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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
85:二人で店番 2009/12/13(日) 21:58:20 ID:kh1UIBdU 419 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:30:11 ID:PsD2U2vH 声の震えるロゼッタさんに対してのんびりとした返事をするミストさん。ここからではわからないけど、おそらくちゃちゃっととは選んでいないだろう。 ミストさんはいつだって自分のペースを崩さないのだ。 そんな状況に僕の中の悪戯心はむくむくとふくれあがってきた。ロゼッタさんが恥かしさに顔を赤くしているところを見えないのは少し残念だけど、そこは声を聞いて楽しむとしよう。 ロゼッタさんの抵抗を力で破り、とうとう鼻先が柔らかな布にふよんと届いた。 「ひっ――」 「今日はペペロンチーノにするんですよ。アネットさんがお好きだというので……あ、ロゼッタさんも来ますか? ご馳走しますよ」 「んぅっ、ふ、ふぇ、え、えぇいいわね。お店終わったらお邪魔しようかしら――ひぁ」 「あぁ、でもそうなるとロゼッタさんの好きなものも作った方がいいですよね。なにがいいですか?」 「い、いや、あの……んくっ、わ、私のことはいいから。んぁ、き、気にしないで……」 「そうですか? でも一品だけではさびしいですよねー……何かデザートでも作りましょうか?」 ロゼッタさんが今どういう目にあっているのか、知って知らずかミストさんは長々と話を続けている。 彼女に見つからないように隠れていたのだが、今はミストさんに感謝しなくてはいけない。なんていったって今の行為は第三者がいてこそ盛り上がるのだから。 鼻から思いっきり息を吸うとロゼッタさんの匂いが鼻腔から突き抜けて、頭の奥まで満たされていく。 汗のような匂いとほのかに甘い匂いが交じり合って、なんとも言いがたい不思議な匂いが充満していた。 僕はその匂いにつられ、鼻を押し当ててただひたすらに嗅ぎまわす。なんだか犬になったような気分だった。 「やぁ……あ、ひぃっ、お、おねが……やめ……」 「あら? にんにくはどこですか? ありませんねぇ」 「んーっ、ん、くぅ、はぁ、ひゃぁ、あ、あぁ……」 「ん〜どこでしょう? にんにくがないと作れないのですけど」 「あぅ……はぅ、ん……ひ、や、やぁ……」 吸っても吸っても匂いは尽きることない。スカートと太ももに包まれたそこは空気がこもっていて、息をするたび熱が上がっていくようだ。 僕の方も熱が上がっていく。頭にどんどんとたまっていくロゼッタさんの匂いにくらくらと酔い始めていた。 「……さん? ……ッタさん」 「ぅんっ、ん、ふぁ、いぁ……」 「ローゼッタさーん」 「ひゃ! な、なに? どうしたの?」 「もう、さっきから聞いているのにお返事してくれないんですから。にんにくはどこですかって」 「へ? あ、あぁにんにくね……にんにく……んくっ、そ、それならあそこの棚にあるっ、うぅ、わよ」 「あら、ありましたね。ありがとうございます」 酔っているのは僕だけでなく、ロゼッタさんも意識が散っていたようだ。いや、ただ単に股間の方に気が回っていただけだと思うが。 しかし熱がこもり、充満していく空間の中で呆けた頭ではまともな判断は出来ないようで、僕はちろっと出した舌を白い布に押し当てた。 その瞬間、ロゼッタさんの足がぴくんっと反応した。
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