下
牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
152:虹色夜話 12/142010/01/11(月) 13:08:19 ID:bMOHw67h0AAS
16 名前:虹色夜話 12/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:51:07 ID:y4Rolc7s
――翌日(エピローグ)――
「……だるい」
マイスはかつてない気怠さで朝を迎えた。昨日は確かに働きすぎた。しかし、これほど
までに疲労が残るとは。特に足腰の疲れが酷い。
「今日はモンスターに水やりを任せて休もう。畑も釣りも鍛冶もヤメだ。
何もやる気がおきないし……ん?」
何故かベッドのシーツがない。はて? 昨日干して取り込んだはずだが……ああ、思い
出せない。疲れて敷くのを忘れたのだろうか? いや、そもそも何処に忘れて……?
「……もういいや。全部明日にしよう。
それにしても、昨夜はヘンな夢見たなあ」
ダリアさんの出た夢だ。あまりに生々しくて、恥ずかしい夢だった。思い出し、途端に
顔が赤くなる。やっぱり疲れてる。あんな夢を見ちゃったのが証拠だ。
ポストを開けて、緊急の依頼がないか確認する。何もなければ今日の予定は終了だ。
はてさて、いつも通りダリアさんの手紙だけが、不可解に急ぎたてる内容だった。
「…………」
昨夜の夢が夢だけに、彼女のことを考えるとドキドキする。そうだ、どうせ大した用事
じゃないに決まってる。本人の様子を直に見て、さっさと用事を済ませば、変なモヤモヤ
も晴らせるに違いない。それに万が一、本当に緊急だったら大変だ。
「今日はこの依頼だけ。それでお終い。早く片付けて寝よう」
ちょっと重い足を引きずり、マイスはダリアの家に向かった。
上前次1-新書写板AA設索
更(携帯からメールで投稿する)