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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
18:蕪は無慈悲な畑の女王 2009/12/11(金) 13:17:16 ID:LfAy+aOs [sage] 「……で、結局こーなるわけね」 隣には見事なまでに縛り上げられたロゼッタの姿が。 てかこれ、亀甲縛りってヤツですよね。何でこんな妙ちくりんなスキル持ってるんですか。 「ま、大体のいきさつは分かったわ」 分かっちゃったんですか。話が早くて助かります。 「……ミストのやりそうなことだしね。それにしてもラグナ、あんたも災難よね」 さすがは幼馴染というべきか。ミストさんの奇行に対する耐性も人一倍高いようだ。 諦めの早さまで人一倍早いのもどうかと思うけど。 「そうは言うけどさ、アンタこの状況でどうにかできるの?」 「まさか、どうにか出来るんならとっくにどうにかしてますって」 「だよねー」 あっはっは、と乾いた声で笑う被害者二人。奇妙な連帯感が生まれつつあった。 「で、真面目な話、あんた、あたしをどうしたいわけ?」 確かに、ロゼッタまで捕まえて一体何をしようというのか。 まさか口封じのために始末するとか言い出すようなことはないと思いたいけれど。 「そうですねえ、せっかくなんでロゼッタさんには証人になってもらおうかと思ってます」 「証人?」 「ええ、あたしとラグナさんは今夜、晴れて結ばれることになってます。その一部始終を見届けて貰いたいんですよ」 「ちょっ……、何言ってんのよミスト!」 全身緊縛されていることも忘れてミストさんに食って掛かるロゼッタ。 その拍子に、ロープがどこに喰い込んだのやら「うえっ」と声を上げた。 126 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:03:32 ID:S46/WUcR 「と、とにかくっ! こんなバカなこと今すぐさっさと早急にやめなさい。ラグナだって嫌がってるでしょ!」 「え?」 急に話を振られ、思わず気の抜けた声で返してしまう。 「ちょっと待ちなさい、あんたまさかミストの裸見て変な気起こしてんじゃないでしょうね」 ロゼッタが不審者を見るような目つきで睨んでくる。 そう、このやり取りの最中ですら、何故かミストさんはすっぽんぽんのままでいたのだった。 ちなみに僕の下半身もすっぽんぽんのままだったり。 「あら、ラグナさんは別に嫌がってないですよね。ほら、こんなに元気になっちゃって」 そう言いつつ、思い切り反り返った一物を再びつんつんとつつくミストさん。 やめてください、さっき出したばかりですけどもう一回出てきたらどうするんですか。 「ちょ、だから止めなさいってば! ラグナもいつまでもおっ勃ててないでいい加減その……ソレをしまってよ!」 「そんなこと言われましても……」 見てのとおり、こっちも縛られたままなんでどうにも動きようがないといいますか。 「ああもう、ミスト、いい加減なんとかしなさいよ!」 業を煮やしたロゼッタがミストさんに非難の矛先を向ける。 体の自由が利かないにもかかわらず相手に食って掛かるその姿勢には感服せざるを得ないものがあるけど いかんせん今回は相手が悪すぎた。 「まあまあロゼッタさん、そんなに怒ったりしないで。別にとって食おうってわけじゃありませんから」 「普通に怒るわよ! ていうかさっさと服着なさい!」 「んー、もうちょっと待っててくださいね。すぐ終わりますから」 「終わるって、なにがよ?」 「それはですねぇ……」
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