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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
5:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:01:14 ID:LfAy+aOs [sage] 14 名前:ユーニのダイエット大作戦7/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:48:05 ID:XLE6zzK6 今度はラグナが仰向けになる形になりユーニが上からラグナのペニスを持ちしごいていく。 「うっ……うっ…はぁ…」 「どうですか?気持ち良いですか?」 主導権をユーニに完全に渡し、やられるままに感じているラグナ。 いつも宿屋の洗濯や掃除をしているユーニの手は妙に鍛えられていて心地よかった。 射精したばかりだというのに、軽く握られているだけで絶頂しそうだった。 「はいっ…気持ち良いですっ…ユーニさん」 「それじゃあ、いきますね」 ユーニがラグナのモノをしっかりと握り自分の腰を落としていく。 そして、先端を割れ目へと入れていく。 「あっ…はぁ……っ…く……」 徐々に腰を落としていくと子宮口へとぶつかる。 今度はスムーズに入り、あまり痛みをともわなかった。 「それじゃぁ…いきますね…」 その言葉と同時にユーニが体を上下に揺さぶる。 形の良い胸がはずみ、余計にいやらしさを強調しているようだった。 その胸をギュッと鷲掴みし反撃するラグナ。 「いやっ…ああん…っ…あっ……」 思った以上の力でつかまれそれだけで感じてしまうユーニ。 「ラグナさんっ…ラグナさんっ……もっと…もっと……」 腰を激しく動かしラグナの名前を必死に呼び続ける。 「くっ…うううううっ……」 ラグナの方も思った以上の刺激を受けて射精感が頂点に達しようとしていた。 「ラグナさんっ!わたし…ああっ……んんん…」 「ユーニさんっ……」 「ラグナさん、すき…ああっ…んっ……」 「うっ…ああああああああああああああ……」 騎乗の状態でユーニへと精液を再びぶちまけるラグナ。 ユーニも大量の精液を受けて同時に絶頂を迎える。 「やっ、イクっ……あっあっ…あああああああ」 その後、疲れきって眠ってしまったユーニの体を拭いて服を着させて上げラグナも力尽きて眠ってしまった。 気が付くと朝で、既にユーニは帰った後だった。 まるで夢のような出来事だったが興奮は残っていた。ユーニはいつもと変わらず宿屋の掃除をしていた。 「ユーニさん、おはようございます。あの、昨日は…リタさんに怒られませんでしたか…?」 「あっ、はい。なんとか…」 昨日の事を思い出したのか少し顔を赤らめるユーニ。 「そうですか、よかった…」 ラグナもそれを聞いて安心した。 「あの、ラグナさん。これからもよろしくお願いしますね!」 「はい…!」 ユーニの笑顔を見てラグナは仕事へと戻っていった。二人はまだ付き合い始めたばかり。結婚するのはまた後の話。 ただ、ラグナの頼もしい後姿を見てユーニは思った。 (ラグナさん、こんな私を好きになってくれてありがとう…) ダイエットの成功よりも何よりも、大切な何かを得られた宿屋の娘は今日も元気に働く。 〜Fin〜 15 名前: ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:51:13 ID:XLE6zzK6 以上。さて、来年は何を書こうか。 フロンティアと風バザで一本づつ考えてみようかな。 …ということで、来年も良いお年を。 16 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/12/31(水) 21:04:23 ID:6l+QVjCL ユーニ萌えのおいらにとっては、一足はやいお年玉! ありがとうございます! よいお年を
6:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:02:15 ID:LfAy+aOs [sage] 17 名前:STRANGE GANTLEMAN 909[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:51:50 ID:t9cwEGtq ラグナ×ミネルバ 一つの石が投げ込まれ湖面に映り込む月は揺らぎ始める。 波の中に揺れる影はこちらを見ていた。 ため息を一つこぼして褐色の肌を持つ少女は夜空を見上げる。 膝小僧を抱え座り込むと顔をうずめた。 目尻にうっすらと涙が浮かぶ。 自分が何のためにはるばるこの土地までやってきたのかわからなくなってきていた。 それというのもあの男のせいなのだ。あのボケーッとした顔を思い出すだけで胸の奥が波立つ。 つい先日まではこんな気持ちになることはなかったのに。 一番大事なものが何かといえば揺るぎないものがあった。 胸を張って答えられる自信があった。 今はもうわからない。 一番傍に居たいと思い続けてきた人の為にここまできたのに。 一番傍にいてほしい人が違う人だったなんて、今更、そう、今更なのだ。今更、どうしようもないのだ。 しんしんと雪が降り積もる中ラグナは先日の吹雪で荒廃した畑の手入れをしていた。どこから湧くのだか切り株だの大岩だのがみっしりと集まっている。 ラグナは手慣れた様子で斧を宙に放り投げると自身も跳躍し斧を空中で掴み縦回転しながら落下の勢いを利用した一撃を振り下ろす。切り株は一撃で弾け飛び十数本の木片と化した。 「……それってほんとに農作業なの?」 声の方向へ振り返ると自宅の軒先に褐色の肌をした少女が佇んでいた。呆れたような珍しいものでも見るような眼差しをこちらに向けている。 「ミネルバさん、おはようございます。今日も寒いですね」 「あのね、冬だから寒いのは当たり前なのっ、せっかくレディが訪ねてきたのに他に言うことはないの?」 「厚着しないんですか?」 「うっ……。い、いいの! ミネルバはこの格好が気に入ってるんだから! それにラグナだってそんなに変わらないじゃない」 「あはは、体を動かしてるとこれでもときどき暑いくらいです」 「そりゃあんな曲芸みたいなことしてればそうかもしれないわね。あんな風に切り株割るの余所で見たことないよ……」 「こうすると切りやすいんですよ」 「……ラグナも相当変わり者ってことね」 「ところでミネルバさん、何かご用でしょうか」 「べ、別にないわよ。用がなかったら来ちゃいけないっていうの?」 「いいえ、聞いてみただけです」 「そ、じゃあさっそくお茶の一つでも出していただこうかしら?」 18 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:53:05 ID:t9cwEGtq 「お茶受けはいつものでいいでしょうか」 「そうね、今日は栗きんとんもつけてほしいな」 ミネルバは軽く首を傾げ片目をつむって目一杯可愛らしく見えるようにウインクをした。これで乗せられない殿方はいない、筈なのだが。 「それだとリラックスティーより緑茶の方がよさそうですね。ちょうど緑の草がいっぱいありますよ」 いたって普通の反応。 生来の朴念仁なのか血統書つきの天然なのかこの少年に対してはいまいち効果が発揮できない。 (なんだか自信なくなっちゃうなあ……) それでもこの少年の作る栗料理にはちょくちょく通うだけの価値があるのだからタチが悪いと言える。 中でも見た目は最悪だが味は絶品というミステリーフードが格別なのだ。似たような見た目のものは自分でも作ったことはあるだがそれとはまったく異なる味わい。それこそ月とトータスほどに違う。 かつて誕生日に姉が初めて作ってくれた料理がこれとよく似ていた。それとも違う味なのは作った人の個性だろうか。 「うーん、美味しかった♪」 「お粗末さまでした」 「じゃあお昼にまた……っくしゅ!」 派手にくしゃみをした後に寒気が襲ってきた。肩を抱くと自分が軽く震えているのがわかる。 「ミネルバさん、大丈夫ですか!?」 「ぐす……風邪ひいたみたい……夕べ夜更かししすぎたからかなぁ……」 「早く帰って寝た方がいいですよ」 「うぅ……ミネルバにお昼ご飯持ってきてくれる……?」 「持って行きますから、早く休んでください。送っていきますから」 「えへへ、約束だからね……」 ミネルバはラグナに支えられながらなんとか歩くことができた。 ラグナがドアを開いた瞬間凍えるような強風が吹き込みミネルバは身を縮めた。外は吹雪になり始めていた。後数分もすれば数メートル先さえ見えない猛吹雪となるだろう。 大きな音を立ててドアがしまった。 一気に吹き込んだ風で更に体が冷えたのかミネルバは強い脱力感にみまわれた。 きつく閉じていた目を開き見上げると心配そうにこちらを見下ろしている顔があった。できればそんな顔をしないでほしい。自分に対して向けて欲しいのはそんな表情ではなく……もっと…… 徐々にまぶたは重くなり、ラグナの顔も遠ざかっていった。
7:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:06:27 ID:LfAy+aOs [sage] 19 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:53:51 ID:t9cwEGtq 姉が小さい頃から願い続けてきた理想が自分には理解できなかった。 なぜ願うのかも理解できなかった。 姉が自分のもとを離れた理由もいつまでも理解できなかったし、姉が傍に居なくなってからの自分はもっと理解し難かった。生まれたときから傍にいたというのに。 その距離を縮めたくて必要以上にひっついていたのかもしれないと今では思う。 時が経つほどにその距離は広がっていき、ついには本当に彼女は自分のもとからいなくなってしまった。 昔故郷の国の森で迷子になったとき、泣きじゃくっていた幼い私は何度も姉の名を呼んでは返って来ない返事を待ち続けていた。 森の空気の冷たさと言いようのない心細さと深みを増す暗闇の中で座り込んだままどれだけ時が流れたのか。 自分を呼ぶ声を期待しながら待ち続けていたのはそうしていれば姉が迎えにきてくれると思ったからだった。 ああそうだ、あの時私は迷ったんじゃない。 自分で……森……へ…… そして私はそのまま…… 20 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:55:14 ID:t9cwEGtq 衣服に染み込んだ寝汗の冷たさを肌に感じると無性に裸になりたくなった。半分まどろんだ頭にはまだいくつかの映像が焼き付いていた。だんだんと夢の内容が曖昧になっていき断片的にしか思い出せなくなったころ階段を昇ってくる足音がした。 「あ、ミネルバさん、起きてたんですね。牛乳がゆを作ったので晩御飯にしましょう」 ラグナはベッド脇の台に鍋を置くとミネルバの額にそっと手を当てて熱を計った。ミネルバは一瞬自分が子供に戻った気がしてくすぐったくなった。 「よかった。風邪薬が効いたみたいですね」 「え、覚えてないけど……」 「寝ているミネルバさんに飲んでもらうのは大変でした」 ミネルバはかぁーっと顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。 「レ、レディが寝ているあいだに勝手に何か飲ませるなんて!」 「き、緊急事態でしたから……」 「もう、バカバカバカバカーっ!!! そ、そんなの起きてからでいいじゃない!」 「す、すいません。ミネルバさんがあんまりうなされてるものでしたから」 うなされていた理由自体は多分違うのだが、それを訂正できないほど夢の記憶は不確かになっていた。 ミネルバはラグナを半ば睨みつけるように見据えた。 「いい!? 今回は仕方がなかったと思ってあげるけど、次やったら百たたきだからね! ……もう」 ミネルバは腕を組んでため息を吐くと牛乳がゆをいそいそと小皿によそっているなんともデリカシーに欠ける少年に向けて不満のこもった視線を向けた。 きっとこの底抜けのお人好しはそんな目線に気づきもしないだろう。 だが、それもこれも好意というか善意というか、素朴な優しさからくるものだというのはわかる。 わかるのだが、それは向けられる側にとっては、少なくとも自分にとっては、たまらなくくすぐったいというか、有り体に言うと恥ずかしすぎるのだ。 「はい、ミネルバさん、どうぞ」 ニコニコしながら牛乳がゆを差し出してくる。素直に受け取る気にはなれない。しばらくそっぽを向いているとラグナは困った顔を見せた。 ちょっぴりの罪悪感と、ちょっぴりの優越感。 子供っぽい支配欲だとは思うのだが、この少年の前で大人で居続けるのはなかなかに難しいのだ。 「どうすれば食べていただけますか?」 この言葉を待っていた。
8:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:07:33 ID:LfAy+aOs [sage] 21 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:57:13 ID:t9cwEGtq 「ねぇ、ラグナ……」 うつむいて目一杯乙女の恥じらいを演じる。 肩を寄せ軽く握った右手で口元を隠す。 ラグナもこちらの様子の変化に気づいたようで、小皿を手に固まったままこちらをじっと見つめて言葉を待っている。 「 ……ところで……さ……」 ちらりと視線だけ向ける。 「どうやって……飲ませたの……?」 自分が何を言わんとしているのかラグナには伝わった筈だ。あとは反応をじっくり見て楽しませてもらうだけだ。 「え……?」 「た、例えば……その……くち……うつしとか……///」 すっと視線を外し意味深な空気を演出する。 視界の外でラグナがどんな顔をしているか想像しただけで頬が緩みそうになる。それを必死でこらえる。 だがここではっと気がついた。 もし本当に口移しで飲ませていたとしたら? ラグナに限ってそんなはずはないと自分に言い聞かせるのだが頭の中では寝ている自分に唇を重ねるラグナの姿が意に反して勝手に浮かび上がる。 口内に差し入れられる舌が自分の舌と触れ合い錠剤を互いの舌で弄んだあと唾液を流し込まれそのままゴクリと飲み下し…… そこまで想像した途端顔面が火にでもあたったかといわんばかりに熱くなった。たとえの一切を抜きにして顔が真っ赤になる。 もしかして本当に口移しだったのかもしれない。もしそうだったらどんな態度でいるべきだろう。怒ろうか、それとも泣くべきだろうか? むしろ自分はその結果を期待しているのではないか? 実はラグナをからかってやろうと思っていたのではなく、加虐心によるものでもなく、自分の願望か何かで答えを引き出そうとしていたのではないか? 心臓の脈打つ音がいよいよ聞こえようかというころ。 「鼻をつまんで水で流し込みました」 ほのかな期待は打ち砕かれ、次の瞬間思わず手が飛んでいた。 22 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:58:09 ID:t9cwEGtq 「バカッ! バカバカバカバカバカバカバカーッ!!!! そういうときは、嘘でも、したって、言わないと、いけないの!!!!」 「す、すいません……」 「謝ってもダメ! ダメだからね!」 激しい剣幕に狼狽えるラグナ。 自分の怒りがどれだけ理不尽なのかわかってはいるのだが、矢継ぎ早に飛び出す言葉を止めることができない。 「すいません……」 落ち度などまったくないというのに謝るラグナを見て胸が痛む。 本当はそんな顔などさせたくはなかったのに。 それでも気持ちは収まらない。身が引き裂かれるような思いは自分を放してはくれない。 「ラグナはほんとはミネルバのことが……嫌いなの? ねぇ、答えて……」 「そ、そんなことは!」 「だったら……ミネルバのお願い、聞いてくれる……?」 一連の流れの中で行き着く先がはっきりする。 「な、なんでしょう?」 今ならどんなわがままも許される、そんな確信めいた予感と暴走する欲求に歯止めをかけられない歯がゆさとが交錯する。今ならどんなタブーもタブーにはならない気がした。 こうなったら後戻りはできない。口に溜まった唾をゴクリと飲み下し、声を絞り出す。 「き……キスしてくれたら……許してあげる……」 ラグナの目を正面から見ることができず顔をぷいっと逸らしてしまった。 いったいどんな表情をしているのだろう。驚いているのか、呆れているのか、もしかして変な奴だと思われたかもしれない。 もしそうなら明日からどんな顔をすればいいのだろう。 もし嫌われていたら。早まったかもしれない。焦り過ぎたのかも。 突拍子もないことを言ってしまった後悔と焦燥からラグナの顔をまともに見ることができない。 ミネルバはぎゅっと目をつむりラグナの言葉を待った。
9:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:07:58 ID:LfAy+aOs [sage] 23 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:59:22 ID:t9cwEGtq 言葉は返ってこなかった。恐る恐る目を合わせるとそこには真剣な表情のラグナがいた。 なぜそんな表情をしているのかわからない。想像だにしなかった。 こんな表情は見たことがない。 いつもどこかふわふわしていて時々何も考えていないんじゃないかとさえ思えるような脳天気な少年だと思っていた。 ラグナは普段どんな時にこの表情を見せるのだろう。今のラグナは外見よりも大人びて見える。 気持ちの真剣さが滲み出ているようだ。 そんな想いを込める言葉とはなんだろう。ミネルバにはわからなかった。 「ミネルバさん……」 「う、うん……」 「初めてなので上手くできないかもしれませんが……がんばります」 なんともくだらない理由もあったものだ。 だが、そんな理由でここまで真剣な表情ができるのもラグナくらいだろう。 拍子抜けしてしまったものの、決して失望させるものではなかった。 頭の中が真っ白になり、次いで口元がほころんだ。何も考えることができないままつい笑ってしまう。 相変わらず真剣な表情のラグナ。 それなのに胸の鼓動は先ほどよりも一層高鳴っている。胸に手を当てると心臓が暴れているのが感じ取れた。 「下手だったらやりなおしだからね……」 いじわるっぽく笑い、次いで瞳を薄く閉じながらおずおずと唇を差し出す。 肩に手が置かれる。 触れられた肩からラグナの体温が伝わってくる。肌と肌が馴染み合い互いの温もりが混ざり合う。 唇と唇が触れ合おうかというところで瞳を閉じきった。唇と唇が交わった瞬間、牛乳がゆの香りがした。 舌と舌が絡み合い互いの歯をなぞり合う。 ラグナから差し入れられた舌を唇ではさみ舌先でチョロチョロと弄ぶ。 お返しに差し入れた舌はちゅうっと吸われ唾液を飲まれてしまった。 密着していた唇を半分ずらして隙間をつくり舌と舌を押しつけ合うとヌルヌルと滑った。吐息と口内の温もりが交わされ白い煙となって冷たい室内を舞う。 手と手を合わせ指と指を絡め合う。 うっすらと涙が浮かび上がって頬を伝わり落ちた。 何分間そうしていたかわからない。 ゆっくりと唇を離すと、思わず衣服に手をかけていた。 さりげないアピール。 寒さなどまったく気にならないほどに熱気をおびた身体が疼き、そのまま僅かに衣服の裾をずらして素肌をあらわにする。 ラグナの手が添えられそこから奥へと遠慮がちに進んでいく。 24 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:00:12 ID:t9cwEGtq 肉親以外は誰も触ったことのない身体にラグナの手が這わされていく。 それにつれてずり上がっていく上着。 裾に手がかけられめくられていく。 褐色のお腹があらわになり、次いでみぞおちが、胸が明らかになる。 胸のすぐ上で一旦中断され、脇を抱えられるようにして衣服がささえられる。生まれて初めて異性の目に乳首を晒している。 ミネルバはまともにラグナを見ることができず思わず上目遣いになる。 誉められたものではないが自分の身体はエルフの国でも一二を争う未熟さだ。ラグナががっかりしたらどうしようと不安がよぎる。 「へ、変じゃない……? お、お姉ちゃんみたいにスタイルよくないし……」 「全然変じゃないです、とってもかわいいですよ」 「そ、それってどういう意味?」 「とてもスレンダーできれいです」 「ラグナは……このくらいの方が好きなの?」 「あはは……実はそうです」 「そうなんだ……ちょっと、得した気分かも♪ 男の子ってみんなおっきい方が好きなんだと思ってたなぁ。それともラグナが特別なのかな? えへへ」 ミネルバはラグナの首に両手を絡めると猫のように額を擦りつけて甘えてみせた。 「特別なラグナには特別に触らせてあげる♪」 「あ、その前に、舐めてもいいですか……?」 ミネルバはどきっとする。 「な、舐めても味なんかしないわよ……ま、まぁいいけど……ひゃっ!」 言い終わるのを待たずにラグナの舌先がミネルバの乳首にあてがわれた。チロチロと舌先で弄ぶとそのまま口に含んで軽く吸い上げる。ほんのわずかな膨らみがミネルバの呼吸につれて上下し、ラグナの鼻先に押し当てられる度にふにゅっとたわんだ。 「く、くすぐったいよ……」 「じゃあこういうのはどうでしょう」 ラグナはミネルバの乳首を甘く噛むと舌先で先端を刺激する。 「ちょっと……まっ……待って……噛んじゃだめ……っ」 コリコリという音の中ミネルバの呼吸は荒くなっていく。 「ラグナ……なんだか……変な気持ちになるよ……」 「気持ちいいですか?」 「なんていうのかな……ミネルバはラグナに舐めてもらうの……ちょっと好きかな……んっ……」 ビクンと身体を震わすと肩をすくめて大きく息を吐く。 ラグナの指がスカートの中へと伸びかけたところでミネルバが制した。 「ラ、ラグナ……そろそろ、ミネルバの順番だよ……代わって……?」
10:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:10:18 ID:LfAy+aOs [sage] 25 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:01:13 ID:t9cwEGtq ミネルバはラグナの股間にある膨らみに軽く手を乗せ恥ずかしそうにしながらラグナを見た。 先ほどまでの見られる恥ずかしさとは違う恥ずかしさがこみあげてくる。 「え、えっと……ぬ、脱がせるからね?」 ラグナのズボンを少しずらし中を探ると熱く火照った突起物が手に触れた。そっと両手で包むと熱を帯びていて、表面はとても柔らかいのだがすぐ奥は固く芯のように弾力があるのがわかった。 下着から引き出しズボンをさらにずらすと先端があらわになる。 初めて見たそれは濃いピンク色でやや反り返っており先端の縦スジから透明の液体がわずかにこぼれていた。 何か別の生き物のようにも見えたが、不快感は感じなかった。これがラグナの体の一部だというのが意外でもあり、先端の刺激に合わせるようにかすかに身じろぎするラグナを見ていると少しだけ可愛いとも思った。 よく締まって余分な筋も肉もないラグナの体はここ以外は自分達とそう変わらないようにも思えた。 触れる度に苦しそうに震えている。手よりも柔らかい部分で触れた方がいいのだろうか。 そう感じて、ミネルバはおずおずと自分の舌先を先端のスジになった部分に優しくあてがった。 ラグナの体がピクリと反応し、息づかいが大きくなるのが聞こえた。 チロリ、チロリと舌先で愛撫し、時々舌の腹をそっとあてがう。その度にもらされるラグナの切なげな吐息が正解を知らせてくる。最後に軽く口づけをするとミネルバはラグナの顔を見上げた。 「ミ、ミネルバさん……」 「ど、どう……? ラグナは……ミネルバが舐めるの好き……?」 「す、好きです……ミネルバさん……」 ミネルバは自分の顔が耳まで赤くなるのがわかった。 「そ、そんな言い方されると、は、恥ずかしいよ……で、でもよかった……気に入ってもらえて……」 「今度はぼくの番ですね」 「え……あ……う、うん……で、でも、匂いは嗅いじゃだめだからね? お、おしっことか……出るとこだし……」 「あはは、でもミネルバさんの匂いならおしっこでも僕は好きです」 「だ、だめだめだめだめーっ! ち、違うところにしてよっ」 「じゃあお尻にしてもいいですか?」 「も、もっとだめ! ラグナのバカ!」 「あはは、じゃあ、仰向けになってください」 「……ラグナのエッチ……」 26 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:01:59 ID:t9cwEGtq 言われるがままに仰向けになると両手を胸の前で軽く重ねる。脚はきゅっと閉じるのだがスカートの丈が短いせいでどうしてもお尻が少し見えてしまう。ラグナの視線を感じて余計に恥ずかしくなる。 ラグナがスカートの両端を持ってめくり上げるとミネルバは胸元で重ねていた両手で口元を隠し、きつく目を閉じて恥ずかしさに耐えた。下着は股間の部分だけが少し湿り気を帯びていて縦のスジがうっすらと浮かび上がっている。 「や……やぁ……」 ミネルバは嫌だと言おうとするも息をするのに精一杯で声にならない。 ラグナの腕が太ももと股間の間にあるわずかな隙間にするりと割って入り、ミネルバはほとんど抵抗することもできず両脚をお腹の方へ倒されると這い上がるラグナの手に押し広げられお腹と股間をさらけ出した。 叫びたいほどの恥ずかしさで逆にまったく声が出ない。息が止まりそうなほど心臓は脈打っている。 割れ目の上端にラグナの人差し指の腹が当てられ前後上下に動かされる。起伏がフニフニと変化する。 もはや自分が何をされているのかも曖昧になりながら感覚だけは鋭敏にラグナの指使いを感じ取っていく。 頭の中では一つの名前だけが繰り返し叫ばれる。他の一切が意識から失われていく。 下着の上端に指がかけられスルスルと引き下ろされ、太ももにひっかかって止まる。途端に汗が湯気となって舞い上がり女の子の匂いがラグナの鼻先まで立ちのぼる。 ラグナは下着の両端を親指の根元でひっかけると膝上までずりあげた。 「ひゃぅっ……」 ミネルバがかすかに嬌声を上げ身じろぎする。 ミネルバの秘部には縦スジが一本だけスッと通りそれがお尻の穴の少し手前まで続いている。割れ目の部分だけにほんのわずかな膨らみがあった。陰毛はなくつるっとしていて普通の皮膚と同じような質感をしていた。 「ミネルバさんのここ、すごくすべすべしてますね」 「こ、子供っぽいってこと……?」 「いいえ、とてもきれいだと思います」 故郷の同年代の中で一人だけいまだに生えていないことがコンプレックスだったのだが、それくらいで自分を子供扱いしないラグナに少しだけ心の中で感謝する。それも単なる気遣いではなく本当にそう思っているという本人にすら自覚がないような優しさが嬉しかった。 「ラグナは……ミネルバのこと好き?」 「え……?」
11:名無しさん@カブ好き 2009/12/11(金) 13:10:48 ID:LfAy+aOs [sage] 27 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:03:31 ID:t9cwEGtq 「ミネルバはラグナのこと……大好きだよ……」 「ミ、ミネルバさん……」 「ミネルバはまだ……言ってなかったから……」 「ミネルバさん……ぼくはあなたが好きです……ですから……ぼくと……」 ラグナが言いかけたところで唇に指を添えてミネルバは制した。ふるふると小さく首を振る。途端に不安げな表情を浮かべるラグナにミネルバは言い聞かせるように言った。 「もっとロマンチックなときに聞かせて欲しいな……今はその……エッチすぎるから……」 ミネルバが思わず浮かべた照れ笑いに、ラグナも同じ照れ笑いを返す。 「レディが喜ぶような、素敵な夜にしてね……」 「はい……絶対に後悔させません」 「えへへ……じゃあ……ここからはラグナの好きにしていいよ……ラグナはどんな風にするのが好きなのか、ミネルバに教えて……?」 「後悔しても知りませんよ?」 微笑んだあと、ラグナの顔が脚の向こう側へと隠れ太ももが左右に開かれる。いつの間にか下着は左足から抜けていて右足首に引っかかっているだけだった。 思わず手で隠そうとしたがラグナの方が早かった。 ラグナの舌がスジへあてがわれるとそのまま押しのけるように先端を奥へとうずめていく。 くすぐったいような感覚のあと、股間に突然経験したことのない快感が走った。 ラグナが舌先でスジの中に隠れたほんのかすかな突起をなぞるとミネルバの体は激しくのけぞった。 奥歯がカチカチとぶつかり下半身全体の震えが止まらない。自分が何をされたのかわからないまま、ラグナが舌を上下に動かす度に言い知れぬ快感がこみ上げてくる。 「ら、ラグナ、ラ……グナ……や、やめ……やぁ……ひぅ……んあぁっ!」 口元がだらしなく緩み唾液がこぼれるのを抑えることができない。ぴちゃぴちゃとラグナが割れ目を舐める音だけが聞こえてくる。 ラグナがミネルバのスジを開くと奥から出てきた粘液と唾液が混ざり合いラグナの舌との間で糸を引く。 一番上には小ぶりな突起があり、その下に小さな穴、その下には上の穴より少し大きいくらいの穴がある。 ラグナが一番上の突起を舌の腹でこするとミネルバはひときわ大きな喘ぎ声をあげた。 強すぎる刺激にミネルバの意識が遠のきかけたとき、快感の波は徐々に落ち着き緩やかになってきた。 ミネルバがうっすら目をあけるとぼんやりと心配そうなラグナの顔が見えた。 28 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:04:23 ID:t9cwEGtq 「ここはまだ早いみたいですね……」 「……ごめんね……ラグナ……」 「気にしないでください、ゆっくり慣れればいいと思います」 「だ、ダメだよ……ミネルバだけでなんて……いやだよ……」 「ミネルバさん……?」 「もう平気だよ……ラグナ……きて……」 ラグナが衣服をすべて脱ぎ終わるのを見届けてミネルバは両手を差し出した。指と指が再び絡み合いミネルバの頭の隣に置かれる。 枕に頭を乗せると楽にラグナを見上げることができた。同時に、ラグナの全身も一望できる。ラグナの腰が浮き上がり、陰茎が重力と自らの固さの釣り合いでふるふると震えるのが見えた。 そのままミネルバの下腹部に着地すると割れ目をなぞって下り、下端までたどり着いたところで前へと進み始めた。 割れ目の外側がぷくりと広がりラグナの陰茎が奥へ奥へと入ってくる。 未発達の陰唇を割って亀頭が完全に収まる。 触れ合った部分が粘液による密着と潤滑によって吸い付き合い拒むことなく受け入れていく。 「は……ぁ……入って……」 途中何度かキツくはなったものの二人で呼吸を合わせて少しずつ受け入れていくことで痛みはほとんどなかった。 ミネルバは内側の一番奥にラグナの陰茎の先端がくっつく感覚がして目を細め深呼吸した。 ぴったりと合わさっているものの、余裕はまったくなくわずかな身じろぎで胎内に圧迫感を覚える。 ラグナが腰を引いて少しずつ陰茎を抜くとその周りについた愛液の中にうっすらと赤いものが混じる。 いつの間にかミネルバの目尻には涙がたまっていてかすかに頬を伝った。ラグナが繋いだままの手の甲で拭ってくれる。 「ホントに……ラグナがミネルバの中に入ってるんだね……中でピクッて動いてるのがわかるよ……」 「ミネルバさんの中キツくて……気を抜くとあっという間に出してしまいそうです……」 「え……何が出るの……?」 「あれ……もしかしてミネルバさん……」 「し、知らなくて悪い……?」 知らないことが悪いとは思わなかったけれどもそんなに意外そうな顔をされると面白くない。それほど重要なことなのだろうか。 「い、いえ、悪いなんてことは」 「じゃ、じゃあ教えて? 何が出るの……?」 「白い液が……その、精液っていうんですけど」 「出るとどうなるの……?」 「えー……と……赤ちゃんが……できます」 「え……!?」
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