるだろう。 いつもいつも、不器用な彼女のわがままに、全力で付き合ってくれる。 そんな彼を、ダリアは、大好きなのだ。 -END- 19 名前:前スレ888[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:55:07 ID:y4Rolc7s ミス連発で迷惑をかけました。本当に色々すみません。 反省してきます。
155:ドリンクの話。1/10 2010/02/18(木) 23:53:36 ID:1fiRzz4x0 名前:ドリンクの話。 1/10:2010/02/15(月) 20:41:26 ID:MQKucs5q0 「出来た……ラブ飲みドリンク」 三日間ダンジョンを駆けずり回り、加えて農業にも勤しんで、材料を集めた。 調合で溜まった疲れも手伝って、ただぼーっとその匂いを嗅いでいるだけでも興奮してしまい、くらくらしてくる。 時間はもう、朝の四時をとっくに迎えている頃だろう。 「後はこれを飲ませる……だけ……」 僕はどうしても、ダリアさんの気持ちを確かめたかった。 ダリアさんが、僕をどう思っているのかという事を。 僕が人間とモンスターのハーフであることは、ダリアさんも既に知っている。それでも、答えを聞くのが怖かった。 しかし……やっぱりこんな薬に頼るのは間違っているのかもしれない。 それに一体、どうやって飲ませたらいいのだろう。 そんな事を考えているうちに、僕は疲労で眠りこけてしまっていた。 物音で目が覚めた。何かが倒れるような音。 薬学台で眠ってしまったはずなのに、何故か僕はベッドの上に寝ている。 自分でベッドに行った覚えはない……ということは、誰かが運んでくれたのか。 薬は台の上に出しっぱなしのままだが、もし僕を運んでくれた誰かが今、この家にいたとしても、さすがに得体の知れない薬を飲んだりはしまい。 匂いを嗅げば、普通の液体でないのはすぐわかることだ。 寝転がったまま顔を横に向けたが、特に何も異常はない。 音がしたのは外だろうかと思う矢先に、玄関の鍵も掛けていなかった事に気付く。 急に、視界の端に見覚えのある姿が映った。 「あれ?ダリアさん」 ダリアさんは何故か、階段のある方から歩いてきた。 それもふらふらと足元がおぼつかない様子で、明らかに普通ではない。 嫌な予感しかしないが、……まさか。
156:ドリンクの話。2/10 2010/02/18(木) 23:55:17 ID:1fiRzz4x0 452 名前:ドリンクの話。 2/10:2010/02/15(月) 20:42:43 ID:MQKucs5q0 「ダリアさ……ん?」 体を起こしてダリアさんを見る。 その手元には見覚えのあるビン、千鳥足、真っ赤な頬……。 「そ、その薬を……まさか……?」 質問には全く答えず、ゆっくりとベッドに近づいてくるダリアさん。 僕の目の前まで来ると、顔を真っ直ぐ見つめてくる。 どこか上の空で、かといっていつもの陽気な顔でなく、艶めいたその表情。 その顔は、口よりも物を言っている。 「……助手くん……マイスくん……」 ダリアさんは、キャンバスに向かっている時のような、純粋な瞳で僕を見る。 二の句が告げず、僕はぼーっとダリアさんの瞳を見詰めるだけだった。 「……」 そのままじっと見詰め合っていると、急にダリアさんはバランスを崩し、床に座り込んだ。 床に落とすようにビンが置かれて、ごとん、と音を立てた。 「え……ダ、ダリアさん!大丈夫ですか?」 慌てて僕はダリアさんを介抱する。口が僅かに動いているが、何も聞き取れない。 ひとまず肩を貸して体を持ち上げ、ベッドに座らせる。 しかし、 「よいしょっ……え?」 ベッドにダリアさんの体を座らせた瞬間、ダリアさんは急に立ち上がって、僕をベッドに押し倒した。 予想もしない行動に何も反応できず、僕はベッドに倒れる。 その上からダリアさんは、体を重ねてきた。
157:ドリンクの話。3/10 2010/02/18(木) 23:56:08 ID:1fiRzz4x0 453 名前:ドリンクの話。 3/10:2010/02/15(月) 20:44:03 ID:MQKucs5q0 「……つかまえたー♪」 顔が近い。ダリアさんの吐息が顔にかかる。 薬学台でも嗅いだ、あのドリンクの匂いがダリアさんから漂っている。 言葉を発する暇もなく、唇を塞がれた。 「んっ……!……んーっ……!」 僕は何か言おうとしたが、口を塞がれて言葉にならない。 ダリアさんの舌が僕の唇を撫で、そしてゆっくりと入ってくる。 「んぅっ……ぷはぁっ、んんっ……」 少し離れたかと思えば、すぐにまた唇を重ねてくる。 がむしゃらに、何度も唇を重ねてきて、ようやく開放される。 「はぁ……、はぁ……」 唾液が僕とダリアさんの間で糸を引き、零れ落ちる。 僕のお腹の上に乗り、満足気に僕を見下ろすダリアさんは、僕の服を脱がし始めた。 「だ、ダリア……さん……だめ、です……」 抵抗しようとしても、体に力が入らない。舌が回らない。 キスのせいなのか、ダリアさんから漂ってくる薬のせいなのか、意識がぼんやりしてくる。 それに……僕の体も、嫌がっていない。ダリアさんに、体を任せてしまうことを。 結局僕は何も抵抗出来ないまま、上の服を脱がされてしまった。
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