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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
182:氷原に咲く花(2)5/6 2010/04/11(日) 14:01:42 ID:wMZw0/yY0 174 名前:氷原に咲く花(2) 5/6 ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 13:21:07 ID:NrAPOfqc 「ソフィアっ、いった…」 上体を起こして近づいてきたマイスに両手を回し、その唇に自分のそれを重ねる。 彼が反応出来ないうちに舌を入れていく。 そのままの状態で腕に力を入れて体を引き倒す。 マイスを全身で感じながら唇を離す。 「ぷはぁっ、ソっソフィアさん、いったい何を」 赤面しつつ彼は自分の行為に驚いていた。服をはだけた姿でいきなりキスしたのだから当然なのかもしれない でもそれは私の理性も同じだった。でも貪欲な快楽がそれを押さえ込んでしまっていた。 ファーストキスの余韻に浸りながらも、両手でマイスのベルトを外し、ズボンを下ろしていく。 そして露わになった局部を、口で一気にくわえ込んだ。 「うぁっ、ソフィアさん、一体…あぁっ」 舌を動かすと口の中でペニスがそそり立つ。彼が感じていることを知り、なんだかうれしくなる。 そのまま舐めていくと、その激しさにマイスが喘いでくる。 「はぁっ、何でこんなっ、くっ…」 それを耳にしてなのか、秘所が再びむずむずしてくる。 手を再び持ってきて触れると、さっきあれだけ出したはずなのに再び愛液があふれてくる。 それでも体は欲情していた。 口を離し、彼のモノを局部に持って行く。 彼が、欲しかった。 全身が、彼を求めていた。
183:氷原に咲く花(2)6/6 2010/04/11(日) 14:03:51 ID:wMZw0/yY0 179 名前:氷原に咲く花(2) 6/6 ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 22:42:37 ID:Up1/Hp8Q 「ソフィアっ、何でこんな…」 マイスが何か言おうとしたが、それに耳を貸さずに二つを重ね合わせた。 「ああっ!!」 秘所が熱さに触れるだけで体から力が抜けていくような気がした。 手の時とは違う刺激が体を走ってゆく。 ぬちゃぬちゃと表面をいじるだけでもう限界だった。 このまま、一つになりたかった。 彼が、欲しかった。 そんな思いを頭に満たしつつ、一気に貫こうとした。 「ソ…フィア…」 いっぱいになった頭にマイスの声が響いた気がした。 はっとして顔を見ると、快楽か辛さで顔を歪めつつも、こちらをじっと見ていた。 「…もう…止めて…くださいっ」 その目に光るのは拒絶の光。 一瞬にして理性が打ち勝ち、思考が冷静になった。 「…私…は……」 私は何がしたかったのだろう。 こんな事をしてまで彼を自分のモノにすることだろうか。 「……違う…」 そうじゃなくて私はマイスの…… 先ほどまでの興奮が冷め、頭を罪悪感と恥ずかしさが満たしてしまう。 …彼を傷つけてしまった。 もう、それだけで限界だった。 気がつくとソフィアは外に出ていた。はだけた服を手で押さえ、その目は涙で濡れていた。 一体私はどうしてしまったのだろうか。 どれだけ自分を責めても、どれだけ後悔しても何も元に戻らなかった。 「…ううぅっ」 いつの間にか降り出した雨が服を濡らし、その寒さが身を刺してソフィアをずたずたにしてゆく。 内外からの痛みが全身から全ての感覚を奪い去ってゆく。 このまま、消えてしまいたかった。 彼にもう会いたくなかった。それ相応のことを自分はしてしまったのだ。 だからもう… 薄れ掛けた視界の中に誰かが現れた気がしたが、もうどうでも良かった。 fin. 180 名前:◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 22:58:01 ID:Up1/Hp8Q 伸ばした上にさらに伸ばしたような感じで申し訳ないです。 後エロ描写がgdgdになってもう嫌だorz 多分おそらく次で決着が付くはず……かも。 実を言いますとこれはTake2です。 初めにソフィアがしてあげる話を作ったのですが、それだと一話に比較して性格が変わる上、 2話連続でエロを書く羽目になりそうだったので書き直したのがこれです。 それでも最初に挿入予定だったのが性格変化を抑えるのに変わりましたが… まあ結局のところ自慰+逆レイプなので素直にやった方が良かったなと後悔している部分もありますが(^^;) ものすごく暴走してるし。 ちなみに冒頭でペルシャの話が出ていますが、オミットした1/6に当たります。 ただネタな上完全にスポットが彼女に当たるので、番外編として明日ぐらいに投稿したいです。 年内に3話は書きたいな……
184:氷原に咲く花(3)1/7 2010/04/11(日) 14:06:58 ID:wMZw0/yY0 376 名前:氷原に咲く花(3) 1/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/17(日) 19:10:17 ID:N1Sj9cZ80 「うん…」 目を擦りながら上体を起こす。 外はまだ暗かった。察するに大体起床時間の1時間前と言ったところだろうか。 また横になろうと思ったが、眠れそうにないのでそのまま起きることにした。 ここ2日、ずっとそれが続いていた。 マイスが「それ」に遭遇してから、一度もソフィアに会っていなかった。 男という性から来るものなのか、記憶を失っていようとも彼女の行為が何を指すかは分かっていた。 叫び声を聞いて飛び込んだ部屋での強引なキス、それに続くフェラ、そして… でも本当は全く理解していなかったのかもしれない、だからあの時追えなかったのだろう。 彼女に襲われたという事実より、何も出来なかった自分が悲しかった。 …それでも、自分はなにもしなかったのだ。 必死に忘れようとして畑仕事に精を出し、鍛冶の素材収集にずっとダンジョンの奥地にこもっていた。 確かに仕事に集中することでその間は忘れることが出来た。 ただおわった後、自分が逃げているという事実か激しく襲ってきていた。 夜、ちゃんと寝付けないのもきっとその性なのだろう。 着替えて畑に降りると、いつの間にか降り出した雨が作物を潤していた。 作業の無くなったじょうろをしまい、ゆっくりとはしごに腰掛けた。 ここに初めて連れられたとき、自分はとても不安だった。 記憶を無くした上、見ず知らずの土地に放り出されて辛かった。 だから早く街の一員になりたくて交流を深くし、悩みなどを解決し、住民達の迷惑となったモンスターをおとなしくさせていく内に、 いつの間にか有角人と住民を仲を取り持つことになってしまっていた。 多分それで自分もようやく街の一員になれたと思っていたし、事実その通りだと思う。
185:氷原に咲く花(3)2/7 2010/04/11(日) 14:07:26 ID:wMZw0/yY0 377 名前:氷原に咲く花(3) 2/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/17(日) 19:11:14 ID:N1Sj9cZ80 でもそれしか頭になかったからなのかもしれない、 彼女の思いとかそういうものに何一つ気付かなかったのは。 「はぁ……」 …もう、考えるのはよそう。 このまま考えても結局自分は何も出来ないのだから。 そう思うことで、気持ちを楽にさせることにした。 「あら、おはようございます。」 梯子を登った彼を出迎えたのはエリザだった。 「朝からお疲れ様ですね」 「…え?」 大樹にすむようになってから住民達が遊びに来ることがあり、彼女もその一人だった。 でもこんな早朝に来ることは初めてだった。 「この部屋、ぬいぐるみ以外に鉢植えなんておいてもいいんじゃないんでしょうか? 花なんかも店でそろえていますよ」 「…どうしたんですか、こんな朝から?」 やっとの事で落ち着き、疑問を口にした。 「…あら、理由は分かっているのでは?」 彼女は驚いているようだったが、目は違っていた。 「……はい」 おそらくエリザは自分が何もしなかったことについて来たのだろう。 「ごめんなさい…」 自然に声が漏れた。
186:氷原に咲く花(3)3/7 2010/04/11(日) 14:08:15 ID:wMZw0/yY0 378 名前:氷原に咲く花(3) 3/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/17(日) 19:16:23 ID:N1Sj9cZ80 「…そう言えば、」 そのまま目線を落として黙っていると、エリザがつぶやいた。 「今日お父様と一緒に都に泊まりに行くんですの。 良い食材が手に入ったのでグルテンさんも腕を振るってくださるそうです。」 初めは彼女の言っていることの意味が分からなかった。 それでも少し考えると彼女の真意が分かった気がした。 「…じゃあそろそろ戻りますね。昼には出かけますから」 そう言ってエリザは部屋から出て行こうとした。 「…あのっ!」 振り向いたエリザに何か言うべきだと思った。場を用意したお礼か、ここまでさせてしまった事に対する誤りか… 「…ありがとうございます」 結局、言えたのはそれだけだった。 それでも彼女に気持ちは伝わったらしい。 「…よろしくお願いしますね」 彼女はそう言って雨の中に去っていった。 昼だというのにドンチャコス邸はひっそりと静まりかえっていた。 家主が出かけているのだから当然なのだが、マイスはここにまだいると確信していた。 エリザが去ってからどうするのか悩んでいた。自分が何をすべきなのか考えた。 でも結局は考える必要なんて無かった気がした。 自分のやることは決まっているのだから。
187:氷原に咲く花(3)4/7 2010/04/11(日) 14:08:50 ID:wMZw0/yY0 380 名前:氷原に咲く花(3) 4/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/18(月) 11:14:17 ID:PHaUJdR20 ゆっくりと階段を上っていき、部屋の前に立つ。 中に人がいる気配は感じなかったが、彼女がそこにいると信じていた。 「ソフィア」 ゆっくりと部屋主の名前を呼ぶ。 しばらくの間をおいて中からか細い声が帰ってきた。 「…帰らないで」 それが逆の意味であったとしても引き下がるつもりはなかった。 だけども部屋に無理矢理はいるつもりも無かった。 逃げかもしれないけども、これが自分の決意だった。 「ソフィア……ごめん………」 決断したはずなのにいざ立つと言葉が出てこなかった。 それでも必死に言葉を紡いでいく。 「…僕が……何も……気づけなくて……」 本当は彼女が大樹の家に泊まったときに気づくべきだったのだ。 それなのに自分は 「…一人で…考えてみて……」 ずっと悩んでいるだけで、 「何も…できなかったけど……」 逃げてばかりだったけど、 「……だから」 向き合わなくちゃいけないと知ったから、 「…………」 ……何なのだろう ここで何を言わなきゃいけないのだろう。でも何を? 甘い言葉を言うべきなのだろうが、なんだかそれを言う自分が許せなかった。 「…っ」 無言で壁をたたく。結局自分は何も出来ないんじゃないかというなさけさが身を苦しめていく。 「……ごめん」 ふと聞こえた声に顔を上げると、いつの間にかドアが開いていた。 数日ぶりに見る彼女の顔は少し窶れ、目元が赤くなっていた。 「…マイスっ」 もう考える必要はなかった。胸に飛び込んできた彼女を強く抱きしめる。 それだけで十分な気がした。
188:氷原に咲く花(3)5/7 2010/04/11(日) 14:11:29 ID:wMZw0/yY0 389 名前:氷原に咲く花(3) 5/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/19(火) 22:40:58 ID:RdGscJS50 …そして、今マイスはベットに座っていた。 ソフィアは「ちょっと待って」だけ言って席を外していた。階下から水温が聞こえるからシャワーでも浴びているのだろう。 何を待つのかを知らないわけではなかったし、いくら記憶喪失だとしてもこの先どうなるかは予想が付いていた。 そしてそれに対しても覚悟が出来ていた 「………」 …訳ではなかった。意識してしまい顔が赤くなる。 それでも、もう考える時間はなかった。 「……」 いつの間にか戻ってきた彼女が体を預けてきた。 服を着るのがもどかしかったのか、ごわついたバスタオルを纏っているだけだった。 さすがにここまでされて、止まるつもりはなかった。 ソフィアの肩に手を当て、そのままベットに押し倒した。 「ふぁっ、ひぁ、あぁんっ」 バスタオルの上からゆっくりと胸を愛撫する。 布一枚隔てているのにソフィアは強く感じているようだった。 それでももどかしく感じるのは、男の性なのだろうか。 「…ソフィア、ごめん……」 一気にタオルを剥がして、今度は直に刺激を与えていく。 「はんっ、あああぁぁぁんっ!」 先ほどよりも激しい喘ぎに一瞬ためらいそうになったが、 「……もっと、お願い……」 ここで止めるつもりはなかった。
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